昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

第26戦~第31戦(第8回チャンピオンC)

2012年11月03日 19時30分55秒 | '80全日本プロレス
第26戦 4月27日(日)大分・三重町体育館 観衆2300人
タッグマッチ60分3本勝負
テリー&スレーター(2-0)ブッチャー&キャンディ
①テリー組(12分30秒反則勝ち)ブッチャー組
②テリー(1分45秒首固め)キャンディ

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(8分30秒両者リングアウト)ザ・シーク
シークの凶器攻撃に怒った鶴田は凶器を奪い取り反撃、ここから場外での戦いとなり鶴田が木槌、シークがビールビンを使っての乱闘となりドロー。

リーグ戦 30分1本勝負
ジャイアント馬場(8分55秒体固め=16文キック)大熊元司

リーグ戦 30分1本勝負
テッド・デビアス(7分55秒首固め)ミステリアス・アサシン

30分1本勝負
タイガー戸口(13分3秒体固め)カール・ファジー

リーグ戦 30分1本勝負
グレート小鹿(19分26秒両者リングアウト)ロッキー羽田

20分1本勝負
百田光雄(12分44秒回転エビ固め)伊藤正男
ミスター林(11分45秒片エビ固め)大仁田厚

15分1本勝負
淵正伸(13分31秒エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)

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第27戦 4月28日(月)大分県立体育館 観衆2900人
30分1本勝負
テリー・ファンク(7分25秒両者反則)ザ・シーク
テリーのパンチ攻撃に巻き込まれレフリーがダウンした後も、パンチと凶器の乱闘が続き試合にならず。

30分1本勝負
ジャイアント馬場(6分28秒両者リングアウト)アブドーラ・ザ・ブッチャー
ブッチャーはコーナー最上段に上がった馬場を場外に引きずり落とし、そのまま場外戦となりドロー。

リーグ戦 30分1本勝負
ディック・スレーター(22分40秒首固め)ジャンボ鶴田
スレーターが鶴田のバックドロップをロープを蹴って崩し、起き上がりざまに鶴田がボディスラムを狙ったところを首固め。二転三転してフォールの取り合いとなるが、最後はスレーターが上になって押さえ込み勝利。

リーグ戦 30分1本勝負
テッド・デビアス(16分33秒体固め)カール・ファジー

30分1本勝負
タイガー戸口(15分46秒体固め)ミステリアス・アサシン

リーグ戦 30分1本勝負
グレート小鹿(20分30秒両者リングアウト)大熊元司
大熊がタックルにきたところで小鹿がかわしてコブラツイストを決めたが、両者もつれるように場外に落ち場外戦となりドロー。

30分1本勝負
レイ・キャンディ(13分44秒片エビ固め)ロッキー羽田

タッグマッチ20分1本勝負
林&百田(1-0)伊藤&淵
①百田(14分50秒首固め)淵

15分1本勝負
大仁田厚(12分43秒エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)

5月2日後楽園大会でアブドーラ・ザ・ブッチャー対ザ・シークのシングルマッチが決定。

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第28戦 4月29日(火・祝)宮崎・小林市体育館 観衆3200人
タッグマッチ60分3本勝負
テリー&鶴田(2-1)ブッチャー&アサシン
①ブッチャー(1分33秒体固め)鶴田
②テリー組(5分15秒反則勝ち)ブッチャー組
場外で4選手の乱闘となり制止するレフリーをブッチャーが突き飛ばし反則負け。(乱闘中、テリーがアサシンのマスクをはぎ取る。)
③鶴田(1分59秒片エビ固め)アサシン
アサシンへテリーのギロチンドロップから鶴田がジャンピング・ニーパットを決めフォール。

30分1本勝負
タイガー戸口(3分40秒両者リングアウト)ザ・シーク
戸口はシークから凶器を奪い、場外に逃げるシークを追い凶器攻撃。シークもシューズから凶器を取り出して反撃し、場外での乱闘が続きドロー。

リーグ戦 30分1本勝負
ジャイアント馬場(12分30秒体固め)グレート小鹿
馬場は小鹿をロープに振って16文キック2連発を決めフォール。

リーグ戦 30分1本勝負
レイ・キャンディ(10分21秒リングアウト)ロッキー羽田

30分1本勝負
ディック・スレーター(12分58秒体固め)大熊元司

20分1本勝負
テッド・デビアス(17分58秒体固め)大仁田厚
カール・ファジー(13分50秒首固め)淵正伸
ミスター林(13分49秒両者リングアウト)伊藤正男

15分1本勝負
百田光雄(12分52秒回転エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)

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第29戦 4月30日(水)長崎国際体育館 観衆3800人
タッグマッチ60分3本勝負
テリー&鶴田(2-1)ブッチャー&キャンディ
①テリー組(1分50秒反則勝ち)ブッチャー組
②ブッチャー組(3分16秒反則勝ち)テリー組
③鶴田(2分14秒体固め=フライング・ボディシザースドロップ)キャンディ

30分1本勝負
ロッキー羽田(1分39秒両者リングアウト)ザ・シーク
レフリーの制止を聞かず場外でシークが羽田へ凶器攻撃を続けドロー。

リーグ戦 30分1本勝負
ディック・スレーター(11分22秒リングアウト)ジャイアント馬場
場外戦となりスレーターが馬場へアトミックドロップ。そこへシークが乱入し、スレーターへ凶器突き。倒れている馬場へも凶器攻撃を続ける間にスレーターがリングに戻り勝利。
※スレーターの決勝戦進出が決定。
馬場のコメント
「なんとも言い様の無い事になった。ファンに申し訳ない。警戒していたんだが、アトミックドロップをくったところへ出てこられたんでは…」
スレーターのコメント
「夢中でリングに転がり込んだ。勝てる自信はなかった。シークの乱入による勝利なので、複雑な心境だ。」
鶴田のコメント
「スレーターが馬場さんに勝つとは。とにかく何がなんでも優勝しなくては。スレーターには大分でやられているんで、必ず借りは返す。」

