昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

ドリー・ファンク・シニア・メモリアルナイト

2011年07月02日 20時00分47秒 | '74全日本プロレス

12月26日テキサス州アマリロ・スポーツアリーナ 観衆4500人(超満員)
インターナショナル・タッグ選手権 60分3本勝負
ザ・ファンクス(2-1)馬場&鶴田
①馬場(20分47秒体固め)ドリー
ドリーは馬場がスリーパーホールドにきたところを切り返してバックドロップを狙ったが、馬場が先に河津落しを決めフォール。
②テリー(12分20秒体固め)馬場
馬場へドリーのバックドロップに続き、テリーがダブルアーム・スープレックスを決めフォール。
③ドリー(12分12秒後方回転エビ固め)鶴田
ドリーは鶴田のタックルをかわしてバックを取り、ロープに押し込んで後方回転エビ固めを決めフォール。
※ファンクスがタイトル防衛に成功。
馬場のコメント
「やはり会場の雰囲気もすごかったし、いささかカーッとなった。必ずまた挑戦する。今日の試合でかえって自信を深めた。」
鶴田のコメント
「かなりいいところまで攻め込んでいたのに、ちょっとした気のゆるみをつけこまれた。やっぱり自分はまだ甘いです。」
ドリーのコメント
「馬場と鶴田は良く攻めてきた。チャレンジャーらしいファイトがあって、いい試合だった。」
テリーのコメント
「親父のメモリアルデーだし、負けてたまるかという気持ちだった。」

NWA世界ジュニア・ヘビー級選手権
ケン・マンテル(12分55秒1-0)エディ・グラハム
※マンテルがタイトル防衛に成功。

タッグマッチ
ジ・アウトローズ(1-0)ブラックジャック・マリガン&レイ・スチーブンス
①アウトローズ(14分57秒反則勝ち)マリガン組

ブラスナックル選手権
キラー・カール・コックス(9分40秒1-0)レッド・バスチェン
※コックスがタイトル防衛。

パット・オコーナー(11分14秒1-0)ミスター大熊
※ボブ・ガイゲルの会場入りが遅れた為、急遽パット・オコーナーが出場。

ジョー・ブランチャード(7分15秒1-0)スタン・ハンセン
ニック・コザック(7分11秒1-0)クラブフット・インフェルノ

10分1本勝負
佐藤昭夫(時間切れ)ゴージャス・ジョージ・ジュニア

(試合開始20時30分)

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・この大会は、テキサス州立ウエスト・テキサス大学育英資金設立試合として行われ、収益金は全額寄付された。
・ウエスト・テキサス大学の学生、テッド・デビアス(アウトローズ対マリガン&スチーブンス戦)とタリー・ブランチャード(NWAジュニア戦)が、特別レフリーとして試合を裁いた。
・試合前にセレモニーが行われ、サム・マソニックNWA会長、フリッツ・フォン・エリック、ボブ・ガイゲルら各地のプロモーターも駆けつけ、ドリー・ファンク・シニアを偲んだ。
・会場には遠征に同行しているジョー樋口、海外遠征中の百田光雄、羽田光男も姿を見せた。

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アントニオ猪木

12月12日蔵前国技館でストロング小林に勝ちNWFヘビー級王座を防衛したアントニオ猪木が、試合後の記者会見で「小林に勝って、大木に勝った。そして小林に勝った。ここではっきり言わせてもらうが、私の目標は日本統一ですよ。その為には誰とでも戦う。ここまできたら、やっぱり馬場さんでしょう。今日テレビを通じて挑戦しようと思ったが、チャンスがなくてやめた。あした内容証明付きの公開挑戦状を出します。」と発言。

