昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

G馬場・J鶴田アメリカ遠征

2012年07月21日 20時00分00秒 | '79全日本プロレス
ジャイアント馬場は2月1日渡米しプエルトリコで試合を行った後、2月8日に渡米してきたジャンボ鶴田、フロリダ地区で試合をしていた天龍と合流し、AWA地区とハワイで試合を行った。

2月2日プエルトリコ・ポンセ・パチンビセンス・コロシアム
ジャイアント馬場(1-0)リック・マーテル

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2月3日プエルトリコ・バヤモン・ファンラモン・スタジアム
世界選手権
ジャイアント馬場(1-0)アブドーラ・ザ・ブッチャー
※馬場が世界王者(プエルトリコ地区?)として登場し、ブッチャーの挑戦を受け防衛したようです。

ルーザー・リーブス・タウン・マッチ
ジ・インベーダーズ(1-0)ピエール・マーテル&リック・マーテル
※ピエール・リックがプエルトリコから追放。

カリビアン・ヘビー級選手権
ドン・ケント(1-0)ドリー・ファンク・ジュニア
※ケントがタイトル防衛。

タッグマッチ
ダッチ・マンテル&フランキー・レイン(1-0)ホセ・リベラ&チーフ・ワー・クラウド

ヒューラカン・カステロ(1-0)ビクター・ジョビカ

タッグマッチ
エル・ピラタ&ビル・マルティネス(1-0)ミゲル・ペレス&ビッグ・レッド

(試合開始20時30分)

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2月10日イリノイ州シカゴ・インターナショナル・アンフィシアター 観衆12500人
AWA世界ヘビー級選手権 60分1本勝負
バーン・ガニア(1-0)ニック・ボックウインクル
①ガニア(19分28秒反則勝ち)
ガニアがニックにスリーパーホールドを決めると、ニックのマネージャーのヒーナンがエプロンに上がりニックの腕を掴むが、ガニアがリング中央に引っ張った為、ヒーナンも引っ張られリング内に引きずり込まれるとガニアに殴りかかった為、ニックの反則負け。
※反則の為、ルールによりタイトルの移動はなし。ニックがタイトルの防衛に成功。

AWA世界タッグ級選手権 60分1本勝負
レイ・スチーブンス&パット・パターソン(1-0)ディック・ザ・ブルーザー&ペッパー・ゴメッズ
①パターソン(17分23秒体固め)ゴメッズ
※スチーブンス・パターソン組がタイトルの防衛に成功。

45分1本勝負
アーニー・ラッド(14分25秒反則勝ち)ボボ・ブラジル

PWFヘビー級選手権 60分3本勝負
ジャイアント馬場(2-1)アブドーラ・ザ・ブッチャー
①馬場(8分52秒体固め)
馬場はブッチャーをロープに振って16文キック。倒れたブッチャーが起き上がってきたところへ水平打ちから走り込んでジャンピング・ネックブリーカードロップを決めフォール。
②ブッチャー(3分6秒体固め)
ブッチャーは馬場へサードロープに足をかけてのヘッドバットで倒し、ジャンピング・エルボードロップを決めフォール。
③馬場(7分11秒リングアウト)
ブッチャーは馬場にロープの反動をつけてジャンピング・エルボードロップを決めるがフォールにいかず、もう一発決めようと?ロープに下がったところでバランスを崩し場外転落。ブッチャーがエプロンに上がってきたところへ、馬場が体当たりで再び場外に落としリングアウト勝ち。
※馬場がタイトルを獲得。第5代王者となる。
馬場のコメント
「まさかこんな流血戦になるとは。ここまで来てタイトルを取れなかったら日本に帰れないし、何としても勝ちたかった。今日は燃えるものがあった。」

タッグマッチ30分1本勝負
鶴田&天龍(1-0)ガイ・ミッチェル&ロジャー・カービー
①天龍(11分13秒体固め)カービー
カービーがエプロンの天龍を捕まえてロープ越しのボディスラム。しかし天龍は、投げられる際にカービーにしがみついて離さず回転して押さえ込み勝利。

