昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

'80プロレス大賞

2012年12月29日 20時00分52秒 | '80全日本プロレス
12月16日正午から東京・銀座キャピタルホテルで、東京スポーツ新聞社制定80年度のプロレス大賞の選考会が開催され、80年度のプロレス大賞が決定した。

年間最高試合賞 馬場・鶴田対ファンクス(12月11日蔵前国技館)
ノミネートされた試合と投票結果
馬場・鶴田対ファンクス10票
アントニオ猪木対スタン・ハンセン9票
棄権3票

最優秀選手賞 アントニオ猪木
MSGシリーズのシングルとタッグ戦の優勝とNWF戦の試合内容を評価。
ノミネートされた選手と投票の結果
アントニオ猪木13票
ジャイアント馬場7票

最高殊勲選手賞 ジャイアント馬場
3度目のNWA世界王座獲得を評価。
ノミネートされた選手と投票の結果
ジャイアント馬場10票
アントニオ猪木6票

最高特別大賞 ジャイアント馬場
3000試合連続出場に対して。

最高タッグチーム賞 ジャイアント馬場・ジャンボ鶴田組
インタータッグ王座の防衛と世界最強タッグの優勝を評価。
ノミネートされたチームと投票結果
馬場・鶴田組13票
猪木・バックランド組4票
棄権5票

殊勲賞 藤波辰巳
WWFジュニア王座の防衛とNWAジュニア王座獲得を評価。
ノミネートされた選手と投票の結果
藤波辰巳12票
木村健吾7票

敢闘賞 アニマル浜口
新日本との対抗戦のファイト内容を評価。
ノミネートされた選手と投票の結果
アニマル浜口10票
ラッシャー木村4票

技能賞 木村健吾
ノミネートされた選手と投票の結果
木村健吾11票
藤波辰巳7票

大衆賞 アブドーラ・ザ・ブッチャー
大衆賞 スタン・ハンセン
ノミネートされた選手と投票の結果
アブドーラ・ザ・ブッチャー9票
スタン・ハンセン8票
テリー・ファンク3票

努力賞 全日本プロレス・プリンス・トンガ(投票の結果・トンガ12票、大熊元司4票)
努力賞 新日本プロレス・ジョージ高野(投票の結果・高野9票、長州力5票)
努力賞 国際プロレス・マッハ隼人(投票の結果・マッハ9票、アニマル浜口6票)

'80プロレス大賞選考委員
委員長・高橋典義(東京スポーツ編集総長)
田鶴浜弘(評論家)
菊地孝(評論家)
鈴木庄一(プロレス)
竹内宏介(ゴング)
小池幸雄(フクニチ)
山浦力(レジャーニュース)
松下正雄(新大阪)
大加戸康一(デイリースポーツ)
佐藤匠市(デイリースポーツ)
和喜多正明(東京スポーツ編集局次長)
桜井康雄(東京スポーツ運動部長)
門馬忠雄(東京スポーツ運動部副部長)
長田基(東京スポーツ運動部)
永島勝司(東京スポーツ運動部)
松田隆(東京スポーツ運動部)
堀内良夫(東京スポーツ運動部)
川野辺修(東京スポーツ運動部)
鈴木皓三(東京スポーツ写真部副部長)
富田政宣(東京スポーツ写真部)
芳本栄(東京スポーツ写真部)
山田隆(東京スポーツ出版部長)

馬場のコメント
「今年は3000試合達成やNWA奪取など、私にとって有意義な年だったと思う。その年にこれだけの賞をいただいたのは、来年に向かって大きな励みですよ。」
鶴田のコメント
「できたら個人での大賞がほしかったけど、UN戦など反省点も大きかったですから。来年頑張ります。」
トンガのコメント
「最初はどこまでやれるか不安だったけど、これで自信もつきます。ありがとうございます。」

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'81年1月5日午前10時30分から東京プリンスホテルで、東京スポーツ新聞社制定80年度のプロレス大賞の授賞式が行われた。