14日公開挑戦状が全日本プロレス事務所に届く。
「全日本プロレスリング ジャイアント馬場殿
本日、茲に全日本プロレスの代表者でありPWFヘビー級チャンピオンの貴殿に対し、新日本プロレスの代表としてNWF世界ヘビー級チャンピオンの立場に於いて私は、貴殿との対戦を公式に要請、その回答を求める次第であります。
(中略)
対戦の実現には、貴殿側に於いては諸々の事情がある事は想像に難しくありません。依って私はこの際、あらゆる条件を貴殿側に寄託する所存であります。つまりテレビの放送権、興行権を貴殿に譲渡。開催の日時、場所、試合に関する一切の問題に於いて貴殿の意思を尊重し、私個人はフリーの立場で対戦を申し入れる次第であります。既に、この件に関しては私側の関係者の了承は得ております。
(中略)
私は私の出来る限りの最大限の、この譲歩による対戦申し入れに対して貴殿の誠意ある回答を望んで止みません。
貴殿がもし、対戦をあくまで回避されるなら私を、さらに世間のファンを納得さすに足る充分な明確な理由の表明のあることを、ここに加えて申し入れます。
昭和49年12月13日
新日本プロレスリング株式会社 アントニオ猪木」
※東京スポーツ紙面より

29日アメリカから帰国したジャイアント馬場は、東京スポーツのインタビューに答え「逃げているわけじゃないし、やれないとは言いません。しかしもっと根本的な気持ちの接点がなくては難しいですね。猪木君も私も日本のプロレスをより良くしようと努力しているのは共通しているのですが、互いに所有している団体も違うし、手段、方法も違う訳です。私自身はあくまでも自分自身が考える理想のプロレスの実現、そしてプロレスを日本に根強く残すために努力していきます。」と語った。

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1974年度プロレス大賞

2011年07月02日 18時50分03秒 | '74全日本プロレス
12月25日東京・銀座のキャピタルホテルで、東京スポーツ新聞社制定・昭和49年度プロレス東京スポーツ賞の選考委員会が開かれ各賞が決定。

昭和49年度プロレス東京スポーツ賞
年間最高試合賞 3月19日蔵前国技館 猪木対小林戦
最優秀選手賞 アントニオ猪木
最高殊勲選手賞 ジャイアント馬場
技能賞 ジャンボ鶴田
敢闘賞 ストロング小林
特別賞 マイティ井上
努力賞 マシオ駒
努力賞 山本小鉄
努力賞 寺西勇
新人賞 藤波辰巳

選考委員会出席者
選考委員長
井上博東京スポーツ社長
選考委員
針ヶ谷良一東京スポーツ編集局長
高橋典義東京スポーツ事業局長
猪狩晋東京スポーツ編集局次長
山田隆東京スポーツ運動部長
桜井康雄東京スポーツ第二運動部長
門馬忠雄東京スポーツ運動部主任
長田基東京スポーツ第二運動部員
白石孝次東京スポーツ第二運動部員

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1975年(昭和50年)
1月5日午後1時から東京・芝の東京プリンスホテル・カメリアホールで、東京スポーツ新聞社制定昭和49年度プロレス東京スポーツ賞の授賞式が来賓・関係者・報道陣など200人を集めて行われた。
受賞選手には記念のトロフィーと賞状、副賞として賞金が贈られた。

馬場のコメント
「最高殊勲選手に選ばれて大変名誉に思ってる。今年もまたプロレスの発展の為に一層の努力をします。」
鶴田のコメント
「まさかもらえるとは思っていなかったので驚いた。今年は優秀選手をもらえるように頑張ります。」
駒のコメント
「ありがとうございました。これからも頑張ります。」

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'74NWAワールド・チャンピオン・シリーズ

2011年06月25日 20時00分05秒 | '74全日本プロレス

参加外人選手
NWA世界ヘビー級王者
ジャック・ブリスコ(188cm107kgアメリカ・オクラホマ出身)12/2~12/12
NWA世界ジュニア・ヘビー級王者
ケン・マンテル(181cm102kgアメリカ・カリフォルニア出身)
ディック・マードック(186cm114kgアメリカ・テキサス出身)
パット・オコーナー(185cm112kgニュージーランド出身)11/22~12/3
クリス・マルコフ(183cm120kgユーゴスラビア出身)
グレート・スヌーカ(184cm111kgフィジー諸島出身)
ボビー・ホワイトロック(185cm110kgアメリカ・テネシー出身)

全日本プロレス出場選手
ジャイアント馬場(PWFヘビー級王者)
ザ・デストロイヤー(USヘビー級王者)
ジャンボ鶴田
グレート小鹿
高千穂明久
サムソン・クツワダ
サンダー杉山
マシオ駒
ミツ・ヒライ
桜田一男
肥後宗典
羽田光男
伊藤正男
大仁田厚
淵正信
(フリー)マティ鈴木
(レフリー)ジョー樋口、ジェリー・マードック、和田京平、園田一治
(特別レフリー)ハル佐々木
(タイトルマッチ立会人)ロード・ブレアースPWF会長