リーグ戦 30分1本勝負
タイガー戸口(時間切れ)テッド・デビアス

30分1本勝負
グレート小鹿(8分30秒エビ固め)ボビー・ジャカーズ

20分1本勝負
カール・ファジー(10分21秒首固め)大仁田厚
大熊元司(10分19秒片エビ固め)伊藤正男
百田光雄(13分4秒片エビ固め)淵正伸

15分1本勝負
ミスター林(11分22秒片エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)

第8回チャンピオン・カーニバル・リーグ戦の成績
1位(19点)ジャンボ鶴田
1位(19点)ディック・スレーター
3位(18点)テリー・ファンク
3位(18点)アブドラ・ザ・ブッチャー
5位(17点)ジャイアント馬場
6位(15点)タイガー戸口
7位(12点)テッド・デビアス
8位(8点)レイ・キャンディ
9位(6点)ミステリアス・アサシン
10位(4点)ロッキー羽田
10位(4点)グレート小鹿
12位(2点)大熊元司
13位(0点)カール・ファジー

ミステリアス・アサシンは、シリーズ中何度もマスクを取られ正体が分かってしまった事から、長崎大会からボビー・ジャカーズとして出場。

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第30戦 5月1日(木)福岡九電記念体育館 観衆3800人
優勝決定戦 60分1本勝負
ジャンボ鶴田(1-0)ディック・スレーター
①鶴田(23分45秒原爆固め)
スレーターは鶴田をコーナーに振りタックル。これを鶴田がかわした為にスレーターは鉄柱に激突。鶴田はよろよろとコーナーから後退りするスレーターのバックを取り原爆固めを決めフォール。
※鶴田が初優勝。三賞は殊勲賞にテリー・ファンク、敢闘賞にタイガー戸口、技能賞にテッド・デビアスが選ばれ表彰された。
鶴田のコメント
「最後はジャーマンしかないと思ってました。今大会はブッチャーや途中からシークが参加した事で相当荒れたものになっていたので、決勝戦だけはクリーンにリングの上で決着をつけたかった。そういう意味では満足しています。(初優勝の実感は?)まだピンときませんね。ただ嬉しいだけですよ。」
スレーターのコメント
「いい試合だったが、最後の場面が残念だった。しかしこのシリーズ、自分の持ち味が十二分に出せたので満足している。来年もう一回、鶴田に挑戦したい。」

タッグマッチ45分1本勝負
テリー&デビアス(1-0)ブッチャー&キャンディ
①テリー(6分55秒首固め)キャンディ
テリーはキャンディがボディスラムにきたところを首固めに丸め込みフォール。

30分1本勝負
ジャイアント馬場(4分20秒両者リングアウト)ザ・シーク
シークの凶器攻撃に怒った馬場は、シークから凶器を奪い凶器攻撃。シークも客席から空き缶を持ち出し、場外での乱闘を続けドロー。

30分1本勝負
タイガー戸口(16分11秒体固め)カール・ファジー
ロッキー羽田(14分20秒片エビ固め)ボビー・ジャカーズ

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)伊藤&大仁田
①大熊(16分21秒体固め)大仁田

20分1本勝負
百田光雄(12分26秒首固め)ミスター林

15分1本勝負
淵正伸(12分34秒原爆固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第31戦(最終戦) 5月2日(金)東京・後楽園ホール 観衆3400人
60分1本勝負
アブドーラ・ザ・ブッチャー(0-0)ザ・シーク
①(3分30秒両者反則)
ロープ際で両者もつれ合って凶器攻撃の応酬、これを分けようとする樋口レフリーにブッチャーが凶器攻撃を加え、樋口レフリーは場外でダウン。急遽和田レフリーが飛び込んできて、樋口レフリーに確認してゴングを要請。
両者反則の裁定が下った後も場外で乱闘を続け、乱闘に巻き込まれた日本テレビの倉持アナウンサーが額から出血(頭部を15針縫う怪我)して病院に運ばれるハプニングも起こった。
※この試合は「全日本プロレス中継」で放送予定だったが、倉持アナウンサーが乱闘に巻き込まれ怪我を負った事が日本テレビ局内で問題となり、テレビ放送が見送られた。

タッグマッチ60分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)テリー&スレーター
①鶴田(16分10秒片エビ固め)スレーター
スレーターが鶴田へダブルアーム・スープレックスを決めようとするところへ、馬場が入りスレーターへ脳天チョップ、続けで二人がかりのアトミックドロップを決めフォール。

30分1本勝負
テッド・デビアス(18分45秒首固め)ロッキー羽田
羽田がデビアスをロープに振りショルダースルーを狙ったところで、デビアスは首固めを決めフォール。
タイガー戸口(11分44秒片エビ固め)レイ・キャンディ
グレート小鹿(8分10秒エビ固め)ボビー・ジャカーズ
大熊元司(16分36秒片エビ固め)カール・ファジー

20分1本勝負
伊藤正男(14分15秒反則勝ち)ミスター林
百田光雄(13分15秒回転エビ固め)淵正伸

15分1本勝負
大仁田厚(13分24秒エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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・シリーズ中にジャイアント馬場が3000試合連続出場(日本国内)を達成。(公式には4月25日の高知大会でのザ・シーク戦という事になっていますが、実際には何試合かずれて達成していると思われます。)
・2月の大木金太郎・国際プロレス入団時に問題になったインターナショナル選手権の防衛戦が、5月15日大宮スケートセンターでジョー・ルダック相手に行われた。

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