昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

1976年度プロレス大賞

2011年12月17日 20時00分14秒 | '76全日本プロレス
12月25日正午から東京・銀座キャピタルホテルで東京スポーツ新聞社制定「76年度プロレス大賞」の選考会が行われ、各賞が決定した。

最優秀選手賞 アントニオ猪木
猪木、鶴田、坂口がノミネートされ、投票の結果猪木が鶴田と坂口を大きく引き離して票を集め2度目の受賞となった。
アリ、ルスカとの格闘技戦とNWF王座の防衛戦を評価。

年間最高試合賞 ジャンボ鶴田対ラッシャー木村(3/28蔵前国技館)
大木・ドク組対馬場・鶴田組(12/9)、テリー対鶴田(6/11)、鶴田対木村(3/28)、猪木対アリ(6/26)、猪木対ルスカ(2/6、12/9)がノミネートされたが、最終的にインタータッグ戦と鶴田対木村戦で決選投票となり、鶴田対木村戦が受賞。対抗戦という事もあり観客が最高に興奮、試合内容も充実していた点を評価。

最高殊勲選手賞 ジャンボ鶴田
鶴田、猪木、馬場がノミネートされ、最終的に鶴田と猪木の決選投票となったが、試練の十番勝負の奮闘とブリスコを破ってのUN王座獲得が評価され鶴田が受賞。
鶴田のコメント
「嬉しいですね。最高殊勲は昨年に続いて二度目、年間最高試合賞なんか貰えるとは思っていなかった。来年もこの二つの賞に恥じぬよう頑張るつもりです。」

最高タッグチーム賞 坂口征二・ストロング小林組
坂口・小林組、馬場・鶴田組、大木・ドク組、井上・草津組がノミネートされ、投票の結果北米タッグとアジアタッグの王座獲得が評価され坂口・小林組が受賞。

殊勲賞 坂口征二
坂口、馬場、鶴田、上田、木村、ドクがノミネートされ、馬場と坂口の決選投票となり、ワールドリーグ優勝と南アフリカ遠征での活躍などが評価された坂口が受賞。

敢闘賞 ラッシャー木村
木村、馬場、ドク、上田がノミネートされ、鶴田戦・上田戦・IWA王座の防衛戦が評価された木村が、最初の投票で7票を獲得し受賞。

技能賞 寺西勇
寺西、鶴田、デストロイヤー、高千穂、井上、星野、木戸らがノミネートされ、最終的に寺西と高千穂の決選投票となったが、1票差で寺西が2度目の受賞。

努力賞(全日本プロレス) 淵正信
淵と大仁田の決選投票となり、淵が受賞。

努力賞(新日本プロレス) 魁勝司
カール・ゴッチ杯優勝が評価され受賞。

努力賞(国際プロレス) 剛竜馬
剛、寺西、大位山、若松、奄美がノミネートされ、第1回投票・決選投票と票数をリードした剛が受賞。

最高特別大賞(東京スポーツ選定) アントニオ猪木
ルスカ戦、アリ戦などのビッグマッチを実現し、プロレスラーの声価を世界に高めると同時に日本のプロレスの存在を、普段プロレスを見た事のない世界中の人々にまで知らしめ、大いにプロレスの振興に功績があったとして、東京スポーツから別格の特別大賞が贈られる事が決定。

特別大衆賞(ファン投票) ジャイアント馬場
今年はこの賞をファン投票で決める事となり、結果僅差ながら1位となった馬場が受賞。
ファン投票の獲得票数
1、ジャイアント馬場(16498票)
2、アントニオ猪木(16329票)
3、ジャンボ鶴田(12587票)
4、ザ・デストロイヤー(11316票)
5、坂口征二(10994票)
馬場のコメント
「ファン投票で受賞とは嬉しいねえ。大衆賞というのは、それだけファンに支持されたという事でしょう。」