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・マシオ駒は腰痛が悪化し開幕戦から欠場。12月6日新潟大会から復帰。
・前シリーズのPWFタイトルマッチの結果に納得がいかず連続参戦し最終戦でPWF王座に挑戦予定だったディック・マードックは、12月5日の両国大会で背骨と腰を痛めた為、その後の試合を欠場。
・このシリーズから新人レフリーの和田京平が出場。

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第1戦~第6戦('74NWAワールドチャンピオンS)

2011年06月25日 19時50分45秒 | '74全日本プロレス
開幕戦 11月22日(金)東京・後楽園ホール 観衆1500人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-1)オコーナー&マンテル
①オコーナー(14分47秒揺りイス固め)鶴田
オコーナーは、コブラツイストを決めた瞬間に後へ倒しフォール。
②馬場(6分1秒体固め)オコーナー
ジャンピング・ネックブリーカードロップを決めフォール。
③鶴田(5分3秒片エビ固め)マンテル
鶴田は、マンテルのコーナー2段目から振り向きざまのフライング・ボディアタックをかわし、自爆したところへジャンピング・ボディプレスを決めフォール。

30分1本勝負
クリス・マルコフ(10分38秒体固め=フライング・ニードロップ)サムソン・クツワダ
ザ・デストロイヤー(時間切れ)ディック・マードック
グレート・スヌーカ(11分54秒片エビ固め)高千穂明久
サンダー杉山(10分38秒体固め)ボビー・ホワイトロック

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&鈴木(1-0)桜田&羽田
①小鹿(13分41秒コブラツイスト)羽田

20分1本勝負
ミツ・ヒライ(8分12秒体固め)肥後宗典

15分1本勝負
伊藤正男(11分27秒逆エビ固め)大仁田厚

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第2戦 11月24日(日)福岡・前原町糸島高校前広場 観衆4700人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-1)マードック&マンテル
①マンテル(14分13秒体固め)鶴田
②鶴田(4分12秒体固め)マンテル
③馬場(8分28秒体固め)マードック

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(時間切れ)パット・オコーナー
グレート小鹿(14分24秒コブラツイスト)ボビー・ホワイトロック
クリス・マルコフ(11分36秒体固め)高千穂明久
グレート・スヌーカ(11分18秒体固め)サムソン・クツワダ

タッグマッチ20分1本勝負
鈴木&ヒライ(1-0)桜田&肥後
①ヒライ(11分55秒体固め)桜田

20分1本勝負
羽田光男(12分6秒体固め)伊藤正男

15分1本勝負
大仁田厚(時間切れ)淵正信

(試合開始15時)

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第3戦 11月25日(月)福岡・飯塚市体育館 観衆4400人
60分3本勝負
ジャンボ鶴田(1-1)パット・オコーナー
①オコーナー(5分30秒体固め)
②鶴田(8分7秒体固め)
③(6分22秒両者リングアウト)

タッグマッチ45分3本勝負
マードック&マンテル(2-1)馬場&デストロイヤー
①マードック(14分47秒体固め)馬場
②デストロイヤー(4分32秒4の字固め)マードック
③マンテル(4分17秒体固め)デストロイヤー

30分1本勝負
クリス・マルコフ(12分20秒体固め)グレート小鹿
高千穂明久(9分8秒回転エビ固め)ボビー・ホワイトロック
グレート・スヌーカ(11分52秒逆エビ固め)マティ鈴木

バトルロイヤル(9人参加)
決勝、桜田一男(12分31秒エビ固め)羽田光男

タッグマッチ20分1本勝負
クツワダ&ヒライ(1-0)羽田&伊藤
①クツワダ(17分2秒体固め)伊藤

20分1本勝負
肥後宗典(9分19秒片エビ固め)桜田一男

15分1本勝負
淵正信(11分15秒体固め)大仁田厚

(試合開始18時)「全日本プロレス中継」収録

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第4戦 11月26日(火)福岡・大牟田市三池町広場 観衆7800人
6人タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田&クツワダ(2-1)マードック&オコーナー&マンテル
①オコーナー(5分19秒回転エビ固め)クツワダ
②鶴田(8分25秒回転エビ固め)オコーナー
③馬場(4分29秒体固め)マードック

