昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

全日本プロレス旗あげまで

2010年12月31日 20時00分33秒 | '72全日本プロレス
9月9日
午後2時からジャイアント馬場は東京・赤坂のプリンスホテル「有明の間」で記者会見を行い、「全日本プロレス」の設立を発表。
・新会社は全日本プロレス株式会社、代表取締役は馬場正平。資本金は4000万円、オフィスは東京都港区六本木7丁目3番12号のインターナショナル・ビルディング内に開設。
・旗あげ第1戦を10月21日町田市体育館、第2戦を東京・日大講堂で行ない、シリーズは3週間15試合を行う予定。外人選手は交渉中で後日発表。日本選手は馬場、大熊、駒、轡田、佐藤の5人が決定。
・日本テレビでは、10月7日から「全日本プロレス中継」の放送を開始。7日と14日は馬場旗あげ記念名勝負集、21日から本格的に試合中継をスタート。

9月10日ジャイアント馬場は、外人選手との契約の為渡米。

9月18日
17日に帰国したジャイアント馬場は、18日午後東京・赤坂のプリンスホテル「有明の間」で記者会見を行い、旗あげ「ジャイアント・シリーズ」の日程、参加外人選手と所属選手を発表。
所属選手は9日に発表された5名に、国際プロレスから移籍が決定したサンダー杉山、元日本プロレスの藤井誠之が加わり7名となった。
会見に同席した国際プロレス吉原社長は「杉山は円満退社による移籍。要請があれば、シリーズ毎に国際プロレスの若手選手を貸し出す。」と発言。馬場も「国際プロレスさんとは、今後も交流を深めていきたい。」と語った。

ジャイアント馬場は会見後、日本テレビの全日本プロレス中継用の試合収録とプロモーター、レスラーへ旗あげに向けての協力要請の為、日本テレビの原章ディレクター、清水一郎アナウンサーら日本テレビのスタッフと共にハワイに向け渡米。

9月20日ハワイ・ホノルル・インターナショナルセンター
時間無制限1本勝負
ジャイアント馬場(0-0)ザ・シーク
①(11分40秒両者リングアウト)
シークがロープ際で馬場の額に噛みつき攻撃。馬場が場外に逃げシークが追いかけ場外戦に。場外でシークが投げた机をリングに立てかけた馬場は、シークを捕まえ机へ3度激突させたが、その間にカウントが数えられ両者リングアウト。
試合後、リング下でのインタビュー
清水アナ お疲れさまでした。大変な試合でしたね。
馬場 そうですね、たいして強いとは思わないんですね。凶器持たれたりやられたりしましたんでね、今日こそ完全にやっつけてやるだけの調子もありましたんでね。まあ惜しいことしました。日本で対決したいと思いますよ。
清水アナ これがアメリカでの第一戦なんですが、今後の予定はどうなってますか?
馬場 これから荒っぽいテキサス回って、ニューヨークの方へ回って10試合ぐらいやっていこうと思います。試合の勘も戻していきたいし。
清水アナ 日本のファンにいかがですか
馬場 そうですね、これから思い切って自分の思い通りにやれると思うんで、ぜひ期待をしてもらいたいと思います。
清水アナ ザ・シークも、ぜひとも決着をつけたいという事ですね。
馬場 折があったら、ぜひともこのシリーズ中(遠征中)にもう一回決着をつけたいと思います。

9月23日テキサス州アマリロ・TVスタジオ
60分3本勝負
ジャイアント馬場(2-1)ザ・プロフェッショナル
①プロフェッショナル(14分エビ固め)
②馬場(4分15秒体固め=水平チョップ)
③馬場(反則勝ち)
サイクロン・ネグロが乱入し馬場を攻撃。

タッグマッチ30分1本勝負
マシオ駒 (1-0)ビル・コディ
大熊元司   ジェリー・イェーガー
①駒(4分59秒逆さ押さえ込み)イェーガー

9月29日ペンシルバニア州ピッツバーグ・アリーナ
45分1本勝負
ジャイアント馬場(10分45秒体固め)フランク・ホルツ
馬場はホルツをロープに振って水平チョップ、さらにもう一度ロープに振って16文キックを決めフォール。