'76プロレス大賞選考委員
委員長・八田一朗(日本レスリング協会会長)
田鶴浜弘(評論家)
小島貞二(評論家)
鈴木庄一(日刊スポーツ)
小池幸雄(フクニチ新聞)
松下正雄(新大阪新聞)
山浦力(レジャーニュース)
菊池孝(フリー)
竹内宏介(日本スポーツ出版社「ゴング」編集長)
藤沢久隆(ベースボール・マガジン社「プロレス」編集長)
高橋典義(東京スポーツ事業局長)
山田隆(東京スポーツ運動部長/日本テレビ解説者)
桜井康雄(東京スポーツ第二運動部長/NETテレビ解説者)
門馬忠雄(東京スポーツ第二運動部次長/東京12チャンネル解説者)

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1977年(昭和52年)
1月4日午前11時から東京プリンスホテル「ゴールデン・カップの間」で東京スポーツ新聞社制定76年度のプロレス大賞の授賞式が行われ、受賞した選手にはトロフィーと賞金が贈られた。

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タッグ王座の日本統一戦について

12月8日横浜文化体育館で北米タッグ王座を防衛した新日本プロレスの坂口征二・ストロング小林が、報道陣からの質問に答える中で坂口が「来年は日本のタッグタイトルの統一を狙いたい。馬場・鶴田組、キムイル・キムドク組、草津・井上組みんな集まってタッグ統一戦をやればいい。シングルの統一戦はむずかしいが、タッグならできるのではないか。」と発言。
これがスポーツ紙で報道され、12日に国際プロレス選手会を代表してグレート草津とマイティ井上が記者会見を行い「坂口・小林組の提案には賛成。我々はいつでも戦う意思がある。実際にやる気があるなら正式文書での申し入れを待つ。」と発言。
全日本プロレスの馬場代表もスポーツ紙のインタビューに答える形で「坂口と小林の提言には賛成。しかし実際にやるとなるとむずかしい。本当に実現する気だったら(諸問題について)まずフロント同士が話し合わないと。」と語った。
そして年が明けた1月6日新日本プロレスは、全日本プロレスと国際プロレスに「タッグ統一戦」に関する話し合いの要望書を発送した事を公表した。

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'76スーパー・パワー・シリーズ

2011年12月10日 20時00分06秒 | '76全日本プロレス

参加選手
アブドーラ・ザ・ブッチャー(186cm132kgスーダン出身)11/28~12/9
ビル・ロビンソン(192cm118kgイギリス出身)11/28~12/9
ディック・マードック(186cm114kgアメリカ・テキサス出身)
ザ・スピリット/キラー・カール・コックス(185cm115kgアメリカ・ネブラスカ出身)
クリス・テーラー(196cm210kgアメリカ・ミシガン出身)11/28~12/9
レオ・バーク(181cm107kgカナダ出身)
スチーブ・ストロング(181cm109kgアメリカ・アリゾナ出身)
ミスター・ヒト(183cm112kg大阪出身)

韓国・金一道場
大木金太郎(185cm122kg韓国・ソウル出身)インター&アジア・ヘビー級・インタータッグ王者11/26~12/9
キム・ドク(193cm125kg東京出身)インタータッグ王者11/26~12/9
金光植(180cm91kg韓国・全羅南道出身)

全日本プロレス出場選手 
ジャイアント馬場(PWFヘビー級王者)
ザ・デストロイヤー(USヘビー級王者)
ジャンボ鶴田(UNヘビー級王者)  
高千穂明久(アジアタッグ王者)
サムソン・クツワダ(アジアタッグ王者)  
グレート小鹿
大熊元司 
ミツ・ヒライ 
ミスター林      
百田光雄 
肥後宗典      
伊藤正男
大仁田厚      
淵正信
園田一治 
(レフリー)ジョー樋口、和田京平、園田一治