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'80世界最強タッグ決定リーグ戦

2012年12月22日 20時00分28秒 | '80全日本プロレス

参加チーム
'77世界オープン・タッグ、'79世界最強タッグ優勝チーム
ドリー・ファンク・ジュニア(190cm108kgアメリカ・インジアナ出身)
テリー・ファンク(188cm120kgアメリカ・インジアナ出身)

'78世界最強タッグ決定リーグ戦優勝チーム
ジャイアント馬場(209cm145kg新潟出身)
ジャンボ鶴田(197cm115kg山梨出身)

アブドーラ・ザ・ブッチャー(186cm140kgスーダン出身)
キラー・トーア・カマタ(185cm140kgアメリカ・ハワイ出身)

ザ・シーク(183cm110kgヨルダン出身)
ザ・グレート・メフィスト(183cm110kgアメリカ・テネシー出身)

ディック・スレーター(188cm115kgアメリカ・ニューヨーク出身)
リッキー・スティムボート(180cm110kgアメリカ・ハワイ出身)

ニック・ボックウインクル(187cm120kgアメリカ・ミズーリー出身)
ジム・ブランゼル(186cm115kgアメリカ・ミズーリー出身)

ビル・ロビンソン(192cm118kgイギリス出身)
レス・ソントン(180cm105kgイギリス出身)

リーグ戦ルール
・総当りリーグ戦を行い、最高得点チームが優勝。
・得点は、あらゆる勝ちが2点、時間切れ引き分けが1点、負けと時間内引き分けが0点。

全日本プロレス出場選手 
ミスター桜田
プリンス・トンガ
グレート小鹿(アジアタッグ王者)
大熊元司(アジアタッグ王者)
ロッキー羽田
ミスター林
伊藤正男
百田義浩
百田光雄
越中詩郎
(レフリー)ジョー樋口、和田京平、桜井公正
(特別レフリー)タイガー服部

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・11月26日ジャイアント馬場は記者会見を行い、来年の新春ジャイアント・シリーズとエキサイト・シリーズ中に2回にわたって「ジャイアント馬場3000試合連続出場記念試合」をNWAとAWAの世界王者を相手に行うと発表した。
・プリンス・トンガは、オーストラリア・ニュージーランド遠征を終え、このシリーズから出場。

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第1戦~第4戦(80世界最強タッグリーグ戦)

2012年12月22日 19時55分18秒 | '80全日本プロレス

開幕戦 11月28日(金)東京・後楽園ホール 観衆3000人(超満員)
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ザ・ファンクス(1-0)シーク&メフィスト
①ドリー(11分5秒リングアウト)メフィスト
ドリーがメフィストにスリーパーを決めたところへシークが入りドリーへ凶器突き。そこへテリーが入りシークを場外に落とし場外戦に。ドリーもメフィストを引き込むようにトップロープ越しに場外に落とし場外戦に。場外カウントが進む中、ドリーはリングアウト寸前にメフィストへパンチを決めリングに戻り、リングアウト勝ち。
ドリーのコメント
「奴らはレスラーじゃない。負けるわけないだろ。」
シークのコメント
「うるさい、なんで負けなんだ。」
メフィストのコメント
「ドローじゃないのか。」

タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ブッチャー&カマタ(1-0)スレーター&スティムボート
①ブッチャー組(9分45秒反則勝ち)スレーター組
リング内で4選手の乱闘となり、カマタに場外に落とされたスレーターが本部席から木鎚を持ってリングに戻り、ブッチャーとカマタを攻撃。場外に逃げるブッチャーをリッキーが追いかけ、ブッチャーから凶器を奪い取りブッチャーをめった打ち。さらにリング内でカマタを攻撃するスレーターに凶器を投げ渡し、スれーたは凶器でカマタをメッタ打ち。それを制止するレフリーを3度にわたって突き飛ばし、スレーターの反則負け。
ブッチャーのコメント
「俺たちの方が頭がいいのさ。」
スレーターのコメント
「凶器を見逃しておいて、反則負けは納得できない。」