10月1日ジャイアント馬場は、ニューヨークのシェイ・スタジアムで行われたペドロ・モラレス対ブルーノ・サンマルチノのWWWF世界ヘビー級選手権を観戦。

10月5日各地区のプロモーターとの話し合い、参加外人選手との契約を終えジャイアント馬場帰国。

10月6日午前11時から東京・渋谷区恵比寿の山田ジムで、馬場、杉山、轡田、佐藤、藤井が参加して公開練習が行われた。

10月7日土曜日の夜8時、日本テレビ「全日本プロレス中継」が全国29局ネットで放送開始。

10月16日
夕方、アメリカから大熊元司とマシオ駒、ジョー樋口レフリーが帰国。
午後7時30分から東京・赤坂ヒルトンホテルで全日本プロレスと力道山家(百田家)が記者会見を行い、百田家は全日本プロレスを全面的にバックアップし、日本プロレス界の発展の為に協力していくと発表された。
力道山家からは、未亡人の百田敬子さんが取締役、長男の百田義浩が取締役とリングアナウンサー、次男の百田光雄がレスラーとして全日本プロレスに参加する事も発表された。

10月17日 全日本プロレスの所属選手で東京・池上本門寺の力道山のお墓へお墓参りを行い、その後山田ジムで公開練習。

10月19日 旗あげシリーズに参加する外人選手が来日し、東京・銀座の東急ホテルで記者会見が行われた。

10月20日
東京・渋谷区恵比寿の山田ジムで外人選手の公開練習が行われた。
同夜、東京・赤坂ヒルトンホテル「白真珠の間」で、全日本プロレス発足記念パーティーが関係者約500人を集めて行われた。
席上、百田家からインターナショナル王座のオリジナルベルトが全日本プロレスに寄贈され、ベルトはジャイアント馬場が世界の強豪5人を相手に争奪戦を行い、正式な選手権とする事を宣言。
轡田友継は、サムソン・クツワダにリングネームを変更。

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全日本プロレス所属選手

ジャイアント馬場(209cm145㎏新潟出身)
サンダー杉山(178cm125㎏新潟出身)
大熊元司(176cm130㎏埼玉出身)
マシオ駒(172cm100㎏東京出身)
サムソン・クツワダ(190cm121㎏北海道出身)
百田光雄(173cm95㎏東京出身)
佐藤昭夫(179cm100㎏北海道出身)
藤井誠之(182cm108㎏東京出身)
(レフリー)ジョー樋口
(リングアナ)百田義浩

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コメント

ジャイアント馬場&轡田友継&佐藤昭夫

2010年12月31日 19時55分19秒 | '72全日本プロレス
ジャイアント馬場&轡田友継&佐藤昭夫・日本プロレス最後のシリーズ

日本プロレス「第1次サマー・ビッグ・シリーズ」
第1戦、7月24日東京・後楽園ホール 観衆2000人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&吉村(2-1)ザ・モンゴルズ(ジート&べーポ)
①(20分22秒両軍リングアウト)
②日本組(5分12秒反則勝ち)外人組

20分1本勝負
永源遙(16分11秒エビ固め)轡田友継

15分1本勝負
小沢正志(11分52秒逆片エビ固め)佐藤昭夫

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第2戦、7月26日長野・諏訪湖スポーツセンター 観衆3500人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&大木(1-1)ザ・モンゴルズ
①べーポ(6分52秒片エビ固め)大木
②大木(5分46秒体固め)ジート
③(8分両軍リングアウト)

15分1本勝負
轡田友継(10分41秒首固め)安達勝治

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第3戦、7月27日神奈川・小田原市営野球場 観衆4500人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&坂口(2-1)ザ・モンゴルズ
①べーポ(12分エビ固め)馬場
②坂口(4分43秒片エビ固め)ジート
③馬場(6分10秒片エビ固め)べーポ

15分1本勝負
永源遙(9分52秒体固め)佐藤昭夫
轡田友継(9分22秒片エビ固め)小沢正志

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第4戦、7月28日東京・後楽園ホール 観衆1500人
60分3本勝負
ジャイアント馬場(2-1)ジョー・ノボ
①(7分52秒両者リングアウト)
②馬場(5分26秒片エビ固め)

15分1本勝負
戸口正徳(時間切れ)轡田友継
安達勝治(10分7秒体固め)佐藤昭夫

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第5戦、7月30日福岡スポーツセンター 観衆6500人
タッグマッチ45分3本勝負
馬場&小鹿(2-1)ミル・マスカラス&ジミー・バリアント
①小鹿(17分57秒体固め)バリアント
②マスカラス(6分45秒アバラ折り)小鹿
③馬場(6分5秒体固め)バリアント

