昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

G馬場&J鶴田・アメリカ遠征

2011年07月13日 20時00分47秒 | '75全日本プロレス
ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田は、ジョー樋口と共に2月1日に渡米し、ハワイで最終調整した後、テキサス州サンアントニオに入り、テキサス・カンサス・ミズーリで試合を行い19日に帰国。

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2月5日テキサス州サンアントニオ・ミュンシパル・オーデトリアム 観衆6000人(満員)
1万ドル争奪ポール・バトルロイヤル(17人参加)
(参加選手)ドリー・ファンク・ジュニア、テリー・ファンク、ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、ホセ・ロザリオ、マッドドック・バション、ブラックジャック・マリガン、ブラックジャック・ランザ、アルバート・マドリル、ダグ・ギルバート、キム・ドク、ロディ・パイパー、イワン・ポトスキー、ドン・セラノ、エル・グラン・マーコス、ザ・バロン、ボブ・ブラッカーズ
決勝、マドリル(15分43秒)テリー
鉄柱に約7メートルのポールを設置し、その先端に1万ドルの小切手をくくりつけて試合開始。
最後はマドリルがテリーをボディスラムで叩きつけ、すかさずポールによじ登り小切手を掴んで優勝。

インターナショナル・タッグ選手権 60分3本勝負
馬場&鶴田(2-1)ザ・ファンクス
①馬場(15分45秒片エビ固め)テリー
馬場はテリーへココナッツクラッシュ2連発、ロープへ振って32文ドロップキックからカナディアン・バックブリーカー。さらにロープに振って16文キックを決めフォール。
②ドリー(6分30秒体固め)鶴田
ドリーが鶴田のドロップキックをかわし自爆させると、テリーとドリーが一発づつブレーンバスターを決めフォール。
③鶴田(11分13秒体固め)ドリー
ドリーが鶴田にブレーンバスターを決めようとした時に、持ち上げた鶴田の体がトップロープに当たりはね返されるようにブレーンバスターが崩れ、ドリーの上に落ちた鶴田がそのままフォール。
※馬場・鶴田組がタイトルを獲得。
馬場のコメント
「もちろんタイトルを奪還した事はうれしいが、それよりも鶴田にベルトを締めさせてやれたのが、何よりの収穫だった。やはりこのベルトは日本にあったものだから、取り返すのは当然だ。もし取り返せなかったら引退するまで追い続けようと思ってた。」
鶴田のコメント
「嬉しい。信じられないような気持ちだ。スタートは緊張したが、中盤から馬場さんのリードのままに快調に動けた。生まれて初めて腰に巻いたベルトは、ちょっと重かった。もう絶対に誰にも渡しませんよ。」
ドリーのコメント
「鶴田は我々の予想以上に伸びている。鶴田の成長をはっきりつかめなかったのが敗因だと思ってる。ベルトを取られたのは残念だが、これで終わりだとは思っていない。今すぐにでもリターンマッチをやりたい。」
テリーのコメント
「鶴田は予想以上に強くなっていた。あいつはテキサスに長くいたから人気もある。だからやりやすかったんだろう。今度は俺たちがベルトを奪回する。」

30分1本勝負
ホセ・ロザリオ(18分21秒体固め)ブラックジャック・マリガン

20分1本勝負
ブラックジャック・ランザ(7分26秒ストマック・クロー)ダグ・ギルバート
キム・ドク(10分42秒体固め=ショルダーバスター)ロディ・パイパー

15分1本勝負
イワン・ポトスキー(11分20秒エビ固め)ドン・セラノ

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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2月6日カンサス州カンサスシティ・オーデトリアム 観衆5000人(満員)
NWA世界ヘビー級選手権 60分3本勝負
ジャック・ブリスコ(2-1)オマール・アトラス
①ブリスコ(7分23秒エビ固め)
②アトラス(9分24秒体固め)
③ブリスコ(12分13秒体固め)
※ブリスコがタイトル防衛。

