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9月23日、東部労組HTS支部と阪急トラベルサポートとの団体交渉が行われました。
HTS支部の会社・行政に対する粘り強い要求・闘いの結果、5月の団体交渉で会社は、組合の要求に基づき「アサインされたツアーのない期間」(形式上の雇用契約のない期間)についての休業補償(「みなし休業補償」)を行う旨を表明し、それが現在まで実施されています。
【経過】
・【新型コロナ関連】【派遣添乗員の生活を守れ!】HTS支部 「みなし休業補償」の実現をかちとる!
・【新型コロナ関連】【派遣添乗員の生活を守れ!】厚労省が「みなし休業は助成金の対象」との通達
この「みなし休業補償」も対象となる雇用調整助成金の特例措置は9月末まで、とされていましたが、それが年末まで延長されると報道されました。
これをうけ、組合はこの日の団体交渉で「みなし休業補償」の続行を求めました。
この組合の要求に対し、会社は「みなし休業補償」の続行を表明。労働組合の闘いでまた一つ成果をかちとることができました。
ただ、会社が行っている「みなし休業補償」の水準は依然として添乗員の従来の収入水準に即したものではありません。
HTS支部大島組合員でいえば従来の月収の半分以下という水準です。「実態に即した生活保障を」と組合はこの日の団体交渉で「みなし休業補償」の水準底上げを改めて要求しました。
会社によると阪急トラベルサポートの月給正社員は現在、輪番で休業を実施しているとのことでした。しかし、これも会社によれば、休業した場合であっても従来の月給が支払われる、とのことでした。
阪急トラベルサポートという企業を支えているのは正社員も添乗員も同じです。なぜ添乗員に対する補償は「月収の半分以下」という水準なのでしょうか。
「差別であり是正すべきだ」。組合は強く訴えました。
全国の添乗員のみなさん・旅行業界で働くみなさん
新型コロナウイルスの影響をめぐる会社の対応で疑問・お困りのことがありましたら東部労組・HTS支部にご相談ください!
添乗員の生活保障に資する「みなし休業補償」をみなさんの会社でも実現させていきましょう!
ぜひ東部労組・HTS支部にご相談ください!
【連絡先】
電話03-3604-5983/03-3604-1294
mail:info@toburoso.org