20分1本勝負
永源遙(12分7秒逆エビ固め)轡田友継

15分1本勝負
佐藤昭夫(10分55秒逆さ押さえ込み)桜田一男

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第6戦、8月2日鹿児島・喜界島第一中学校グランド 観衆3700人
6人タッグマッチ60分3本勝負
馬場&吉村&大木(2-0)ザ・モンゴルズ&ジミー・バリアント
①日本組(14分46秒反則勝ち)外人組
②大木(7分36秒体固め)バリアント

15分1本勝負
安達勝治(11分15秒片エビ固め)轡田友継
佐藤昭夫(5分24秒体固め)木村聖裔

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第7戦、8月3日鹿児島・名瀬金久中学校グランド 観衆5000人
タッグマッチ60分3本勝負
ザ・モンゴルズ(2-1)馬場&小鹿
①(12分26秒両軍リングアウト)
②べーポ(8分44秒体固め)小鹿

15分1本勝負
永源遙(15分49秒片エビ固め)轡田友継
林牛之助(9分56秒片エビ固め)佐藤昭夫

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第8戦、8月4日鹿児島・徳之島町亀津闘牛場 観衆6000人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&坂口(2-1)ザ・モンゴルズ
①べーポ(11分26秒エビ固め)馬場
②坂口(2分40秒片エビ固め)ジート
③馬場(3分42秒片エビ固め)べーポ

15分1本勝負
轡田友継(9分33秒体固め)佐藤昭夫

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第9戦、8月6日宮崎・延岡市高階競技場 観衆3500人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&坂口(2-1)ミル・マスカラス&ジミー・バリアント
①マスカラス(9分46秒体固め)坂口
②坂口(5分54秒片エビ固め)マスカラス
③坂口(5分40秒体固め)バリアント

15分1本勝負
林牛之助(9分51秒エビ固め)轡田友継

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第10戦、8月9日山口・宇部市俵田体育館 観衆4300人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&大木(1-1)ザ・モンゴルズ
①ジート(9分51秒体固め)大木
②大木(6分35秒体固め)ジート
③(5分15秒両軍リングアウト)

20分1本勝負
轡田友継(11分53秒両者リングアウト)安達勝治

15分1本勝負
佐藤昭夫(11分17秒体固め)桜田一男

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第11戦、8月10日愛知・弥富町公民館横広場 観衆5500人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&坂口(2-0)ジョー・ノボ&ジミー・バリアント
①坂口(14分59秒片エビ固め)バリアント
②馬場(5分4秒体固め)ノボ

15分1本勝負
轡田友継(8分17秒両者リングアウト)林牛之助
佐藤昭夫(11分46秒体固め)小沢正志

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第12戦、8月11日東京・後楽園ホール 観衆1500人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&坂口(1-1)ザ・モンゴルズ
①べーポ(8分36秒サバ折り)馬場
②馬場(1分16秒体固め)べーポ
③(4分56秒両軍リングアウト)

バトルロイヤル(10人参加)
出場選手=上田馬之助、グレート小鹿、星野勘太郎、ミツ・ヒライ、永源遥、安達勝治、轡田友継、戸口正徳、桜田一男、小沢正志
※戸口が優勝し、NETテレビからトロフィーが贈られた。

15分1本勝負
轡田友継(8分34秒エビ固め)桜田一男

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第13戦、8月12日静岡・沼津市営球場 観衆5000人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&吉村(2-1)ミル・マスカラス&エル・ソリタリオ
①(16分3秒両軍リングアウト)
②吉村(4分58秒体固め)ソリタリオ

15分1本勝負
桜田一男(9分33秒逆エビ固め)佐藤昭夫

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第14戦、8月13日千葉・旭市干潟小学校グランド 観衆5000人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&大木(2-1)ザ・モンゴルズ
①大木(10分36秒体固め)ジート
②ジート(5分10秒体固め)大木
③日本組(4分32秒リングアウト)外人組

20分1本勝負
林牛之助(13分57秒エビ固め)轡田友継

15分1本勝負
永源遙(10分14秒体固め)佐藤昭夫

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第15戦、8月14日愛知・蒲郡市体育館 観衆6000人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&坂口(2-1)ミル・マスカラス&ジミー・バリアント
①(16分45秒両軍リングアウト)
②坂口(3分38秒エビ固め)バリアント

