会社、未払い残業代の支払いを一切拒否
5月14日、JTBサポートとの第2回団体交渉が行われました。
組合からは当該の女性元添乗員と組合本部役員3名、会社側は小松崎総務部次長はじめ3名の出席でした。
<「事業場外みなし労働」の根拠なし>
会社は前回2月29日の団体交渉で未払い残業代の支払いを拒否しました(詳細はhttp://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/b985ce478ac35da5f69ed5ce400ca095)。
それを受け組合側からは事前に、
1.JTBサポートでは08年4月から賃金体系を見直し、「残業代」を賃金に反映させるようにしたが、08年 4月以降と同3月以前においてツアーの内容に違いがあるのか説明せよ
2.組合員がJTBサポートに在籍中、「事業場外みなし労働」の説明と書面での明示がなかったにもかかわらず、今になって「事業場外みなし労働であった」と説明する根拠と理由を説明せよ
との要求を行っていました。
これに対する会社の回答は、「事業場外みなし労働」を理由づけるものではまったくありませんでした。
1.については、
・現在と過去、企画内容は変化しているが、ツアーに違いはない。
・賃金体系の変更はあくまでも、逐次行っている添乗員の処遇改善の一環である。
2.については、
・労基法38条の2と基発が根拠。
・ただ、書面での明示はしていなかったし、添乗員を規定する就業規則にも記載はない
<「添乗員の労働は平均8時間」?>
また、会社は、「添乗員に時間管理の自己裁量はない」(=事業場外みなし労働は適用できない)としながら、その一方で「添乗員の労働は平均すると8時間以内で収まっている。だから時間外労働は存在しない」という主張をしました。これはもはや「事業場外みなし労働」の概念ですらありません。むしろ「変形労働時間」の概念です。
「添乗員の労働は平均すると8時間以内」ということは、少なくとも旅行業約款で「サービス提供時間」とされているのが12時間である以上、1日3時間、4時間、5時間のツアーがあるということになります。そんなツアーがあるというのでしょうか。あまりにも添乗員の労働の実態を無視した主張です。まさに、残業代を払わない「ための」主張以外のなにものでもありません。
<深夜労働は「把握していない」>
また会社は、たとえ「事業場外みなし労働」が適正に導入されている場合であっても支払いが必要な深夜労働割増賃金(午後10時~明け方5時の労働に対する割増賃金)の支払い義務は「ある」としながら、「添乗員が深夜労働をしていたかどうかは把握していない」と会社としての責任を全く無視した無責任な回答をしました。
また休日労働についても、「添乗員はツアーごとの契約なので休日という概念はない」という法律を無視した回答をしました。三田労基署は阪急トラベルサポートに対する昨年10月1日の是正勧告指導において、「連続した7日以上の労働があった場合、その7日目は休日として扱い、休日労働割増賃金の支払いが必要」としているにもかかわらずです。
JTBサポートが残業代支払拒否の理由にしている「事業場外みなし労働」という主張はもはや破綻しています。組合は3月に所轄の中央労働基準監督署に残業代の未払いについて労基法違反で申告を行っています。労基署は近々に是正勧告指導を発するでしょう。
JTBサポート・JTBは自らの責任で問題を解決してください!
JTBサポートの添乗員のみなさん!労働組合で立ち上がりましょう!
添乗員の労働条件改善にみなさんの力を貸してください!
