昭和の全日本プロレス

全日の旗揚げからG馬場三回忌追悼興行までの記録です。当ブログの記事や画像を、ブログ等にそのまま転載する行為は禁止します。

第10戦~第13戦(80世界最強タッグリーグ戦)

2012年12月22日 19時45分16秒 | '80全日本プロレス
第10戦 12月8日(月)長崎国際体育館 観衆3750人
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)ニック&ブランゼル
①鶴田(20分35秒片エビ固め)ブランゼル
鶴田にコーナーへ振られたブランゼルは、コーナーにかけ上がり振り向きざまのフライング・ボディアタック。しかし鶴田がカウント2で体を入れかえて押さえ込み勝利。
馬場のコメント
「ジャンボが元気だから、俺は安心して見ていられる。」
鶴田のコメント
「ここまできたら優勝しないと。あと2勝は死んでも取らないと。」

タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
スレーター&スティムボート(0-0)ロビンソン&ソントン
①(28分50秒両軍リングアウト)
ロビンソンのジャンピング・エルボーバットでリッキーが場外転落。スレーターが入りロビンソンを場外に落として場外戦となりドロー。
スレーターのコメント
「俺たちはリング上で勝負をつけようと思ったのに、向こうが先に場外戦にきた。尊敬できない先輩だ。」
ロビンソンのコメント
「あんな若造に勝てないとは、自分が情けない。」

特別試合30分1本勝負
ドリー・ファンク・ジュニア(8分20秒両者リングアウト)アブドーラ・ザ・ブッチャー
ドリーとブッチャーエルボーバット合戦となっているところへ、テリーとカマタが乱入。場外での乱闘となりドロー。

特別試合30分1本勝負
テリー・ファンク(9分30秒反則勝ち)キラー・トーア・カマタ

タッグマッチ30分1本勝負
桜田&トンガ(1-0)シーク&メフィスト
①日本組(2分30秒反則勝ち)外人組

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)羽田&伊藤
①大熊(17分44秒体固め)伊藤

20分1本勝負
ミスター林(12分44秒逆片エビ固め)百田光雄
百田義浩(12分19秒体固め)越中詩郎

(試合開始18時30分)

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第11戦 12月9日(火)大阪府立体育会館 観衆7800人(満員)
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ブッチャー&カマタ(1-0)馬場&鶴田
①ブッチャー組(16分7秒反則勝ち)馬場組
リング内で馬場とブッチャー、場外で鶴田とカマタの戦いとなり、場外からカマタが投げ入れたイスを使って馬場がブッチャーを攻撃。鶴田もリングへ飛び込み、ブッチャーをコーナーに詰めて2人がかりでイス攻撃。リングに戻ろうとしたカマタを馬場がイスで殴り場外に落とし、再び鶴田とブッチャーへイス攻撃。これにレフリーが巻き込まれダウンした為、ブッチャー組の反則勝ち。
馬場のコメント
「向こうが投げてきたイスを使って、なぜ反則負けなんだ。先にジョーに手を出したのはブッチャーだ。納得できないよ。」
ブッチャーのコメント
「馬場なんてあんなものさ。ちっとも強くない。強いのは俺だ。」

タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ザ・ファンクス(1-0)ニック&ブランゼル
①ドリー(14分55秒回転エビ固め)ブランゼル
ドリーがブランゼルのドロップキックを空中で両脇に抱えるように受け止めて逆エビ固め。それをブランゼルが返してエビ固めに決めたが、ドリーはさらに反転させエビに決めフォール。
ドリーのコメント
「ここまできたら絶対にV3だ。」

特別試合30分1本勝負
リッキー・スティムボート(3分43秒反則勝ち)ザ・シーク
場外戦からリングに戻り、リッキーがシークの脳天にチョップ攻撃を続けるが、シークはリッキーそっちのけでレフリーを追い回し攻撃を加え反則負け。

特別試合30分1本勝負
ビル・ロビンソン(時間切れ)ディック・スレーター

特別試合30分1本勝負
レス・ソントン(57秒片エビ固め=ワンハンド・バックブリーカー)ザ・グレート・メフィスト

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(0-0)桜田&トンガ
①時間切れ

20分1本勝負
ロッキー羽田(8分40秒片エビ固め)伊藤正男
ミスター林(12分54秒逆片エビ固め)百田義浩
百田光雄(10分36秒片エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時)「全日本プロレス中継」収録

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第12戦 12月10日(水)宇都宮・栃木県体育館 観衆3500人
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
スレーター&スティムボート(1-0)シーク&メフィスト
①スレーター組(3分30秒反則勝ち)シーク組
シーク組がゴング前からスレーター組に襲いかかったものの、スレーター組から反撃されると、今度はレフリーを追い回して凶器攻撃を加え反則負け。