タッグマッチ30分1本勝負
ロビンソン&ソントン(1-0)馬場&トンガ
①ロビンソン(18分2秒片エビ固め)トンガ
ドロップキックからワンハンド・バックブリーカーでフォール。

タッグマッチ30分1本勝負
ニック&ブランゼル(1-0)鶴田&桜田
①ニック(20分26秒エビ固め)桜田
ニックは、桜田がモンキーフリップにきたところを足を押さえて回転しエビに決めフォール。

'80世界最強タッグ決定リーグ戦入場式
参加チームがリングに勢ぞろいした後、ファンクスによる優勝トロフィーの返還、ロード・ブレアースPWF会長の大会宣言が行われ終了。
今年の入場式は、ブッチャーとシークがリングに上がらずリングの周囲を歩き回るのみで大きな乱闘もなく終了。

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)羽田&伊藤
①小鹿(17分42秒コブラツイスト)伊藤

20分1本勝負
ミスター林(12分25秒逆片エビ固め)百田義浩
百田光雄(12分16秒片エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第2戦 11月29日(土)清水市鈴与記念体育館 観衆6300人
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)ロビンソン&ソントン
①馬場(11分31秒片エビ固め)ソントン
馬場はソントンへ首投げから16文キックを決めフォール。

タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ブッチャー&カマタ(1-0)ニック&ブランゼル
①ブッチャー(7分3秒体固め)ブランゼル
ブッチャーは体当たりでブランゼルを倒したところへジャンピング・エルボードロップを決めフォール。

特別試合30分1本勝負
テリー・ファンク(5分55秒反則勝ち)ザ・シーク
シークが凶器攻撃を制止するレフリーに暴行し反則負け。

特別試合30分1本勝負
ドリー・ファンク・ジュニア(時間切れ)ディック・スレーター

30分1本勝負
リッキー・スティムボート(14分50秒体固め=ダイビング・ボディアタック)プリンス・トンガ
ザ・グレート・メフィスト(3分25秒逆エビ固め)伊藤正男

バトルロイヤル(9人参加)
参加選手=グレート小鹿、大熊元司、ロッキー羽田、ミスター林、、伊藤正男、百田義浩、百田光雄、越中詩郎、後藤政二
決勝、後藤(11分12秒体固め)越中

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)桜田&羽田
①(12分53秒体固め)羽田

20分1本勝負
百田光雄(8分51秒反則勝ち)ミスター林
百田義浩(11分6秒片エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)

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第3戦 11月30日(日)函館市民体育館 観衆4800人
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ニック&ブランゼル(1-0)シーク&メフィスト
①ニック組(4分12秒反則勝ち)シーク組
シークの凶器を奪いニックが攻撃したところから4選手の乱闘となり、それを制止するレフリーをシークが殴り反則負け。
ニックのコメント
「試合じゃないよ。シークとはアメリカでも何回も戦ったが、今日は異常なほど凶器を使ってきた。あれじゃ試合にならん。」

タッグマッチ30分1本勝負
ブッチャー&カマタ(1-0)馬場&小鹿
①ブッチャー(10分35秒体固め)小鹿
ブッチャーは小鹿をカマタとのダブルタックルで倒し、ジャンピング・エルボードロップを決めフォール。

タッグマッチ30分1本勝負
ザ・ファンクス(1-0)鶴田&トンガ
①テリー(15分15秒スピニング・トーホールド)トンガ
ドリーがトンガのドロップキックをかわして自爆させ、代わったテリーがスピニング・トーホールドで勝利。

タッグマッチ30分1本勝負
ロビンソン&ソントン(1-0)桜田&羽田
①ロビンソン(17分55秒体固め)羽田

タッグマッチ30分1本勝負
スレーター&スティムボート(1-0)大熊&伊藤
①スレーター(12分40秒体固め)伊藤

20分1本勝負
ミスター林(時間切れ)百田義浩
百田光雄(12分56秒逆エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時)