深夜労働を把握していないってどんな会社だよ。
あまりにも酷すぎる回答ですね。
一人で意見を言っても、会社は何にも変りません。
べつに会社に楯突くのが、組合員では有りません。
法的にも組合は悪い存在ではないです。
JTBサポートの皆さん、勇気を持ちましょう。
東部労組に問い合わせましょう。
私が在籍中、労使協定は締結されてませんでした。JSIも前回の団体交渉では労使協定は無かったと言われました。 では最近労基署に届け出たってことかな? 平均8時間のについても黙り込んでないで次回は証明して下さい。
団体交渉の場所ですが、 前回同様銀座の高そうな某ホテルで珈琲付きの団体交渉なんて 他の会社もそうなんですかね 。
JTB,NTA,クラツー,阪急,初めて複数の会社のサービスを行っています。アイテナリーに目を通すと,どこの会社も,同じです。日帰りモンサンミッシェル、ディナー、イルミネーション等々,バスだけが手配されています。
例えばパリ2泊滞在中、バスだけはパリ到着から出発まで目一杯手配されても、現地係員手配は滞在中3~5時間程度(この間も添乗員さんが休憩できる訳でなし)でした。
15年前はバスが手配されていれば、必ず現地ガイドあるいはアシスタントが付いていました。旅行会社の企画ツアーでバス手配のみはありませんでした。
日程表が現地係員付きでバス手配、それ以外はお客様自由行動となっていれば、添乗員の労働時間は1日8時間と言得るかも知れません。フランスに於いては外国人就労法に違反し、6日以上の連続勤務命令も禁止です。
お客様から見ても、第3者から見ても近年の日程表は、誰もが「旅行中は全て添乗員にお任せ」グループ起床前から、グループ就寝中まで添乗員が全て面倒を看るとしか解釈できないですよね。
そういった旅行企画をしているのはJTBだけではありません。
人件費を削ったツアーの企画は、安全確保が欠如しているという事だと思います。添乗員だけでなく、参加者の安全も無視していると思います。
最近のフランスは一人旅、いや、運転手さんと二人旅ですね。(嫌がってやりたがらない人が多いので、人は良いけどそれでもさすがにきつくて疲れきった顔の移民系の方か、疲れきっているのが顔に出ているフランスの方)
いつもつらいねえとお互いこぼしながら、信じられない距離を走り抜け、パリからあっという間にまわってパリとか、南からパリとかグッタリチェックインしてますよ。
そして、夜ついてから翌日、休む間もなくオプションの送り出しとかフリータイムの相談受けたりとか。
最近は真面目にやってませんが、この分ちゃんと払って下さいよ~っていつも思う。
本当にパリ半日観光って減りましたよね。
ツアーの値段上げて、きちんとつけるべき!
何故なら、必ずと言って良いほどモンサンミッシェル(又は何らかのOP)に行くからです。しかもスポットESG。現地のOP会社の日帰りツアーより高いOPなのに。
朝ホテルを7時半に出て、夕食して夜景してホテルに帰るのは23時は軽く過ぎています。
当然自由行動の方のお世話は出来ないので前日の夜にメトロの駅にご案内して説明したりしています。
終日又は半日フリーがあった頃はそこで少しでも体を休めることが出来たので体調管理も出来ましたが、今はムリですね。
一週間以上全く休憩無しで(昼休みすらない)仕事をしているのに、一日たりとも休まず働けということなのでしょうか?
そのくせ体調管理をしっかりしろとはどういう冗談なのでしょうか???
o.m.さんがいつもおっしゃるように、現地のスタッフの方との連携でしっかりした体制を整えて欲しいです。
ここまで削った人件費分はどなたのものになっているのでしょうか?
むかし昔の自分に重ね合わせて苦労していた時を思い出すからです。
少しずつでも待遇改善がされるようこれからも頑張ってください。
それにしてもJTBサポート側の主張は無茶苦茶ですね。深夜労働について把握していないということは本来会社側がすべき労働時間の管理をしていないってことですね。労働時間の管理ができないのは事業場外労働だからと主張するかと思ったら、事業場外労働ではないときた。でも平均すると8時間労働で収まっているから未払い残業代はないという。言ってること矛盾してませんか?深夜労働をしているかもわからない(時間管理をしていない)のに、平均8時間なんて計算、どうやってできたんでしょうね。ツアーごとの契約だから休日労働なんかないって主張もあきれちゃいますね。「ちゃんと法律を守れ!」って、みんなでもっと追及していきましょう。
天下のJTBが言った言葉とは思えません。
天下のJTBはこの先一体どうするのでしょう?
そりゃそうだ、と思うTC手を挙げて!
もはや「みなし労働制」ではいけないな、と思った業界が、今度は例の ”飛行機に乗れば操縦してるわけではなく、バス車内では運転しているわけではない”っていう方に方向転換したのではないですか?
人数数えるだけであとは座ってるだけ、だから移動中は労働時間とは言えないって。
だから添乗員の労働は8時間でおさまっているって??
だったら操縦しましょうか?
だったら新幹線で先回りしていてもいいですか?
屁理屈合戦するのはバカみたいだから止めましょう。