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(17分59秒4の字固め)グレート・スヌーカ
クリス・マルコフ(11分41秒体固め)高千穂明久
グレート小鹿(10分4秒体固め)ボビー・ホワイトロック

バトルロイヤル(9人参加)
決勝、伊藤正男 (7分13秒体固め)桜田一男

20分1本勝負
羽田光男(11分55秒片エビ固め)大仁田厚

15分1本勝負
伊藤正男 (11分45秒逆エビ固め)淵正信

(試合開始18時)

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第5戦 11月28日(木)佐賀・武雄市武雄高校横広場 観衆6000人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-1)オコーナー&マンテル
①マンテル(9分10秒片エビ固め)鶴田
②鶴田(6分49秒体固め)マンテル
③馬場(4分15秒片エビ固め)オコーナー

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(17分21秒4の字固め)ボビー・ホワイトロック
クリス・マルコフ(13分10秒体固め)高千穂明久
ディック・マードック(14分57秒回転エビ固め)グレート小鹿
グレート・スヌーカ(10分35秒体固め)サムソン・クツワダ

バトルロイヤル(9人参加)
決勝、大仁田厚(13分17秒体固め)伊藤正男

タッグマッチ20分1本勝負
鈴木&桜田(1-0)ヒライ&羽田
①桜田(16分9秒逆エビ固め)羽田

20分1本勝負
肥後宗典(9分28秒体固め)伊藤正男

15分1本勝負
大仁田厚(11分51秒逆さ押さえ込み)淵正信

(試合開始18時)

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第6戦 11月29日(金)宮崎神宮東参道入り口広場 観衆9000人
6人タッグマッチ60分3本勝負
馬場&デストロイヤー&鶴田(2-1)マードック&マンテル&マルコフ
①マードック(8分23秒体固め)デストロイヤー
②デストロイヤー(9分13秒体固め)マードック
③馬場(5分31秒体固め)マルコフ

30分1本勝負
パット・オコーナー(21分24秒コブラツイスト)高千穂明久
グレート小鹿(16分9秒逆片エビ固め)グレート・スヌーカ
サムソン・クツワダ(9分40秒片エビ固め)ボビー・ホワイトロック

バトルロイヤル(8人参加)
決勝、肥後宗典(8分37秒体固め)伊藤正男

20分1本勝負
マティ鈴木(11分4秒揺りイス固め)肥後宗典
ミツ・ヒライ(15分23秒エビ固め)羽田光男

15分1本勝負
伊藤正男(12分12秒体固め)大仁田厚

(試合開始18時)

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第7戦~第11戦('74NWAワールドチャンピオンS)

2011年06月25日 19時40分01秒 | '74全日本プロレス
第7戦 11月30日(土)鹿児島・垂水市海岸広場 観衆3700人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&高千穂(2-1)マードック&マンテル
①マンテル(10分52秒片エビ固め)高千穂
②日本組(4分56秒反則勝ち)外人組
③馬場(6分13秒体固め)マンテル

30分1本勝負
パット・オコーナー(12分36秒体固め)サムソン・クツワダ
ザ・デストロイヤー(20分17秒4の字固め)グレート・スヌーカ
ジャンボ鶴田(9分21秒片エビ固め)ボビー・ホワイトロック
クリス・マルコフ(12分38秒体固め)グレート小鹿

バトルロイヤル(8人参加)
決勝、伊藤正男(8分59秒体固め)羽田光男

20分1本勝負
マティ鈴木(10分58秒揺りイス固め)羽田光男
ミツ・ヒライ(12分14秒体固め)肥後宗典

15分1本勝負
伊藤正男(13分47秒体固め)淵正信

(試合開始14時30分)

