昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

第1戦~第6戦('75ブラックパワーS)

2011年07月30日 19時50分03秒 | '75全日本プロレス

開幕戦 5月23日(金)東京・後楽園ホール 観衆1400人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-1)デビル&ケーシー
①鶴田(9分45秒体固め=ダブルアーム・スープレックス)ケーシー
②デビル(3分12秒体固め)馬場
③馬場(3分38秒体固め=バックドロップ)デビル
試合中ブラジルが乱入。鶴田と場外での戦いとなり、ブラジルのヘッドバットを受けた鶴田が客席に倒れ込んだ際、イスの金具で左手の手のひらを裂傷(長さ5㎝深さ1㎝)。試合後、救急車で近くの整形外科に運ばれ治療を受けた。

タッグマッチ30分1本勝負
ブラジル&ジェームス(1-0)高千穂&クツワダ
①ブラジル(5分33秒体固め=ココバット2連発)高千穂

30分1本勝負
ジェリー・コザック(10分3秒体固め)マシオ駒

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)デストロイヤー&杉山
①小鹿組(20分17秒反則勝ち)デストロイヤー組
極道コンビの反則攻撃に怒ったデストロイヤーが、ビールビンを持ち出し攻撃した為、反則負け。

20分1本勝負
ビリー・フランシス(13分28秒体固め)桜田一男
マティ鈴木(12分42秒エビ固め)伊藤正男
ミツ・ヒライ(6分39秒体固め)肥後宗典

15分1本勝負
淵正信(13分34秒首固め)園田一治

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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第2戦 5月24日(土)東京・足立区体育館 観衆3300人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&クツワダ(2-1)ブラジル&フランシス
①ブラジル(5分56秒体固め)クツワダ
②日本組(6分17秒反則勝ち)外人組
③クツワダ(4分44秒体固め)フランシス

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(7分12秒両者リングアウト)ハンク・ジェームス
ザ・デストロイヤー(23分5秒逆さ押さえ込み)スコット・ケーシー

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)杉山&伊藤
①大熊(13分55秒体固め)伊藤

30分1本勝負
高千穂明久(18分15秒体固め)ザ・ブラック・デビル

20分1本勝負
ジェリー・コザック(9分49秒体固め)マティ鈴木
マシオ駒(8分58秒片エビ固め)肥後宗典
ミツ・ヒライ(8分33秒首固め)桜田一男

15分1本勝負
淵正信(14分18秒体固め)園田一治

(試合開始18時30分)

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第3戦 5月25日(日)埼玉・富士見市ツルマ・ショッピングセンター 観衆5300人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&デストロイヤー(2-1)ブラジル&ケーシー
①デストロイヤー(8分58秒体固め)ケーシー
②ブラジル(4分18秒体固め)デストロイヤー
③デストロイヤー(3分59秒4の字固め)ケーシー

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(14分12秒反則勝ち)ザ・ブラック・デビル
ハンク・ジェームス(11分23秒体固め)サムソン・クツワダ

バトルロイヤル(10人参加)
決勝、肥後宗典(9分18秒片エビ固め)伊藤正男

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)杉山&桜田
①小鹿(15分34秒体固め)桜田

20分1本勝負
マティ鈴木(11分13秒体固め)肥後宗典
マシオ駒(時間切れ)ミツ・ヒライ

15分1本勝負
伊藤正男(11分54秒体固め)淵正信

(試合開始18時30分)

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第4戦 5月27日(火)広島県立体育館 観衆3800人
覆面世界一決定十番勝負・第7戦
USヘビー級選手権 60分3本勝負
ザ・デストロイヤー(2-1)ザ・ブラック・デビル
①デストロイヤー(12分23秒体固め)
デビルの急所攻撃に怒ったデストロイヤーは急所打ちをやり返し、すかさずエアプレンスピンからフォール。
②デビル(2分19秒体固め)
デビルは覆面の中に凶器を入れてのヘッドバット2連発からキック。続けてもう一発凶器頭突きを決めフォール。
③デストロイヤー(3分34秒体固め)
両者マスクに手をかける展開となり、デストロイヤーはデビルに目潰し攻撃から馬乗りになってマスクを剥がすとデビルは顔を押さえたままの動かなくなるが、デストロイヤーはデビルを引きずり起こしてヘッドバット2連発を決めフォール。デビルの正体はマヌエル・ソトと判明。
試合後、通路で試合を見ていた馬場がリングに上がってソトに詰め寄り、デストロイヤーが剥がしたデビルのマスクを引き裂いて客席に放り投げた。
※デストロイヤーがタイトル防衛に成功。
デストロイヤー覆面世界一決定十番勝負8戦7勝1分。
デストロイヤーのコメント
「凶器さえくわなかったらストレートで勝てた相手だ。挑戦者が誰であろうと俺は10番勝てばいいのだから、次は8戦を目指すだけだ。」
デビルのコメント
「何もしゃべりたくない。出て行ってくれ。」
馬場のコメント
「第1戦からおかしいと思っていたが、ブラックデビルの資料の写真と全く違う人物だったとは。あんまり腹が立ったからリング上でマスクを破ってやった。本人は残留させるとしても、PWF本部に抗議して、はっきりとした線を出したい。」