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・ジャンボ鶴田から「試練の十番勝負の第7戦としてクリス・テーラーと戦いたい」申し入れがあり、11月6日東京・銀座東急ホテルで試練の十番勝負選考委員会が開かれ、十番勝負にふさわしい相手として認められ鶴田対テーラー戦が決定。
・韓国・金一道場からプロレス留学生として大木金太郎の弟の金光植が参戦。
・来日したロード・ブレアースPWF会長は、前シリーズの最終戦で火を使ったブッチャーに対し罰金1000ドルを科した。

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第1戦~第5戦('76スーパーパワーS)

2011年12月10日 19時50分46秒 | '76全日本プロレス

開幕戦 11月19日(金)後楽園ホール 観衆1500人
タッグマッチ60分3本勝負
デストロイヤー&鶴田(2-1)マードック&バーク 
①マードック(13分55秒体固め)鶴田
②鶴田(2分47秒体固め)マードック
③デストロイヤー(6分16秒体固め)バーク

30分1本勝負
ザ・スピリット(9分53秒体固め)ジャイアント馬場
馬場が16文キック、チョップと攻めるが、スキをついてマスクに凶器を入れたスピリットがヘッドバットを決め馬場をフォール。
馬場のコメント
「ヘッドバットを一発くった時、一瞬何もわからなくなった。気がついた時はもう3カウントされた後だった。まったく不覚だった。」
グレート小鹿(16分49秒無効試合・両者反則)ミスター・ヒト
高千穂明久(11分34秒回転エビ固め)スチーブ・ストロング

20分1本勝負
大熊元司(12分14秒体固め)肥後宗典
サムソン・クツワダ(11分25秒片エビ固め)伊藤正男

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)百田&淵
①ヒライ(16分45秒体固め)淵

15分1本勝負
金光植(9分47秒体固め=ドロップキック2連発)大仁田厚

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第2戦 11月20日(土)長野・諏訪湖スポーツセンター 観衆3800人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-0)マードック&スピリット
①日本組(10分21秒反則勝ち)外人組
②鶴田(3分47秒体固め)スピリット

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(17分25秒エビ固め)レオ・バーク
高千穂明久(12分58秒反則勝ち)ミスター・ヒト
グレート小鹿(11分59秒首固め)スチーブ・ストロング

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)大熊&伊藤
①林(16分14秒エビ固め)伊藤

20分1本勝負
サムソン・クツワダ(16分46秒片エビ固め)肥後宗典
百田光雄(12分31秒逆さ押さえ込み)淵正信

15分1本勝負
金光植(12分47秒片エビ固め)園田一治

(試合開始18時30分)

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第3戦 11月21日(日)長野・山ノ内町社会体育館 観衆2600人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&デストロイヤー(2-1)マードック&スピリット
①マードック(16分33秒体固め)デストロイヤー
②日本組(3分34秒反則勝ち)外人組
③デストロイヤー(2分23秒体固め)マードック

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(14分2秒片エビ固め)スチーブ・ストロング
大熊元司(13分38秒両者リングアウト)ミスター・ヒト
レオ・バーク(14分12秒エビ固め)高千穂明久

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)小鹿&伊藤
①林(16分57秒体固め)伊藤

20分1本勝負
サムソン・クツワダ(16分35秒片エビ固め)肥後宗典
百田光雄(11分47秒片エビ固め)園田一治

15分1本勝負
金光植(10分26秒首固め)大仁田厚

(試合開始14時)

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第4戦 11月22日(月)長野・伊那勤労者福祉会館 観衆2700人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&高千穂(2-1)マードック&バーク
①マードック(13分42秒体固め)高千穂
②高千穂(4分44秒体固め)バーク
③馬場(4分9秒体固め)マードック

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(11分25秒両者リングアウト)ザ・スピリット
ザ・デストロイヤー(16分8秒体固め)スチーブ・ストロング
サムソン・クツワダ(14分58秒反則勝ち)ミスター・ヒト

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)ヒライ&林
①大熊(22分58秒体固め)林

20分1本勝負
伊藤正男(12分28秒体固め)肥後宗典
百田光雄(13分19秒エビ固め)大仁田厚

15分1本勝負
金光植(11分13秒首固め)淵正信

(試合開始18時)