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第8戦 12月2日(月)鹿児島県立体育館 観衆5900人
NWA世界ヘビー級選手権 60分3本勝負
ジャイアント馬場(2-1)ジャック・ブリスコ
①馬場(11分47秒体固め)
馬場はブリスコをロープに振って水平打ちから32文ドロップキック。続けて河津落としを決めフォール。
②ブリスコ(5分39秒4の字固め)
ブリスコはヘッドロックにきた馬場をバックドロップで投げ、すかさず4の字固め。馬場は40秒ほど耐えたもののギブアップ。
③馬場(3分20秒体固め)
ブリスコは馬場の左足を抱えてニークラッシャーを決め、馬場が立ち上がったところへロープの反動をつけて攻撃にきたところへ、馬場がジャンピング・ネックブリーカードロップを決めフォール。
※馬場が第49代NWA世界ヘビー級王者となる。
馬場のコメント
「とにかくプロレスラーになって14年、本当にこのタイトルを取る事だけが夢だったんですよ。世界のトップランクと人にいわれるようになってからは、とりわけこのタイトルを意識してきた。それだけに嬉しいというより、本当に俺はチャンピオンになったのかなという、ほっぺたをつねってみたいような不思議な気持ち、喜びが大きすぎるのでこんな気持ちなのかもしれませんね。一晩眠ったら本当にうれしさがわいてくるかもしれない。」
ブリスコのコメント
「全く予想していない結果になった。春に対戦した時、強い相手だと思ったが、負けるとは思わなかった。まだ負けたという実感がない。5日にはもちろん勝つ。このままアメリカへ帰れるはずがないじゃないか。」
ブレアースPWF会長のコメント
「まずミスター・馬場に心からおめでとうと言いたい。馬場は堂々たる世界王者だ。近来まれに見る実にフェアな名勝負だった。」

タッグマッチ45分3本勝負
オコーナー&マンテル(2-1)鶴田&高千穂
①マンテル(12分24秒体固め)鶴田
マンテルは鶴田の頭部へパンチの連打からブレーンバスターを決めフォール。
②鶴田(1分55秒体固め)マンテル
鶴田はブレーンバスターにきたマンテルを逆にブレーンバスターで投げ、続けてダブルアーム・スープレックスを決めフォール。
③オコーナー(7分16秒回転エビ固め)高千穂
オコーナーにロープへ振られた高千穂は、オコーナーへ体当たり。もう一度体当たりへいったところをオコーナーはかわしてバックを取り、ロープへ押し込んで後方回転エビを決めフォール。

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(19分56秒4の字固め)グレート・スヌーカ
ディック・マードック(22分25秒体固め)サムソン・クツワダ
クリス・マルコフ(14分42秒体固め)グレート小鹿
サンダー杉山(9分50秒体固め)ボビー・ホワイトロック

タッグマッチ20分1本勝負
ヒライ&桜田(1-0)鈴木&羽田
①ヒライ(12分52秒体固め)羽田

20分1本勝負
肥後宗典(11分39秒エビ固め)伊藤正男

(試合開始18時)「全日本プロレス中継」収録

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第9戦 12月3日(火)熊本・水前寺体育館 観衆4300人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-1)ブリスコ&オコーナー
①ブリスコ(15分13秒体固め)馬場
②馬場(6分17秒体固め)ブリスコ
③鶴田(8分32秒片エビ固め)オコーナー

30分1本勝負
ケン・マンテル(15分5秒体固め)高千穂明久
ザ・デストロイヤー(23分22秒両者リングアウト)ディック・マードック
グレート小鹿(11分6秒体固め)ボビー・ホワイトロック
クリス・マルコフ(10分56秒片エビ固め)サムソン・クツワダ
サンダー杉山(12分7秒体固め)グレート・スヌーカ

タッグマッチ20分1本勝負
鈴木&肥後(1-0)ヒライ&羽田
①肥後(15分21秒体固め)羽田

20分1本勝負
桜田一男(13分体固め)伊藤正男

15分1本勝負
淵正信(9分27秒逆さ押さえ込み)大仁田厚

(試合開始18時30分)