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第4戦 12月1日(月)札幌・中島スポーツセンター 観衆8000人(満員)
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ザ・ファンクス(1-0)ロビンソン&ソントン
①ドリー(19分30秒体固め)ソントン
ドリーは覆いかぶさってきたソントンをリバース・スープレックスで投げそのままフォールにいくが、ソントンがブリッジで返して投げようとしたところを再度ドリーがリバース・スープレックスで投げフォール。
ドリーのコメント
「調子はもうひとつだ。最後の技?テキサス・ブロンコ・バックブリーカーだ。」
ロビンソンのコメント
「テリーにうまく引っぱられてしまった。俺一人なら負けない相手なんだがなぁ。」

特別試合30分1本勝負
アブドーラ・ザ・ブッチャー(7分40秒反則勝ち)ザ・シーク
ブッチャーがシークをロープに詰め左腕や頭へヘッドバット攻撃。そこへメフィストが乱入し、2人がかりでブッチャーを攻撃した為、シークの反則負け。

特別試合30分1本勝負
ジャイアント馬場(9分10秒両者リングアウト)ニック・ボックウインクル
ニックは馬場がアトミックドロップを決めた瞬間、右足を取って4の字固めの体勢になったが、馬場は回転して場外へ。しかし場外へ落ちた瞬間、ニックが4の字固めを決めた為、そのままの状態でカウントが数えられ両者リングアウト。

特別試合30分1本勝負
ジャンボ鶴田(時間切れ)リッキー・スティムボート
残り時間20秒、鶴田がダブルアーム・スープレックスからフォールにいくが、スティムボートは左足をロープへ。鶴田は続けてもう一発ダブルアーム・スープレックスを決め押さえ込むが、スティムボートがはね返したところで時間切れ。
鶴田のコメント
「想像していた以上にいいレスラーだよ。だが今度やれば…」
スティムボートのコメント
「鶴田は速くて、なかなか捕まえられなかった。」

特別試合30分1本勝負
ジム・ブランゼル(54秒片エビ固め)ザ・グレート・メフィスト

30分1本勝負
ディック・スレーター(9分3秒体固め)ロッキー羽田
キラー・トーア・カマタ(6分16秒リングアウト)プリンス・トンガ

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)桜田&伊藤
①大熊(11分44秒片エビ固め)伊藤

20分1本勝負
ミスター林(7分29秒エビ固め)百田光雄
百田義浩(8分41秒体固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第5戦~第9戦(80世界最強タッグリーグ戦)

2012年12月22日 19時50分19秒 | '80全日本プロレス
第5戦 12月2日(火)旭川市総合体育館 観衆7000人(満員)
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)シーク&メフィスト
①馬場(6分55秒片エビ固め)メフィスト
馬場はメフィストへ脳天チョップからロープに振って16文キックを決めフォール。
馬場のコメント
「シークを鶴田に任せたのがよかった。作戦勝ちだよ。メフィストなら軽いものだ。」

タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
スレーター&スティムボート(0-0)ニック&ブランゼル
①時間切れ
スレーターのコメント
「ブランゼルを狙ったが、粘り切られてしまった。」
ニックのコメント
「スティムボートは若いがなかなかだ。攻めが甘かったかな。」

特別試合30分1本勝負
テリー・ファンク(12分56秒両者反則)アブドーラ・ザ・ブッチャー
テリーがスピニング・トーホールドを決めたところへ、カマタが乱入しテリーを攻撃。ドリーも加わっての乱闘となりドロー。
テリーのコメント
「いつまでも汚い野郎だ。機会を見つけ、シリーズ中に再対決だ。」
ブッチャーのコメント
「バックドロップで決まると思ったが。もう一回やる。」