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第5戦 11月23日(火・祝)群馬・水上町観光会館 観衆1000人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-1)マードック&バーク
①マードック(16分57秒体固め)鶴田
②鶴田(3分47秒体固め)バーク
③馬場(2分42秒体固め)マードック

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(15分7秒両者リングアウト)ザ・スピリット
スチーブ・ストロング(16分17秒背骨折り)グレート小鹿
高千穂明久(15分55秒両者リングアウト)ミスター・ヒト

タッグマッチ30分1本勝負
クツワダ&肥後(1-0)大熊&伊藤
①肥後(16分59秒体固め)伊藤

20分1本勝負
ミツ・ヒライ(10分36秒体固め)百田光雄
ミスター林(6分35秒エビ固め)淵正信

15分1本勝負
金光植(10分31秒片エビ固め)園田一治

(試合開始14時)

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第6戦~第10戦('76スーパーパワーS)

2011年12月10日 19時40分17秒 | '76全日本プロレス
第6戦 11月25日(木)白河市民会館 観衆2000人
タッグマッチ60分3本勝負
マードック&スピリット(2-1)馬場&小鹿
①(10分50秒両軍リングアウト)
②スピリット(6分50秒体固め)小鹿

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(13分42秒片エビ固め)レオ・バーク
ザ・デストロイヤー(19分10秒4の字固め)スチーブ・ストロング
ミスター・ヒト(11分38秒反則勝ち)大熊元司

タッグマッチ30分1本勝負
高千穂&クツワダ(1-0)ヒライ&林
①高千穂(21分5秒エビ固め)林

20分1本勝負
伊藤正男(12分5秒片エビ固め)肥後宗典
金光植(8分39秒体固め)百田光雄

15分1本勝負
大仁田厚(10分43秒体固め)園田一治

(試合開始18時30分)

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第7戦 11月26日(金)武生市体育館 観衆3900人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-0)ブッチャー&バーク
①日本組(8分42秒反則勝ち)外人組
②馬場(4分18秒体固め)バーク

30分1本勝負
ビル・ロビンソン(20分3秒体固め)高千穂明久
大木金太郎(9分50秒体固め)スチーブ・ストロング
ザ・デストロイヤー(7分52秒両者リングアウト)ザ・スピリット
クリス・テーラー(6分48秒体固め)サムソン・クツワダ
ディック・マードック(11分56秒片エビ固め)グレート小鹿

タッグマッチ30分1本勝負
ドク&ヒト(1-0)大熊&伊藤
①ヒト(13分35秒体固め)伊藤

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)百田&肥後
①林(13分20秒体固め)百田

15分1本勝負
金光植(10分首固め)淵正信

(試合開始18時30分)

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第8戦 11月27日(土)三重県営体育館 観衆3600人
タッグマッチ30分1本勝負
ロビンソン&テーラー(1-0)馬場&鶴田
①テーラー(18分12秒体固め)鶴田
鶴田へロビンソンがワンハンド・バックブリーカー、倒れたところへテーラーがボディプレスを決めフォール。
テーラーのコメント
「ジャンボというけれど、鶴田はずいぶん小さいなぁ。俺の下敷きになってペチャンコになった。たいしたことないぜ。」

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)ブッチャー&ストロング
①大木(7分57秒体固め)ストロング

タッグマッチ30分1本勝負
スピリット&ヒト(1-0)デストロイヤー&小鹿
①スピリット(13分39秒体固め)小鹿

30分1本勝負
ディック・マードック(10分4秒体固め)サムソン・クツワダ
高千穂明久(8分48秒片エビ固め)レオ・バーク

20分1本勝負
大熊元司(16分48秒体固め)肥後宗典
ミツ・ヒライ(11分56秒体固め)伊藤正男
ミスター林(12分11秒体固め)百田光雄

15分1本勝負
金光植(5分44秒片エビ固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録(生中継)