15分1本勝負
轡田友継(10分37秒片エビ固め)安達勝治
佐藤昭夫(9分15秒逆さ押さえ込み)桜田一男

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第16戦、8月15日富山市体育館 観衆4000人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&上田(1-1)ザ・モンゴルズ
①べーポ(9分53秒背骨折り)上田
②馬場(4分31秒体固め)ジート
③(5分37秒両軍リングアウト)

15分1本勝負
戸口正徳(10分3秒片エビ固め)轡田友継

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第17戦、8月16日新潟・三条市厚生会館 観衆3500人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&坂口(2-0)ジミー・バリアント&エル・ソリタリオ
①坂口(16分40秒片エビ固め)バリアント
②馬場(3分33秒体固め)ソリタリオ

15分1本勝負
轡田友継(14分3秒体固め)桜田一男
林牛之助(7分45秒エビ固め)佐藤昭夫

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第18戦、8月18日宮城・石巻市中央広場 観衆5000人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&大木(2-1)ザ・モンゴルズ
①(13分36秒両軍リングアウト)
②馬場(3分54秒体固め=16文キック)ジート

20分1本勝負
轡田友継(16分41秒体固め)桜田一男

15分1本勝負
戸口正徳(14分27秒体固め)佐藤昭夫


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コメント

サンダー・杉山&大熊元司&マシオ駒

2010年12月31日 19時50分25秒 | '72全日本プロレス
サンダー・杉山・国際プロレスでの試合結果(6月~9月)

国際プロレス「ビッグ・サマー・シリーズ」
第1戦、6月25日東京・足立区体育館 観衆2000人
30分1本勝負
サンダー・杉山(9分35秒カウントアウト)ジョー・アデール

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第2戦、6月27日茨城県スポーツセンター 観衆6000人
30分1本勝負
サンダー・杉山(11分7秒逆エビ固め)大磯武

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第5戦、7月2日久慈市体育館 観衆6700人
30分1本勝負
サンダー・杉山(13分11秒体固め)ジプシー・ジョー

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第6戦、7月3日岩手・大槌高校体育館 観衆3700人
30分1本勝負
サンダー・杉山(9分40秒体固め)ジョー・アデール

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第11戦、7月15日京都・宮津市民会館 観衆2000人
6人タッグマッチ60分3本勝負
杉山&S小林&寺西(2-1)ビル・ミラー&バロン・シクルナ&ジプシー・ジョー
①ミラー(24分17秒背骨折り)小林
②小林(4分5秒逆エビ固め)ミラー
③寺西(2分50秒回転エビ固め)ジョー

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第12戦、7月16日豊岡市営グランド 観衆3000人
45分3本勝負
サンダー・杉山(1-1)ビル・ミラー
①ミラー(27分25秒背骨折り)
②杉山(6分15秒体固め)
③時間切れ

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第14戦、7月19日東京・板橋区体育館 観衆2000人
タッグマッチ45分3本勝負
杉山&G草津(2-1)バロン・シクルナ&レーン・ゴルト
①ゴルト(16分16秒逆エビ固め)杉山
②杉山(7分53秒体固め)ゴルト
③草津(4分22秒4の字固め)シクルナ

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第17戦、7月22日北浜市民体育館 観衆2500人
30分1本勝負
サンダー・杉山(17分21秒体固め)ジプシー・ジョー

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国際プロレス「ダイナマイト・シリーズ」
第1戦、9月12日船橋ヘルスセンター内ローラースケート場 観衆2000人
30分1本勝負
サンダー・杉山(12分30秒両者リングアウト)バッファロー・ザリノフ

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第5戦、9月20日大阪府立体育会館 観衆3500人
45分3本勝負
サンダー・杉山(1-1)ビル・ロビンソン
①杉山(21分13秒体固め)
②ロビンソン(12分48秒体固め)
③時間切れ

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大熊元司&マシオ駒・テキサスでの主な試合結果(8月~9月)

8月6日ニューメキシコ州クロービス・クロービスアリーナ
タッグマッチ
ミスター大熊&マシオ駒(勝敗不明)コザック・ブラザーズ

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8月7日テキサス州アビリーン・テイラーカウンティ・コロシアム
ミスター大熊(1-0)スニー・ワー・クラウド