特別試合30分1本勝負
ドリー・ファンク・ジュニア(12分31秒反則勝ち)キラー・トーア・カマタ

タッグマッチ30分1本勝負
ロビンソン&ソントン(1-0)トンガ&羽田
①ソントン(8分52秒エビ固め)羽田

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)桜田&伊藤
①大熊(8分22秒エビ固め)伊藤

20分1本勝負
ミスター林(11分2秒逆片エビ固め)百田義浩
百田光雄(11分6秒片エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)

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第6戦 12月4日(木)愛媛県民ホール 観衆4000人
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ロビンソン&ソントン(1-0)シーク&メフィスト
①ロビンソン組(5分15秒反則勝ち)シーク組
シークがソントンへ凶器攻撃。止めるレフリーを突き飛ばし、今度はロビンソンを捕まえてヒザヘ凶器を突き立て、再度制止するレフリーを突き飛ばして反則負け。
ロビンソンのコメント
「あいつはもう出場停止にした方がいい。最初から反則負けを狙っているんだから、戦う意味がない。」

タッグマッチ30分1本勝負
ザ・ファンクス(1-0)馬場&トンガ
①ドリー(18分35秒スピニング・トーホールド)トンガ
トンガを攻めるテリーへ馬場がエプロンからキック。怒ったテリーがドリーにタッチして馬場と場外戦となる間に、ドリーがトンガへスピニング・トーホールドを決め勝利。

特別試合30分1本勝負
ディック・スレーター(8分21秒両者リングアウト)アブドーラ・ザ・ブッチャー

特別試合30分1本勝負
ジャンボ鶴田(11分30秒反則勝ち)キラー・トーア・カマタ
ブッチャーが乱入して鶴田を攻撃。

特別試合30分1本勝負
リッキー・スティムボート(時間切れ)ジム・ブランゼル

30分1本勝負
ニック・ボックウインクル(5分29秒体固め)ロッキー羽田

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)桜田&伊藤
①小鹿(14分2秒首固め)伊藤

20分1本勝負
ミスター林(8分9秒逆片エビ固め)百田光雄
百田義浩(11分16秒体固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)

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第7戦 12月5日(金)高知県民体育館 観衆5600人
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ザ・ファンクス(0-0)ブッチャー&カマタ
①テリー(15分58秒両者カウントアウト)カマタ
テリーがカマタを攻撃しているところへブッチャーが入り、テリーへ凶器突き、バックフリップ、エルボードロップと攻撃しKO状態に。ドリーもコーナーに上がったカマタをイスで叩き落しブレーンバスター。テリー、カマタ共に立ち上がることができずドロー。
ブッチャーのコメント
「俺がテリーをKOしたのに、なぜ両者アウトなんだ。レフリーのミスジャッジだ。」
ドリーのコメント
「テリーは俺にタッチしてからブッチャーにやられた。ブッチャーこそルール無視の汚い野郎だ。」

タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ロビンソン&ソントン(0-0)ニック&ブランゼル
①時間切れ
残り1分、ニックのパンチ攻撃のスキをついてロビンソンが首固め(カウント2)。ニックはロビンソンへ首投げからフォールを返されると再度首投げを狙うが、これをロビンソンが逆さ押さえ込みに返すもののフォールならず、ソントンと交代。ニックの逆エビをソントンがエビ固めに返し、さらにニックが返したところで時間切れ。

特別試合タッグマッチ30分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)スレーター&スティムボート
①鶴田(22分48秒リングアウト)スレーター
リッキーのボディアタックがスレーターに誤爆。鶴田とスレーターがもつれて場外に落ち、鶴田はリングに戻ったものの、スレーターはダメージが大きく戻れずリングアウト負け。

タッグマッチ30分1本勝負
シーク&メフィスト(1-0)桜田&羽田
①メフィスト(4分25秒体固め)羽田

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)トンガ&伊藤
①大熊(12分55秒首固め)伊藤

20分1本勝負
ミスター林(10分42秒エビ固め)百田義浩
百田光雄(10分17秒首固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第8戦 12月6日(土)大分・荷揚町体育館 観衆2800人
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
馬場&鶴田(0-0)スレーター&スティムボート
①時間切れ

タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ブッチャー&カマタ(1-0)ロビンソン&ソントン
①ブッチャー(10分56秒リングアウト)ソントン
場外戦となり、カウントが進む中ブッチャーはソントンを客席に投げ込んでリングに戻り勝利。

特別試合30分1本勝負
ドリー・ファンク・ジュニア(4分50秒リングアウト)ザ・シーク

特別試合30分1本勝負
テリー・ファンク(12分40秒エビ固め)ジム・ブランゼル

特別試合30分1本勝負
ニック・ボックウインクル(2分55秒片エビ固め)ザ・グレート・メフィスト

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)トンガ&羽田
①大熊(19分47秒片エビ固め)羽田

20分1本勝負
ミスター桜田(8分6秒片エビ固め)伊藤正男
ミスター林(10分10秒両者リングアウト)百田光雄
百田義浩(7分26秒体固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)

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第9戦 12月7日(日)延岡市民体育館 観衆3100人
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ザ・ファンクス(1-0)スレーター&スティムボート
①テリー(37分6秒体固め)スティムボート
スティムボートはテリーにフライングボディアタックをかわされロープで首を強打。すかさずテリーが押さえ込み勝利。

特別試合30分1本勝負
アブドーラ・ザ・ブッチャー(11分15秒両者リングアウト)ビル・ロビンソン
ブッチャーがロビンソンをトップロープ越しに場外へ投げ落とし、場外戦に持ち込みドロー。

特別試合30分1本勝負
キラー・トーア・カマタ(4分10秒反則勝ち)ザ・シーク

特別試合30分1本勝負
ジャイアント馬場(2分10秒片エビ固め)ザ・グレート・メフィスト

タッグマッチ30分1本勝負
ニック&ブランゼル(1-0)鶴田&トンガ
①ニック(18分45秒片エビ固め)トンガ

30分1本勝負
レス・ソントン(9分25秒片エビ固め)伊藤正男

タッグマッチ20分1本勝負
桜田&羽田(1-0)小鹿&大熊
①羽田(17分58秒片エビ固め)小鹿

20分1本勝負
ミスター林(12分11秒逆片エビ固め)百田義浩
百田光雄(11分34秒回転エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)

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第10戦~第13戦(80世界最強タッグリーグ戦)

2012年12月22日 19時45分16秒 | '80全日本プロレス
第10戦 12月8日(月)長崎国際体育館 観衆3750人
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)ニック&ブランゼル
①鶴田(20分35秒片エビ固め)ブランゼル
鶴田にコーナーへ振られたブランゼルは、コーナーにかけ上がり振り向きざまのフライング・ボディアタック。しかし鶴田がカウント2で体を入れかえて押さえ込み勝利。
馬場のコメント
「ジャンボが元気だから、俺は安心して見ていられる。」
鶴田のコメント
「ここまできたら優勝しないと。あと2勝は死んでも取らないと。」

タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
スレーター&スティムボート(0-0)ロビンソン&ソントン
①(28分50秒両軍リングアウト)
ロビンソンのジャンピング・エルボーバットでリッキーが場外転落。スレーターが入りロビンソンを場外に落として場外戦となりドロー。
スレーターのコメント
「俺たちはリング上で勝負をつけようと思ったのに、向こうが先に場外戦にきた。尊敬できない先輩だ。」
ロビンソンのコメント
「あんな若造に勝てないとは、自分が情けない。」

特別試合30分1本勝負
ドリー・ファンク・ジュニア(8分20秒両者リングアウト)アブドーラ・ザ・ブッチャー
ドリーとブッチャーエルボーバット合戦となっているところへ、テリーとカマタが乱入。場外での乱闘となりドロー。