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第9戦 11月28日(日)東京・青梅町民会館 観衆2000人
6人タッグマッチ60分3本勝負
馬場&デストロイヤー&鶴田(2-1)ブッチャー&スピリット&バーク
①スピリット(9分45秒片エビ固め)デストロイヤー
②デストロイヤー(4分28秒4の字固め)スピリット
③馬場(4分5秒片エビ固め)バーク

30分1本勝負
ビル・ロビンソン(17分16秒体固め)サムソン・クツワダ

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)マードック&ストロング
①大木(20分13秒体固め)ストロング

30分1本勝負
クリス・テーラー(7分20秒体固め)大熊元司
グレート小鹿(18分16秒両者リングアウト)ミスター・ヒト

20分1本勝負
高千穂明久(時間切れ)伊藤正男

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)百田&肥後
①ヒライ(15分51秒体固め)肥後

15分1本勝負
金光植(11分21秒片エビ固め)淵正信

(試合開始18時30分)

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第10戦 11月29日(月)能代市体育館 観衆4000人
タッグマッチ60分3本勝負
ロビンソン&テーラー(2-1)デストロイヤー&鶴田
①テーラー(10分50秒体固め)鶴田
②鶴田(2分32秒リングアウト)テーラー
③ロビンソン(2分50秒逆さ押さえ込み)デストロイヤー

タッグマッチ45分1本勝負
馬場&小鹿(1-0)ブッチャー&ストロング
①馬場(10分12秒体固め)ストロング

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)マードック&バーク
①大木(16分37秒体固め)バーク

30分1本勝負
ザ・スピリット(10分39秒体固め)サムソン・クツワダ
ミスター・ヒト(9分18秒エビ固め)高千穂明久

バトルロイヤル(10人参加)
決勝、百田光雄(12分14秒体固め)伊藤正男

20分1本勝負
大熊元司(8分50秒体固め)伊藤正男

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)百田&肥後
①ヒライ(13分51秒体固め)肥後

15分1本勝負
金光植(10分33秒体固め)大仁田厚

(試合開始18時)

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第11戦~第15戦('76スーパーパワーS)

2011年12月10日 19時30分01秒 | '76全日本プロレス
第11戦 11月30日(火)宮城県スポーツセンター 観衆4000人
UNヘビー級選手権 60分3本勝負
ジャンボ鶴田(1-1)ビル・ロビンソン
①鶴田(30分50秒片エビ固め)
場外に落ちたロビンソンがエプロンに上がってきたところへ鶴田がドロップキック。さらにリングへ戻ってきたロビンソンを鶴田がロープへ振り、頭部へドロップキックを決めフォール。
②ロビンソン(2分8秒片エビ固め)
ロビンソンは鶴田の水平チョップをかいくぐってバックを取り、ワンハンド・バックブリーカーを決めフォール。
③(5分27秒両者リングアウト)
ロビンソンが鶴田のバックを取りロープに押し込んで後方回転エビを狙ったが、鶴田はロープを掴んでロビンソンを自爆させ、ロビンソンが起き上がったところへタックルへ行くが、両者もつれるように場外に落ちダウンしてリングへ戻れず。
※鶴田がタイトル初防衛に成功。
鶴田のコメント
「勝ちたかったんですが、やはりロビンソンはうまいし強い。しかし圧迫感は感じなかった。もう一度やったら勝てると思います。」
ロビンソンのコメント
「鶴田は初めて対戦した時よりもうまくなっているし、手ごたえがあった。スープレックスをかけられて、あわくったのが勝ちを逃した原因だろう。今度やったら必ず2フォールを奪ってみせる。とにかくやりがいのある相手だった。」

タッグマッチ30分1本勝負
馬場&デストロイヤー(1-0)ブッチャー&テーラー
①馬場(12分45秒リングアウト)テーラー

30分1本勝負
ディック・マードック(10分24秒体固め)高千穂明久

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)スピリット&バーク
①大木(13分40秒体固め)バーク

