写真=ストライキを闘う東部労組多摩ミルク支部組合員ら(2016年12月23日)
1/26 東部労組多摩ミルク支部 森永乳業東京工場前アピール行動に結集を!
森永乳業は違法・不当をくり返す多摩ミルクグループ経営者を指導すべきだ!
東京・葛飾の森永乳業東京工場の下請けとして乳製品の配送や仕分けなどを手がけている「多摩ミルクグループ」(多摩共同配送センター、横倉運送、エイチ・ビー・エスの3社)の労働者でつくる全国一般東京東部労組多摩ミルク支部は、1月26日(木)正午から森永乳業東京工場門前でアピール行動を行います。皆さんの支援結集をお願いします。
同支部は、未払い残業代の支払い、違法な固定残業代制度の廃止、欠員の補充、一時金の支払いなどを求めて、第1波として昨年12月22~25日に72時間ストライキ、第2波として同26~27日に24時間ストライキを打ち抜きました。
こうした闘いを踏まえて、今年1月10日に団体交渉を持ちましたが、多摩ミルクグループ経営者の小島逸成取締役は組合員が満足できる回答を示すどころか、これまでの団体交渉で一定の譲歩を示していた欠員補充の約束すら撤回するという驚くべき不誠実対応に出ました。
小島取締役は昨年12月28日に行われた団体交渉で、多摩ミルクグループが請け負っている森永乳業東京工場出荷事務所の欠員補充について、同支部の要求に一部応じて「従業員2人を無条件で新規採用する」などと回答していました。過重労働を招いている要員不足の解消に前進するものとして、同支部は他の要求への回答には不満が多く残るものの、妥結(=ストライキ態勢の解除)の可能性も見すえて今年1月10日の団体交渉に臨みました。
ところが、小島取締役は「無条件の補充は1人のみとし、もう1人は業務分析のうえで入れるかどうかを判断する」という回答に後退しました。前回の団体交渉での約束を反故(ほご)にしたことについては「あれは私の個人的な考えを言っただけ。社長と相談したうえでの会社の回答が異なるのは仕方ない」と平然と開き直りました。
労働者の生活と権利をかけた真剣な要求と交渉を踏みにじるふざけた対応に私たちの怒りは頂点に達しています。会社と小島取締役の言動が、誠実な団体交渉を義務づけている労働組合法に反する不当労働行為にあたるのは明らかです。今後の争議の継続・拡大のすべての責任は会社と小島取締役にあります。
もはや小島取締役との団体交渉だけでは争議解決のめどが立ちません。同支部は、多摩ミルクグループの不誠実な対応に抗議するとともに、労働者の雇用や労働条件に深く影響を与える立場にある元請け会社の森永乳業に対し、多摩ミルクグループと小島取締役に争議解決を指導するよう求めるアピール行動を行うことにしました。
私たちが森永乳業東京工場前でのアピール行動を行う1月26日は、森永乳業株式会社の宮原道夫代表取締役社長が東京工場を視察し、新年の訓辞を述べる毎年恒例の行事予定が入っています。ここで多摩ミルク支部組合員は門前に立ち、森永乳業の社会的責任として違法・不当をくり返す下請け会社を是正するよう森永乳業社長に直接訴える考えです。
すべての仲間の皆さん!私たちの闘いを支援してください!森永乳業東京工場前への結集を心から呼びかけます!
【東部労組多摩ミルク支部 森永乳業東京工場前アピール行動】
■日時:2017年1月26日(木)正午(午後2時ごろ終了予定)
■場所:森永乳業東京工場門前(東京都葛飾区奥戸1-29-1)
※ JR新小岩駅東北広場から京成バス(系統:新小53、亀有行き)で停留所「森永乳業」すぐ
※ 京成立石駅入口や京成青砥駅入口から京成バス(系統:新小53、新小岩駅東北広場行き)で停留所「森永乳業」すぐ
■連絡先
全国一般東京東部労組(電話 03-3604-5983、メール info@toburoso.org)