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8月7日テキサス州エルパソ・コロシアム
マシオ駒(10分29秒体固め)チーフ・リトル・イーグル

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8月12日オハイオ州クリーブランド・ミュニシパル・スタジアム 観衆14000人
スーパーボール・タッグ・トーナメント
決勝戦
トニー・マリノ&トニー・パリシ(1-0)マシオ駒&大熊元司
①パリシ(体固め)大熊
※マリノ・パリシ組が優勝。

準決勝
マシオ駒&大熊元司(1-0)ルイス・マルチネス&サル・ドミンゲス
※駒・大熊組が決勝戦進出。

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8月13日ニューメキシコ州クローヴィス・アリーナ
マシオ駒対ジェリー・コザック
ミスター大熊対リッキー・スター
※試合結果不明

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8月14日テキサス州アビリーン・テイラーカウンティ・コロシアム
オリエンタル・デスマッチ
パク・ソン(1-0)ミスター大熊

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8月14日テキサス州エルパソ・コロシアム
タッグマッチ
リッキー・ロメロ&ニック・コザック(反則勝ち)カール・フォン・スタイガー&マシオ駒

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8月15日テキサス州オデッサ・エクターカウンティ・コロシアム
タッグマッチ
ロード・アル・ヘイズ&リッキー・スター(1-0)ミスター大熊&マシオ駒

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8月16日テキサス州ラボック・フェアパーク・コロシアム
マシオ駒(1-0)スニー・ワー・クラウド

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8月17日テキサス州アマリロ・スポーツアリーナ
リッキー・スター(8分36秒1-0)ミスター大熊

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8月20日ニューメキシコ州アルバカーキ・シビック・オーデトリアム
ミスター大熊(勝敗不明)リッキー・スター

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8月20日ニューメキシコ州クローヴィス・アリーナ
マシオ駒(勝敗不明)ビル・コーディ

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8月21日テキサス州アビリーン・テイラーカウンティ・コロシアム
ミスター大熊(1-0)サルバドール・ドミンゲス

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8月21日テキサス州エルパソ・コロシアム
リッキー・ロメロ(1-0)マシオ駒

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8月23日テキサス州ラボック・フェアパーク・コロシアム
タッグマッチ
リッキー・ロメロ&エル・サント(1-0)ミスター大熊&マシオ駒

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8月24日テキサス州アマリロ・メモリアル・スタジアム
ニック・コザック(8分36秒1-0)マシオ駒

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8月26日テキサス州ヘレフォード・ブルバーン
サルバドール・ドミンゲス(1-0)マシオ駒

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8月27日ニューメキシコ州クローヴィス・アリーナ
タッグマッチ
ミスター大熊&マシオ駒(勝敗不明)サルバドール・ドミンゲス&スニー・ワー・クラウド

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8月28日テキサス州アビリーン・テイラーカウンティ・コロシアム
タッグマッチ
パク・ソン&スニー・ワー・クラウド(1-0)ミスター大熊&マシオ駒

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8月30日テキサス州ラボック・フェアパーク・コロシアム
ニック・コザック(1-0)マシオ駒

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8月31日テキサス州アマリロ・スポーツアリーナ
ウエスタンステーツ・タッグ選手権
ロード・アル・ヘイズ&リッキー・スター(28分53秒1-0)ミスター大熊&マシオ駒
※ヘイズ・スター組がタイトル防衛。

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9月3日ニューメキシコ州アルバカーキ・シビック・オーデトリアム
ウエスタンステーツ・タッグ選手権
ロード・アル・ヘイズ&リッキー・スター(勝敗不明)ミスター大熊&マシオ駒

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9月4日テキサス州エルパソ・コロシアム
ウエスタンステーツ・タッグ選手権
ロード・アル・ヘイズ&リッキー・スター(33分26秒1-0)ミスター大熊&マシオ駒
※ヘイズ・スター組がタイトル防衛。

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9月7日テキサス州アマリロ・スポーツアリーナ
ミスター・レスリング(11分54秒1-0)マシオ駒

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9月10日ニューメキシコ州クロービス・アリーナ
タッグマッチ
ミスター大熊&マシオ駒(勝敗不明)チーフ・リトル・イーグル&スニー・ワー・クラウド

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9月11日テキサス州エルパソ・コロシアム
オリエンタル柔道マッチ
パク・ソン(18分36秒1-0)ミスター大熊