PWFヘビー級選手権 61分3本勝負
ジャイアント馬場(2-1)ディック・ザ・ブルーザー
①馬場(7分41秒片エビ固め)
馬場はブルーザーをロープに振りブルーザーの頭部に16文キック。さらにアトミックドロップから再度16文キックを頭部に決めてフォール。
②ブルーザー(7分2秒体固め)
ブルーザーはアトミック・ボムズアウェーから流血した馬場の額にパンチを打ち込み、フォールを返されるとさらにもう一発パンチを額に打ち込んでフォール。
③馬場(9分37秒反則勝ち)
ブルーザーがエプロンの馬場を捕まえ、レフリーの制止を聞かずにパンチ、首絞め攻撃を続けた為反則負け。
※馬場がタイトル25度目の防衛に成功。
馬場のコメント
「正直言って手放しで喜べないファイト内容だった。ブルーザーと対戦するのは44年以来だったが、タフさと荒っぽさは変わっていなかった。日本に来るというなら、拒否する理由は何ひとつない。」
ブルーザーのコメント
「俺が負けた?冗談じゃない。誰が見ても馬場は足腰が立たなかったじゃないか。俺は負けてないし、何回やっても俺が勝つ。」

タッグマッチ45分1本勝負
ザ・インターンズ(1-0)テッド・オーツ&トニー・ルソー
①インターンズ1号(12分13秒体固め=パイルドライバー)ルソー

女子プロレス
ジーン・アントン(1-0)ケイ・ケイシー

30分1本勝負
マイク・ジョージ(反則勝ち)チャック・オコーナー
ジェリー・オーツ(1-0)トミー・マーチン
テリー・マーチン(17分20秒体固め)ボビー・ジャガーズ

6人タッグマッチ30分1本勝負
ルーファス・ジョーンズ&ヘイスタック・カルホーン&ザ・バイキング(1-0)ロード・アル・ヘイズ&ビル・ハワード&オキシキナ
①ジョーンズ(6分20秒体固め)オキシキナ

(試合開始20時)「全日本プロレス中継」収録

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2月7日ミズリー州セントルイス・キール・オーデトリアム 観衆10087人
NWA世界ヘビー級選手権 60分3本勝負
ジャック・ブリスコ(2-1)ドリー・ファンク・ジュニア
①ブリスコ(16分31秒体固め=スープレックス)
②ドリー(11分29秒スピニング・トーホールド)
③ブリスコ(8分6秒4の字固め)
※ブリスコがタイトル防衛に成功。
この試合のレフリーは、ジョー樋口。

タッグマッチ
ハーリー・レイス&ロード・アル・ヘイズ(22分52秒1-0)ボボ・ブラジル&パット・オコーナー

ハンディキャップ・マッチ30分2本勝負
ジャイアント馬場(1-0)ビッグ・ビル・ミラー&ルーファス・ジョーンズ
①馬場(15分3秒反則勝ち)ミラー
②馬場(時間切れ)ジョーンズ
※30分間に馬場が、一人づつ戦う試合方式のハンディ戦。

30分1本勝負
チャック・オコーナー(5分49秒1-0)ジム・アーネット

女子プロレスタッグマッチ30分3本勝負
ジーン・アントン&キャシー・マッコイ(2-1)ベティ・ニコリ&ケイ・ケイシー
①アントン(5分44秒1-0)ケイシー
②ニコリ(2分20秒1-0)マッコイ
③アントン(4分1秒1-0)ケイシー

20分1本勝負
ジャンボ鶴田(9分52秒体固め=ダブルアーム・スープレックス)テリー・マーチン
テッド・オーツ(9分13秒1-0)ボビー・ジャガーズ

(試合開始20時30分)

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2月8日コロラド州プエブロ・コロラドステートフェアグラウンズ
60分3本勝負
ドリー・ファンク・ジュニア(2-1)ジャイアント馬場
①ドリー(1-0)
②馬場(1-0)
③ドリー(反則勝ち=鶴田が乱入)

ジャンボ鶴田(時間切れ)ジェリー・コザック

タッグマッチ3本勝負
ブラック・ゴールドマン&グレート・ゴリアス(2-1)リッキー・ロメロ&ムース・モロウスキー

ミゼットプロレス
ボボ・ジョンソン(13分体固め)ビリー・ザ・キッド

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2月9日ニューメキシコ州アルバカーキ・シビック・オーデトリアム
60分3本勝負
ジャイアント馬場(1-1)ドリー・ファンク・ジュニア

タッグマッチ
ジャンボ鶴田&リッキー・ロメロ(勝敗不明)ブラック・ゴールドマン&グレート・ゴリアス

ミスター・レスリング(勝敗不明)スコット・ケーシー
佐藤昭夫(勝敗不明)カール・フォン・スタイガー

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