30分1本勝負
グレート小鹿(10分50秒体固め)スチーブ・ストロング
ミスター・ヒト(12分44秒反則勝ち)大熊元司

20分1本勝負
サムソン・クツワダ(13分35秒片エビ固め)肥後宗典

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)百田&伊藤
①ヒライ(16分52秒体固め)伊藤

15分1本勝負
金光植(9分11秒首固め)淵正信

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第12戦 12月1日(水)群馬県スポーツセンター 観衆2700人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&小鹿(2-1)ブッチャー&バーク
①ブッチャー(15分52秒体固め)小鹿
②小鹿(6分20秒リングアウト)ブッチャー
③小鹿(2分18秒エビ固め)バーク

タッグマッチ30分1本勝負
ロビンソン&テーラー(1-0)デストロイヤー&高千穂
①テーラー(20分5秒体固め)高千穂

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(2分25秒両者リングアウト)ザ・スピリット
大木金太郎(9分10秒体固め)スチーブ・ストロング
ディック・マードック(9分17秒体固め)大熊元司

タッグマッチ20分1本勝負
ドク&ヒト(1-0)クツワダ&肥後
①ヒト(17分58秒体固め)肥後

20分1本勝負
ミスター林(11分23秒体固め)百田光雄
ミツ・ヒライ(7分59秒体固め)金光植

15分1本勝負
伊藤正男(6分44秒体固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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第13戦 12月2日(木)川崎市体育館 観衆3500人
ジャンボ鶴田・試練の十番勝負第7戦 60分3本勝負
ジャンボ鶴田(2-1)クリス・テーラー
①鶴田(11分20秒体固め)
テーラーは鶴田をコーナーに振り体当たり。これをかわした鶴田は、コーナーへ激突しふらつくテーラーへコーナー最上段からのミサイルキックを決めてフォール。
②テーラー(3分7秒体固め)
テーラーは鶴田をロープに振り体当たり、ボディスラムで叩きつけた後にボディプレスを決めフォール。
③鶴田(3分26秒リングアウト)
両者もつれて場外に落ち、場外でテーラーが鶴田へボディスラムからボディプレス。これをかわした鶴田が先にリングへ戻りリングアウト勝ち。
※鶴田試練の十番勝負7戦3勝1敗3分。
鶴田のコメント
「初めてこんな大きいのと戦ったので迷いました。反省すべき点はいっぱいあります。3本目は自分でも失敗だと思います。」
馬場のコメント
「ズバリ言って2、3本目のジャンボは、攻めるどころか逃げてる感じだった。フォールできそうにないから場外でリングアウト勝ちを狙う、こんな消極策じゃ物足りんよ。勝つという事よりも、いかにして大勝負を乗り切っていいファイトをやるか。その事をジャンボによーくわかってもらいたい。」