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9月13日テキサス州ラボック・フェアパーク・コロシアム
タッグマッチ
ロード・アル・ヘイズ&リッキー・スター(1-0)ミスター大熊&マシオ駒

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9月14日テキサス州アマリロ・スポーツアリーナ
リッキー・スター(7分18秒1-0)マシオ駒

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9月17日ニューメキシコ州アルバカーキ・シビック・オーデトリアム
柔道ジャケット・マッチ
ミスター大熊(勝敗不明)パク・ソン

ミスター大熊(勝敗不明)ニック・コザック

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9月19日テキサス州オデッサ・エクターカウンティ・コロシアム
1500ドル争奪17人参加バトルロイヤル
参加選手=ニック・コザック、ジェリー・コザック、ミスター大熊、マシオ駒、カール・フォン・スタイガー、サイクロン・ネグロ、パク・ソン、リッキー・ロメロ、ミスター・レスリング、ムース・モロウスキー、ザ・ブラック・デビル、ロード・アル・ヘイズ、リッキー・スター、JC・ダイクス、ビル・コーディ、ハンス・ミューラー、ジョジョ・ブラウン
(優勝)パク・ソン

パク・ソン(1-0)ミスター大熊
ビル・コーディ(1-0)マシオ駒

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9月21日テキサス州ドンリー郡ヘドリー・アリーナ
タッグマッチ
ミスター大熊&マシオ駒(勝敗不明)ドリー・ファンク・シニア&テリー・ファンク

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9月24日ニューメキシコ州クロービス・アリーナ
6人タッグマッチ
ミスター大熊&マシオ駒&ジェリー・イェーガー(勝敗不明)ミスター・レスリング&リッキー・スター&ビル・コーディ

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9月25日テキサス州エルパソ・コロシアム
タッグマッチ30分1本勝負
ニック・コザック&ミスター・レスリング(1-0)ミスター大熊&マシオ駒
①コザック(体固め)駒

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9月27日テキサス州ブレイディ・ナショナルガード・アーモリー
10人参加バトルロイヤル
参加選手=ミスター大熊、マシオ駒、パク・ソン、カール・フォン・スタイガー、ミスター・レスリング、リッキー・ロメロ、ハンス・ミューラー、デニス・ボックウインクル、ビル・コーディ、ザ・ローマン
※試合結果不明

タッグマッチ
ミスター大熊&マシオ駒(勝敗不明)ミスター・レスリング&ビル・コーディ

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9月28日テキサス州アマリロ・スポーツアリーナ
17人参加バトルロイヤル
参加選手=ミスター大熊、マシオ駒、サイクロン・ネグロ、パク・ソン、ロード・アル・ヘイズ、カール・フォン・スタイガー、リッキー・スター、ミスター・レスリング、リッキー・ロメロ、ムース・モロウスキー、ニック・コザック、ジェリー・イェーガー、ハンク・ジェームス、ザ・ブラック・デビル、ハンス・ミューラー、デニス・ボックウインクル、マック・クォーリー
(優勝)ロード・アル・ヘイズ&リッキー・スター

柔道ジャケット・マッチ
パク・ソン(9分2秒1-0)ミスター大熊


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コメント

全日本プロレス旗あげまで・日プロ編

2010年12月31日 19時46分25秒 | '72全日本プロレス
昭和44年(1969年)5月12日
日本プロレスとNETテレビが東京・赤坂プリンス・ホテルで合同記者会見(NET側は山内直元社長、辻井博編成局長他2名、日プロ側は芳の里淳三社長、遠藤幸吉取締役、ユセフトルコ取締役、アントニオ猪木、大木金太郎、星野勘太郎、山本小鉄が出席)を行い、7月2日から毎週水曜日の午後9時からの1時間枠で「ワールド・プロレスリング」という番組名で日本プロレスの試合を放送する事を発表。
ただし、力道山時代から放送を続けている日本テレビに配慮し、ジャイアント馬場と坂口征二の試合とインター王座・ワールド大リーグ戦の公式戦については放送しない事が発表された。

昭和45年(1970年)4月
視聴率の伸び悩みもありNETテレビからの要請で「ワールド・プロレスリング」で坂口征二の試合とワールド大リーグ戦の公式戦を放送。
この件について日本テレビは、馬場の試合だけは絶対放送しないという事で譲歩し承諾。