20分1本勝負
ブルーザー・ブロディ(4分30秒体固め)ジュアン・パレス

15分1本勝負
スパイク・ヒューバー(10分45秒体固め)ダグ・ギルバート

(試合開始20時30分)「全日本プロレス中継」収録

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2月11日ミネソタ州ミネアポリス・オーデトリアム 観衆8000人
AWA世界ヘビー級選手権 60分1本勝負
ジャイアント馬場(1-0)ニック・ボックウインクル
①馬場(19分28秒反則勝ち)
馬場の水平チョップからのフォールを返し場外に逃げたニックを馬場が追いかけ、場外から馬場がニックをリングに投げ入れた瞬間、カウントを数えていたレフリーと激突。レフリーがダウンしている間に、ニックは場外で馬場を鉄柱に叩きつけリングに戻ったものの、レフリーはニックが故意にぶつかってきたと判断して馬場の反則勝ちを宣言。
※反則の為、ニックがタイトル防衛。
(当時、この試合はノンタイトルマッチとして報道されました。)

タッグマッチ60分1本勝負
ハイ・フライヤーズ(1-0)鶴田&天龍
①ガニア(11分40秒反則勝ち)天龍
天龍はガニアへスリーパーホールド。レフリーのチョークブレイクを聞かず攻撃を続け反則負け。

クラッシャー・リソワスキー(ノーコンテスト)スーパー・デストロイヤー・マークⅡ
ビル・ロビンソン(体固め)セシル・デュボア
アイアン・シーク(体固め)シーザー・パボン
ジュアン・パレス(体固め)フェルナンド・トレース

(試合開始15時)

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2月14日ハワイ州ホノルル・ニール・ブレイスデル・センター 観衆6500人
AWA世界ヘビー級選手権 60分3本勝負
ジャンボ鶴田(2-1)ニック・ボックウインクル
①ニック(31分28秒4の字固め)
鶴田はコーナーにニックを振りジャンピング・ニーパット。これをニックがかわしコーナーへ激突させ4の字固め。鶴田は1分以上耐えたもののギブアップ。
②鶴田(17分52秒コブラツイスト)
鶴田はコブラツイストを決めて揺さぶり続けると、レフリーはニックが失神状態であると認め試合をストップ。
③鶴田(4分55秒反則勝ち)
鶴田はニックへコブラツイストを決め揺さぶり締めつけ攻撃を続けていると、ニックはギブアップ確認に近づくレフリーを殴り倒し、反則負け。
※反則の為、タイトルの移動はなし。ニックがタイトルの防衛に成功。
ニックのコメント
「なぜ反則かわからない。苦し紛れに手を振ったらレフリーに当たったようだ。反則負けは不服なので、機会があればもう一度戦いたい。」
鶴田のコメント
「甘く見たわけじゃないが、さすがに世界チャンピオンですね。駆け引きがずるいというか、実に緻密でうまい。ニックがチャンピオンでいる間に、もう一度やりたい。」
ウォーリー堤レフリーのコメント
「ニックは絶対に殴ってきた。私は自信を持って反則を宣言した。」

45分1本勝負
ジャイアント馬場(7分32秒体固め)カール・フォン・スタイガー
馬場はスタイガーをロープに振って走りこんでの16文キックを決めフォール。

45分1本勝負
キラー・トーア・カマタ(11分40秒反則勝ち)リッパー・コリンズ

タッグマッチ20分1本勝負
アーマンド・ゲレロ&タマ・サモア(0-0)ドン・ムラコ&ビリー・フランシス
①(12分23秒ノーコンテスト)

15分1本勝負
バック・ズモフ(8分30秒体固め)ラリー・シャープ

(試合開始20時)「全日本プロレス中継」収録

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