NWA・PWF賞争奪スーパーヘビー級バトルロイヤル(15人参加)
参加選手=ジャイアント馬場、ビル・ロビンソン、ザ・デストロイヤー、アブドーラ・ザ・ブッチャー、大木金太郎、ディック・マードック、キム・ドク、ザ・スピリット、高千穂明久、レオ・バーク、サムソン・クツワダ、スチーブ・ストロング、グレート小鹿、ミスター・ヒト、大熊元司
決勝、ロビンソン(15分53秒体固め)ヒト
①スピリットが覆面に凶器を入れ大木へヘッドバット2連発。倒れたところを大勢で押さえ込み、大木退場。
②ドクがスピリットの覆面に凶器が入っているとアピール。レフリーがスピリットの覆面をチェックしている時、ドクが後から足を取ってひっくり倒し、そこを大勢で押さえ込み、スピリット退場。
③日本勢の応援を受けながらブッチャーへ攻撃していたマードックへドクが襲い掛かるが、日本勢により袋叩き状態で押さえ込まれ、ドク退場。
④バークへマードックがアトミックドロップを決め押さえ込み、バーク退場。
⑤ストロングへ大熊、クツワダ、小鹿が連続攻撃を加えて押さえ、ストロング退場。
⑥ロビンソンとマードックが極道コンビをリング中央で鉢合わせし、すかさず大熊をロビンソンがエビ固めでフォールし、大熊退場。
⑦クツワダが外人勢の標的となり押さえ込まれ、クツワダ退場。
⑧馬場がブッチャーへ水平チョップ。堪えるブッチャーの背後に高千穂が回り込み足元にうずくまると、そこへ馬場が16文キック。高千穂につまずいてひっくり返ったところを大勢で押さえ、ブッチャー退場。
⑨マードックが馬場へアトミックドロップを決め大勢で押さえ、馬場退場。
⑩ロビンソンがショルダー・ネックブリーカーを決めて押さえ、小鹿退場。
⑪マードックがブレーンバスターを決めて押さえ、高千穂退場。
⑫マードックがデストロイヤーにアトミックドロップを仕掛けたが、着地の瞬間デストロイヤーはマードックの足を取って倒し4の字固め。ここでロビンソンとヒトが両者を押さえ込み、デストロイヤーとマードック退場。
(決勝)ヒトがロビンソンをボディスラムで叩きつけ、コーナー最上段からダイビング・ボディプレス。これをロビンソンがかわし、すかさずワンハンド・バックブリーカーを決めフォール。
※ロビンソンが優勝し、NWA・PWF賞(4000ドル)を獲得。

タッグマッチ30分1本勝負
馬場&小鹿(1-0)ブッチャー&ストロング
①小鹿(12分38秒体固め)ストロング

30分1本勝負
ディック・マードック(9分47秒体固め)高千穂明久

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)マードック&バーク
①大木(17分35秒体固め)バーク

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(13分30秒両者リングアウト)ザ・スピリット
大熊元司(12分39秒両者リングアウト)ミスター・ヒト

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)クツワダ&肥後
①林(19分2秒片エビ固め)肥後

20分1本勝負
百田光雄(11分32秒回転エビ固め)伊藤正男

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第14戦 12月3日(金)江南市民体育館 観衆2000人
6人タッグマッチ60分3本勝負
馬場&デストロイヤー&鶴田(2-1)ロビンソン&テーラー&バーク
①ロビンソン(15分3秒逆さ押さえ込み)デストロイヤー
②デストロイヤー(5分23秒リングアウト)テーラー
③デストロイヤー(7分52秒4の字固め)バーク

30分1本勝負
アブドーラ・ザ・ブッチャー(5分58秒体固め)高千穂明久

タッグマッチ30分1本勝負
大木&ドク(1-0)スピリット&ストロング
①大木(18分35秒体固め)ストロング

30分1本勝負
ディック・マードック(12分8秒体固め)サムソン・クツワダ
グレート小鹿(11分49秒両者リングアウト)ミスター・ヒト

20分1本勝負
大熊元司(12分11秒首固め)伊藤正男

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&林(1-0)百田&肥後
①ヒライ組(12分50秒反則勝ち)百田組

15分1本勝負
金光植(12分22秒片エビ固め)淵正信

(試合開始18時30分)

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第15戦 12月4日(土)下関市体育館 観衆4000人
タッグマッチ30分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)大木&ドク
①馬場組(11分44秒反則勝ち)大木組

タッグマッチ30分1本勝負
ロビンソン&テーラー(1-0)ブッチャー&バーク
①ロビンソン(11分12秒体固め)バーク

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(6分5秒4の字固め)スチーブ・ストロング
ディック・マードック(11分34秒体固め)高千穂明久
ザ・スピリット(7分45秒片エビ固め)サムソン・クツワダ
ミスター・ヒト(10分23秒逆エビ固め)肥後宗典

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(0-0)ヒライ&林
①時間切れ

20分1本勝負
百田光雄(11分47秒回転エビ固め)伊藤正男

15分1本勝負
大仁田厚(時間切れ)金光植

(試合開始18時30分)

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