昭和46年(1971年)12月
アントニオ猪木と側近による日本プロレス乗っ取りが発覚し、日本プロレス選手会が猪木の除名と追放を決議(6日)し、日本プロレスの長谷川代表に決議書を提出。これを受けて日本プロレスは13日午後3時から緊急記者会見を行い、アントニオ猪木の除名と追放を発表。

昭和47年(1972年)3月
NETテレビの「ワールド・プロレスリング」は、エースであったアントニオ猪木がいなくなってしまった為、1月から坂口征二と大木金太郎を中心とした放送を続けてきたが、視聴率が低迷。この為にNETテレビは、日本プロレスに対してジャイアント馬場のNETテレビ登場を要請。
日本テレビ側から「NETテレビに出たらプロレス中継から手を引く」という話を聞いていた馬場は、日本プロレスの幹部を説得したものの聞き入れられず、日本プロレスは2局放送決定時の日本テレビとの約束を破り馬場のNETテレビ登場を決定。

4月3日
NETテレビの「ワールド・プロレスリング」に、ジャイアント馬場(※)が登場。
※第14回ワールド大リーグ戦第3戦・新潟市体育館
馬場&坂口(2-1)ディック・マードック&マイティ・ブルータス

これに怒った日本テレビは日本プロレスに対し、ジャイアント馬場のNETテレビへの出場停止の仮処分を東京地方裁判所に申請。これが地裁により却下されると、契約違反として告訴するものの「当事者同士で話し合いをしなさい」と差し戻された為、日本テレビは日本プロレスに対し「馬場をNETに出し続けるなら、プロレス中継を打ち切る」と最後通告。

5月15日
日本テレビ本社で松根光雄日本テレビ運動部長が記者会見を行い、5月12日第14回ワールド大リーグ戦決勝戦(ジャイアント馬場対ゴリラ・モンスーン戦)の生中継をもって、18年にわたる日本プロレス中継の放送打ち切りを発表。

7月24日
日本プロレス「第1次サマー・ビッグ・シリーズ」が開幕。

7月29日
午後2時ジャイアント馬場は、日本プロレス興業及び日本プロレス選手会へ役員、所属選手としての辞表を提出。
午後6時から東京・赤坂プリンスホテル「有明の間」で記者会見を行い、「今年の4月以来、会社の方針としてやむを得ず、NETテレビに出演する事になりましたが、これは自分自身にとって極めて不本意な事でした。自分は日本テレビに恩義を感じていますし、力道山先生と正力松太郎氏との縁もあります。そうした関係でどうしても日本テレビとの絆を断ち難く、日本プロレスから独立する事にしました。」と声明文を読み上げ、日本プロレスからの独立を宣言。
また今後について記者の質問に答え「新しい組織を作り、日本テレビさんの協力をいただいて、再び日本テレビのブラウン管にのりたいと考えています。」と発言。


7月31日
日本テレビで行われた放送記者会で松根光雄運動部長が「10月からプロレス中継を予定している。主役は馬場で、土曜日の8時から9時のゴールデンタイムという方向で進んでいる」と表明。

8月14日
午後、日本プロレス事務所内で長谷川代表と馬場の会談が行われたが、日本プロレス側から馬場を引き留めるための具体的な提案がなく、10分程度の話し合いで馬場は会社を後にした。

8月18日
「第1次サマー・ビッグ・シリーズ」が宮城・石巻市中央広場で終了。

8月24日
22日に平井義一日本プロレス協会会長から提示された調停案に対し、24日午後ジャイアント馬場は平井会長宅を訪れ拒否する事を伝えた。
同夜、ジャイアント馬場は新団体設立に向けての準備のため渡米。

8月31日に帰国した馬場は、9月1日日本プロレスコミッショナーにインターナショナルのベルトを返上を伝え、翌2日東京・渋谷の日本プロレスで行われた記者会見で、馬場は正式にインター王座を返上。
これで馬場は日本プロレスから離れ、本格的に新団体設立へ動き出した。


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2010年12月31日 18時00分41秒 | 全日本プロレス史
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東京スポーツ新聞&刊行物
日本スポーツ出版社・ゴング&別冊ゴング&週刊ゴング&増刊号
ベースボール・マガジン社・プロレス&ボクシング&月刊プロレス&週刊プロレス&増刊号
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