特別試合30分1本勝負
テリー・ファンク(9分30秒反則勝ち)キラー・トーア・カマタ

タッグマッチ30分1本勝負
桜田&トンガ(1-0)シーク&メフィスト
①日本組(2分30秒反則勝ち)外人組

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)羽田&伊藤
①大熊(17分44秒体固め)伊藤

20分1本勝負
ミスター林(12分44秒逆片エビ固め)百田光雄
百田義浩(12分19秒体固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)

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第11戦 12月9日(火)大阪府立体育会館 観衆7800人(満員)
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ブッチャー&カマタ(1-0)馬場&鶴田
①ブッチャー組(16分7秒反則勝ち)馬場組
リング内で馬場とブッチャー、場外で鶴田とカマタの戦いとなり、場外からカマタが投げ入れたイスを使って馬場がブッチャーを攻撃。鶴田もリングへ飛び込み、ブッチャーをコーナーに詰めて2人がかりでイス攻撃。リングに戻ろうとしたカマタを馬場がイスで殴り場外に落とし、再び鶴田とブッチャーへイス攻撃。これにレフリーが巻き込まれダウンした為、ブッチャー組の反則勝ち。
馬場のコメント
「向こうが投げてきたイスを使って、なぜ反則負けなんだ。先にジョーに手を出したのはブッチャーだ。納得できないよ。」
ブッチャーのコメント
「馬場なんてあんなものさ。ちっとも強くない。強いのは俺だ。」

タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ザ・ファンクス(1-0)ニック&ブランゼル
①ドリー(14分55秒回転エビ固め)ブランゼル
ドリーがブランゼルのドロップキックを空中で両脇に抱えるように受け止めて逆エビ固め。それをブランゼルが返してエビ固めに決めたが、ドリーはさらに反転させエビに決めフォール。
ドリーのコメント
「ここまできたら絶対にV3だ。」

特別試合30分1本勝負
リッキー・スティムボート(3分43秒反則勝ち)ザ・シーク
場外戦からリングに戻り、リッキーがシークの脳天にチョップ攻撃を続けるが、シークはリッキーそっちのけでレフリーを追い回し攻撃を加え反則負け。

特別試合30分1本勝負
ビル・ロビンソン(時間切れ)ディック・スレーター

特別試合30分1本勝負
レス・ソントン(57秒片エビ固め=ワンハンド・バックブリーカー)ザ・グレート・メフィスト

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(0-0)桜田&トンガ
①時間切れ

20分1本勝負
ロッキー羽田(8分40秒片エビ固め)伊藤正男
ミスター林(12分54秒逆片エビ固め)百田義浩
百田光雄(10分36秒片エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時)「全日本プロレス中継」収録

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第12戦 12月10日(水)宇都宮・栃木県体育館 観衆3500人
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
スレーター&スティムボート(1-0)シーク&メフィスト
①スレーター組(3分30秒反則勝ち)シーク組
シーク組がゴング前からスレーター組に襲いかかったものの、スレーター組から反撃されると、今度はレフリーを追い回して凶器攻撃を加え反則負け。

タッグマッチ30分1本勝負
ブッチャー&カマタ(1-0)馬場&桜田
①ブッチャー(11分35秒体固め=バックフリップ)桜田

特別試合30分1本勝負
ドリー・ファンク・ジュニア(時間切れ)ニック・ボックウインクル

特別試合30分1本勝負
テリー・ファンク(11分36秒ローリング・クレイドル・ホールド)ジム・ブランゼル

特別試合30分1本勝負
ジャンボ鶴田(9分20秒回転エビ固め)レス・ソントン

30分1本勝負
ビル・ロビンソン(2分58秒片エビ固め)ロッキー羽田

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)トンガ&伊藤
①大熊(17分2秒回転エビ固め)伊藤

20分1本勝負
百田光雄(8分56秒反則勝ち)ミスター林
百田義浩(6分16秒片エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時)