タッグマッチ30分1本勝負
ブッチャー&カマタ(1-0)馬場&桜田
①ブッチャー(11分35秒体固め=バックフリップ)桜田

特別試合30分1本勝負
ドリー・ファンク・ジュニア(時間切れ)ニック・ボックウインクル

特別試合30分1本勝負
テリー・ファンク(11分36秒ローリング・クレイドル・ホールド)ジム・ブランゼル

特別試合30分1本勝負
ジャンボ鶴田(9分20秒回転エビ固め)レス・ソントン

30分1本勝負
ビル・ロビンソン(2分58秒片エビ固め)ロッキー羽田

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)トンガ&伊藤
①大熊(17分2秒回転エビ固め)伊藤

20分1本勝負
百田光雄(8分56秒反則勝ち)ミスター林
百田義浩(6分16秒片エビ固め)越中詩郎

(試合開始18時)

'80世界最強タッグリーグ戦得点経過(優勝の可能性があるチーム)
8点ーファンクス、ブッチャー・カマタ組
7点ー馬場・鶴田組

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第13戦(最終戦) 12月11日(木)東京・蔵前国技館 観衆11500人(満員)
タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
馬場&鶴田(1-0)ザ・ファンクス
①鶴田(43分50秒リングアウト)テリー
テリーのヘッドバットで場外に落ちた鶴田をテリーが追いかけ場外戦に。その間にリング内では馬場とドリーの戦いとなり、ロープに振られた馬場がリングに戻ろうとエプロンに上がったテリーに激突。これで場外に落ちたテリーと入れかわりに鶴田がリングに入ろうとするが、入る手前で場外転落。場外でカウントを数えていた樋口レフリーがリングに戻り、馬場とドリーを分けている間になんとか鶴田がリングへ転がり込む。ここで樋口レフリーがゴングを要請し鶴田の手を挙げ試合終了。(どの場面で決着したのか分かりづらかった為、すっきりしない結果となった。)
※馬場・鶴田組が優勝。
馬場のコメント
「今日は何をしてでも、何を言われても勝ちたかった。これで全日としてのメンツが立った。今年最後の大一番で優勝できたのはうれしい。」
鶴田のコメント
「今だから言えるが大阪であきらめ半分だった。今日は最初から捨て身。夢中でやっていたから勝ったといった実感はないが、とにかくうれしい。」
ドリーのコメント
「数度のチャンスを生かしきれなかった。ファンの声援には感謝している。」
テリーのコメント
「アンラッキー。リング下で鶴田を深追いしすぎた。兄貴が何度もフォールのチャンスがあったが、俺がうまくカットできなかった。」

試合後表彰式が行われ、優勝した馬場・鶴田組には優勝トロフィー(日本テレビ杯)、東京スポーツ杯と優勝賞金1千万円、準優勝のファンクスにはトロフィー(デイリースポーツ杯)と東京スポーツ杯、各賞には楯が贈られた。(ブッチャー組は表彰式に参加せず。)
各賞受賞チーム
殊勲賞(フクニチスポーツ)スレーター・スティムボート組
敢闘賞(週刊ファイト)ニック・ブランゼル組
技能賞(レジャーニュース)ロビンソン・ソントン組
チームプレー賞(ベースボールマガジン社「プロレス」)ファンクス
フェアプレー賞(日本スポーツ出版社「ゴング」)スレーター・スティムボート組

'80世界最強タッグ決定リーグ戦得点結果
優勝(9点)馬場・鶴田組
準優勝(8点)ファンクス
準優勝(8点)ブッチャー・カマタ組
4位(4点)スレーター・スティムボート組
4位(4点)ニック・ブランゼル組
6位(3点)ロビンソン・ソントン組
7位(0点)シーク・メフィスト組

タッグ・リーグ戦 45分1本勝負
ブッチャー&カマタ(0-0)シーク&メフィスト
①(7分45秒両軍リングアウト)
ブッチャーがメフィストにバックフリップを決めフォールへ。そこへシークが入りブッチャーへ凶器攻撃でカット。そこからブッチャーとシーク、カマタとメフィストの場外戦となり両軍リングアウト。

特別試合30分1本勝負
ビル・ロビンソン(時間切れ)ニック・ボックウインクル
残り時間1分、ロビンソンはニックが4の字にきたところを蹴り倒しダブルアーム・スープレックスを決めるがカウント2。ヘッドロックにきたロビンソンをニックがロープに振り体当たりで両者ダウン。最後は殴り合いとなって時間切れ。

特別試合30分1本勝負
リッキー・スティムボート(10分25秒リングアウト)レス・ソントン

特別試合30分1本勝負
ディック・スレーター(7分48秒片エビ固め)ジム・ブランゼル

タッグマッチ20分1本勝負
小鹿&大熊(1-0)トンガ&羽田
①大熊(14分44秒片エビ固め)羽田

20分1本勝負
ミスター桜田(5分34秒体固め)伊藤正男

タッグマッチ20分1本勝負
百田兄弟(1-0)林&越中
①義浩(12分36秒体固め)越中

(試合開始18時30分)「全日本プロレス中継」収録

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・石川隆士は西ドイツ、オーストリア遠征を終え12月20日帰国。

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