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「絶対に納得できない!復職するまで闘い続ける!」
医薬品を製造・販売するメルスモン製薬から、14年勤続・19回もの雇用契約更新を重ねた実績をないがしろにされ、昨年9月15日、雇い止め・解雇された全国一般東京東部労組の島津葉子さん(労働相談支部)が、5月9日にだされた労働審判結果に異議を申し立て、5月16日、本裁判に移行しました。同日、菅野存・東部労組委員長、矢部明浩・同書記次長、原告代理人の河村健夫弁護士とともに東京地方裁判所で提訴手続きを終えた島津さんは、そのまま厚生労働省で記者会見に臨みました。
東京地方裁判所民事第36部から下された労働審判の内容は、「申立人(島津さん)と相手方(会社)は、申立人と相手方との間の労働契約が、平成29年(2018年)9月15日に終了したことを相互に確認する」「相手方(会社)は、申立人(島津さん)に対し、本件解決金として300万円の支払い義務があることを認め、これを直ちに持参し、又は送金して支払う」(それぞれ調書主文より)というもの。
不当解雇撤回とバックペイの支払い、そして原職復帰を求めて労働審判を提起し、一貫して復職あるのみと主張を展開してきた島津さんの意志がまったく反映されず、会社側が持ちだしてきた和解案をほぼ丸のみしているばかりでなく、かんじんの解雇の法的位置づけにつきその判断を回避するという極めて不当かつ異例な中身でした。社会の耳目を集めた労働契約法第18条の「5年無期転換ルール」に真っ向から挑戦する会社の姿勢に対して何ら言及せず、それどころか、現在安倍政権が目論んでいる「解雇の金銭解決」にも司法サイドから側面支援しかねない、著しく反社会的なしろものと言わざるをえません。
島津さんは、会見で「2018年9月15日に雇用契約が終了した確認などしていないし、会社による不当な扱いの撤回・復職だけを求めていたのに、こんな結果になるなんて、本当に本当に悔しく思います。こんな不当な審判は絶対に納得できません」とあらん限りの悔しさをぶつけ、「これからも不当な雇い止めを撤回し、復職するまで闘い続けていきます」と改めてその決意を披瀝しました。
メルスモン製薬は島津さんを職場に戻せ!
裁判所は労働者の声を聞け!不当審判を許さない!
島津さんと東部労組は本裁判で敢然と闘うぞ!
動画・怒りの記者会見 メルスモン製薬の島津さん労働審判に抗議し本訴!