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第10戦 12月5日(木)東京・日大講堂 観衆10200人
NWA世界ヘビー級&PWFヘビー級ダブル選手権 
60分3本勝負
ジャイアント馬場(2-1)ジャック・ブリスコ
①ブリスコ(13分53秒片エビ固め)
馬場がブリスコをロープに振りジャンピング・ネックブリーカーを狙ったところへブリスコがドロップキック。続けてバックドロップを決めフォール。
②馬場(3分53秒体固め)
馬場が腰投げにきたところでブリスコは切り返し逆さ押さえ込み。これを返した馬場は、すかさずネックブリーカー・ドロップを決めフォール。
③馬場(4分50秒体固め)
馬場のネックブリーカー・ドロップをロープをつかんでかわしたブリスコは、馬場の首筋へエルボーを落としバックドロップ。しかし馬場は持ち上げられた瞬間にトップロープを蹴って崩しフォール。
※馬場がNWA王座初防衛、PWF王座22度目の防衛に成功。
馬場のコメント
「守りのレスリングに徹していたので緊張の連続だった。どうしても守ろう守ろうの意識が強すぎて、攻めていく事はあまりなかった。でも初防衛を果たした事でほっとしたし、次からは…。あと一回、次もベルトを守る。」
ブリスコのコメント
「疲れた。馬場があんなに粘り強いとは思ってなかった。バックドロップをやったが、馬場にロープを蹴られて、こっちが頭を打ってしまった。とにかく豊橋では絶対勝つ。丸腰ではアメリカに帰れない。必ず馬場を倒す。」

NWA世界ジュニア・ヘビー級選手権 60分3本勝負
ケン・マンテル(1-1)ジャンボ鶴田
①マンテル(12分39秒体固め)
鶴田にコーナーに振られたマンテルは、コーナーに飛びつき振り向きざまのフライング・ボディアタック。これを鶴田に返されると、続けてブレーンバスターを決めフォール。
②鶴田(4分45秒体固め)
鶴田にコーナーに振られたマンテルは、コーナーに飛びつき振り向きざまのフライング・ボディアタック。これを鶴田は身を沈めてかわし、自爆したマンテルにジャンピング・ボディプレス。これを返されるとエルボードロップからダブルアーム・スープレックスを決めフォール。
③(3分2秒両者リングアウト)
鶴田がマンテルをロープに振りコブラツイストを決めるが、マンテルがロープに逃げ両者トップロープ越しに場外転落。両者場外でダウンし、鶴田がリングへ戻りかけたところでカウント10。
※マンテルがタイトル防衛に成功。
鶴田のコメント
「残念だ、もう少しだったのに。とにかく粘っこいやりづらい相手だった。だが怖い相手ではない。もう一度やれば絶対に勝ってみせる。」
マンテルのコメント
「こんなに苦しい試合は初めてだ。正直言って鶴田がこれほどやるとは思っていなかった。まったくタフですごい新人だ。」

タッグマッチ30分1本勝負
デストロイヤー&小鹿(1-0)マードック&スヌーカ
①小鹿(12分48秒体固め)スヌーカ

30分1本勝負
クリス・マルコフ(11分55秒体固め)高千穂明久
サンダー杉山(7分50秒体固め)ボビー・ホワイトロック

タッグマッチ20分1本勝負
クツワダ&羽田(1-0)鈴木&桜田
①クツワダ(11分38秒体固め)桜田

20分1本勝負
肥後宗典(11分47秒体固め)伊藤正男

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第11戦 12月6日(金)新潟市体育館 観衆4200人
USヘビー級選手権 61分3本勝負
ザ・デストロイヤー(2-1)クリス・マルコフ
①マルコフ(12分33秒体固め=フライング・ニードロップ)
②デストロイヤー(7分38秒4の字固め)
③デストロイヤー(2分33秒反則勝ち)
ロープ際でマルコフは、レフリーの制止を聞かずキック攻撃を続けた為、反則負け。
※デストロイヤーがタイトル防衛に成功。

タッグマッチ45分3本勝負
馬場&鶴田(2-1)ブリスコ&マンテル
①マンテル(13分39秒体固め)鶴田
②鶴田(4分16秒片エビ固め)マンテル
③鶴田(3分46秒エビ固め)マンテル

30分1本勝負
グレート小鹿(15分35秒逆エビ固め)グレート・スヌーカ
サムソン・クツワダ(12分4秒片エビ固め)ボビー・ホワイトロック

20分1本勝負
高千穂明久(11分33秒回転エビ固め)桜田一男
羽田光男(11分31秒首固め)伊藤正男

タッグマッチ20分1本勝負
鈴木&ヒライ(1-0)駒&肥後
①ヒライ(17分7秒体固め)肥後

15分1本勝負
大仁田厚(11分56秒逆エビ固め)淵正信

(試合開始18時)

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