'80世界最強タッグリーグ戦得点経過(優勝の可能性があるチーム)
8点ーファンクス、ブッチャー・カマタ組
7点ー馬場・鶴田組

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第13戦(最終戦) 12月11日(木)東京・蔵前国技館 観衆11500人(満員)
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)ザ・ファンクス
①鶴田(43分50秒リングアウト)テリー
テリーのヘッドバットで場外に落ちた鶴田をテリーが追いかけ場外戦に。その間にリング内では馬場とドリーの戦いとなり、ロープに振られた馬場がリングに戻ろうとエプロンに上がったテリーに激突。これで場外に落ちたテリーと入れかわりに鶴田がリングに入ろうとするが、入る手前で場外転落。場外でカウントを数えていた樋口レフリーがリングに戻り、馬場とドリーを分けている間になんとか鶴田がリングへ転がり込む。ここで樋口レフリーがゴングを要請し鶴田の手を挙げ試合終了。(どの場面で決着したのか分かりづらかった為、すっきりしない結果となった。)
※馬場・鶴田組が優勝。
馬場のコメント
「今日は何をしてでも、何を言われても勝ちたかった。これで全日としてのメンツが立った。今年最後の大一番で優勝できたのはうれしい。」
鶴田のコメント
「今だから言えるが大阪であきらめ半分だった。今日は最初から捨て身。夢中でやっていたから勝ったといった実感はないが、とにかくうれしい。」
ドリーのコメント
「数度のチャンスを生かしきれなかった。ファンの声援には感謝している。」
テリーのコメント
「アンラッキー。リング下で鶴田を深追いしすぎた。兄貴が何度もフォールのチャンスがあったが、俺がうまくカットできなかった。」

試合後表彰式が行われ、優勝した馬場・鶴田組には優勝トロフィー(日本テレビ杯)、東京スポーツ杯と優勝賞金1千万円、準優勝のファンクスにはトロフィー(デイリースポーツ杯)と東京スポーツ杯、各賞には楯が贈られた。(ブッチャー組は表彰式に参加せず。)
各賞受賞チーム
殊勲賞(フクニチスポーツ)スレーター・スティムボート組
敢闘賞(週刊ファイト)ニック・ブランゼル組
技能賞(レジャーニュース)ロビンソン・ソントン組
チームプレー賞(ベースボールマガジン社「プロレス」)ファンクス
フェアプレー賞(日本スポーツ出版社「ゴング」)スレーター・スティムボート組

'80世界最強タッグ決定リーグ戦得点結果
優勝(9点)馬場・鶴田組
準優勝(8点)ファンクス
準優勝(8点)ブッチャー・カマタ組
4位(4点)スレーター・スティムボート組
4位(4点)ニック・ブランゼル組
6位(3点)ロビンソン・ソントン組
7位(0点)シーク・メフィスト組

タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ブッチャー&カマタ(0-0)シーク&メフィスト
①(7分45秒両軍リングアウト)
ブッチャーがメフィストにバックフリップを決めフォールへ。そこへシークが入りブッチャーへ凶器攻撃でカット。そこからブッチャーとシーク、カマタとメフィストの場外戦となり両軍リングアウト。

特別試合30分1本勝負
ビル・ロビンソン(時間切れ)ニック・ボックウインクル
残り時間1分、ロビンソンはニックが4の字にきたところを蹴り倒しダブルアーム・スープレックスを決めるがカウント2。ヘッドロックにきたロビンソンをニックがロープに振り体当たりで両者ダウン。最後は殴り合いとなって時間切れ。

特別試合30分1本勝負
リッキー・スティムボート(10分25秒リングアウト)レス・ソントン

特別試合30分1本勝負
ディック・スレーター(7分48秒片エビ固め)ジム・ブランゼル

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)トンガ&羽田
①大熊(14分44秒片エビ固め)羽田

20分1本勝負
ミスター桜田(5分34秒体固め)伊藤正男

タッグマッチ20分1本勝負
百田兄弟(1-0)林&越中
①義浩(12分36秒体固め)越中

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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・石川隆士は西ドイツ、オーストリア遠征を終え12月20日帰国。

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