タッグマッチ45分1本勝負
馬場&杉山(1-0)ブラジル&フランシス
①杉山(9分38秒体固め)フランシス

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(7分19秒両者リングアウト)ハンク・ジェームス

タッグマッチ30分1本勝負
高千穂&クツワダ(1-0)小鹿&大熊
①時間切れ
延長戦5分
高千穂組(2分17秒反則勝ち)小鹿組

30分1本勝負
マティ鈴木(13分18秒体固め)スコット・ケーシー

バトルロイヤル(7人参加)
決勝、園田一治(7分6秒体固め)桜田一男

20分1本勝負
マシオ駒(10分13秒片エビ固め)伊藤正男
ミツ・ヒライ(10分8秒体固め)肥後宗典

15分1本勝負
桜田一男(11分52秒体固め)淵正信

(試合開始18時30分)

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第5戦 5月28日(水)山口・萩市ジャスコ・ボウル 観衆4900人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&鶴田(2-0)ブラジル&フランシス
①日本組(8分44秒リングアウト)外人組
②鶴田(9分53秒体固め)フランシス

30分1本勝負
ザ・デストロイヤー(15分47秒反則勝ち)ハンク・ジェームス

タッグマッチ30分1本勝負
高千穂&クツワダ(1-0)杉山&鈴木
①高千穂(22分22秒体固め)鈴木

30分1本勝負
グレート小鹿(12分3秒片エビ固め)スコット・ケーシー
マヌエル・ソト(9分19秒片エビ固め)ミツ・ヒライ

バトルロイヤル(9人参加)
決勝、淵正信(9分50秒首固め)肥後宗典

20分1本勝負
大熊元司(9分9秒体固め)桜田一男
マシオ駒(10分12秒片エビ固め)肥後宗典

15分1本勝負
伊藤正男(11分54秒体固め)淵正信

(試合開始18時30分)

5月27日広島大会で覆面を取られたザ・ブラック・デビルは、この日から素顔のマヌエル・ソトとして出場。

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第6戦 5月29日(木)大分県営体育館 観衆5000人
タッグマッチ60分3本勝負
馬場&デストロイヤー(2-1)ブラジル&フランシス
①ブラジル(1分19秒体固め)デストロイヤー
②日本組(8分53秒リングアウト)外人組
③デストロイヤー(7分58秒4の字固め)フランシス

30分1本勝負
ジャンボ鶴田(7分13秒反則勝ち)ハンク・ジェームス

タッグマッチ30分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)高千穂&クツワダ
①大熊(22分50秒体固め)高千穂

30分1本勝負
マヌエル・ソト(9分12秒体固め)マティ鈴木
スコット・ケーシー(13分4秒回転エビ固め)マシオ駒

バトルロイヤル(8人参加)
決勝、桜田一男(11分9秒回転エビ固め)肥後宗典

20分1本勝負
ミツ・ヒライ(11分16秒体固め)伊藤正男
肥後宗典(10分15秒体固め)桜田一男

15分1本勝負
淵正信(13分59秒片エビ固め)園田一治

(試合開始18時30分)

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ザ・ブラック・デビル偽者問題
5月27日広島大会後、宿舎から馬場が電話でハワイのブレア―スPWF会長に抗議(シリーズ前に発表された写真のレスラー(187cm112kg)と違う点と正体がマヌエル・ソトであった事)。抗議を受けたブレア―ス会長が調査したところ、マヌエル・ソトは一度も覆面を被って試合をしていない事が判明した為、覆面世界一決定十番勝負の第7戦は無効となった。
また別のザ・ブラック・デビル(本物?)の存在が確認された為、覆面世界一決定十番勝負の相手として、この選手の参戦が決定。

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