日曜日のプロ戦の話
土曜日の夕方から日曜日の明け方まで足の数ヶ所がつって苦しめられました……
寝たらつっての繰り返しで……
今シーズンは下半身はかなり鍛えて挑んでいるのですが、やはりウェイトトレーニングだけでは、滑りで実際に使う細かい筋肉や筋までは鍛えるのは不可能。
こればっかりは滑って鍛えるしかない。
そもそも自分はとにかく体がつってしまう特異体質
自分ほど体をつる人間を見たことがない。
子供の頃からの体質なので、特に筋トレが原因とかじゃないだろうし、体質としか思えない。
この苦しみだけで、スノーボードをやめようかと思った事が何度もあるほどね……
滑らなくなってからは特に症状は重く深刻な悩み。
だから、プロ戦はいつも寝不足で挑むのが常。
まぁ、寝不足は滑りに影響はないんだけどね。
それは、置いといてプロ戦ね
当日は友達のMOP TOP(大工さんね)の二人も応援に駆けつけてくれました。
ありがとう♪
1回戦は最終の24ヒート。
ハジメプロと西小野プロとの戦い。
ほう……1回戦からなかなか熱いね……と。
スタートして最初のUタンクは一番で抜けれたけどバランスが悪く左にラインを寄せてしまって、ハジメちゃんのラインを塞ぐ感じになったところで、ハジメと接触気味に(笑)
ハジメちゃんが「おっとっと!」と支えてて(笑)
そのまま失速してる間にハジメちゃんに前に出られて2位で追う事に。
最初の失速でスピードが乗らない状態で後からは西小野プロの滑る音が……
そして焦って最初の難関のバックサイドの段掘れで尻もちついて、はいgood-bye
「ゲームセット!」
この2秒後に終わります
写真でも分かるこの腰高感(笑)
ここも少し速度落として安全なラインで行けばよかったものを……西小野プロの圧力に負けて無理な突っ込みをしてしまいました。
勿論自分にとって無理なだけで、他のトッププロ達はこの位のスピードで軽く滑ってましたけどね。
今の自分はここまでの実力。
周りが速いってよりも自分が遅過ぎるだけ(笑)
ハジメちゃんと西小野プロとゴールでお礼をしてね。
ありがとうございました。
今回通用しないのは分かってたのよね。
土曜のプロ達との公開練習でいきなり桃野プロと津村プロとレースしたんだけど、グイグイ離されてね。
やっぱり、トッププロは速いわ!と嬉しくもなったけど、こりゃ明日あかんわ!ってね(笑)
そりゃ、相手が慎也じゃ当たり前か~
日本で一番速い男だもんなぁ(笑)
足がつってたのもあるけど、公開練習でのレースはこの1回きり。
普段なら元木兄弟や慎也捕まえて何度もレースして遊ぶんだけど、今は遊びにもついていけそうにもないと思ってね。
公開練習でトッププロとレースをする事は本当に重要なんだよね。
数十回の滑りのトレーニングに匹敵する。
いつもの自分の滑ってない時の短期集中トレーニング方法がこの公開練習レースなのよね♪
これをやる時とやらない時とじゃ、雲泥の差がある。
今回のレースで自分が凄いと思ったのは二人。
一人は飯野ショウキプロ
ショウキちゃんはマジで速かった。
1回戦負けしたので、ほとんどのレースを観戦してたけど、ショウキちゃんは今回速かったよ。
今回の一番の難関だったバックサイドのカービングを唯一ショウキちゃんだけがインポールすれすれで板を全くズラさず曲がってた。
あれをでクロスのレース中に実践出来るのは国内でショウキちゃん除いてはいないと思う。
あそのこなしは、全選手の中でピカ一でしたね。
もう一人は野島プロ。
のじさんの滑りは感動したね♪
特にクォーターファイナルで今回優勝した高原君をレース中に唯一まくった(抜いた)男。
のじさん、40歳過ぎても年々速くなる進化の止まらぬ男。
理想的な人ですね。
来年あたりナショナルチームからお声がかかってもおかしくない(笑)
40代初のナショナルチームイン(笑)
こう言うカッコいい先輩がいるから後輩の我々も頑張れるんだよね
のじさんには50歳まではプロランキング一桁にいて欲しいね♪
準優勝と3位の元木兄弟はおめでとう
兄弟で優勝を争うなんて相変わらず凄いね
かわい子ちゃんタカは4位おめでとう♪全く滑ってないのに凄いわ!タカもまた天才の一人なんだよね。
女子はヒンコプロ準優勝おめでとうございます
ヒンコさんもあとは優勝だけ
いつでもOKですよ(笑)
そして、残念だったのが慎也のクォーターファイナル敗退。
う~ん、残念
慎也が優勝すると、思ってたんだけどね。
前の選手とのスピード差は明らかだったんだけど、抜くに抜けない感じで、もどかしさが見てて伝わってきたね。
あれはね、完全にコースのせい。
あれほどのスピード差があるにも関わらずパスポイントがないのはダメ。
俺だったら、最後までしつこいカービングセクションより、もっと手前から大きめのロールセクションにする。
最後まで踏める奴が最後に勝てる様にする。
最後にドラマが待ってるね(笑)
他の選手ならともかく、慎也ほどの選手がパス出来ないのはおかしい。
今回慎也の滑りを見てたんだけど、もうトッププロ達と完全に違うレベルにいるのが分かる。
たぶん、ただ見てるだけだと分かり難いかもしれないけど、一緒に滑っても感じた事。
例えば小さなロール1つにしてみても他の選手とは比べ物にならない加速を身に付けてる。
踏み込む力、タイミング、ポイントなどがすでに異次元。
おそらく、ワールドの様なコースだったら国内の選手とじゃ、レースにもならない気がする。
それほどまでに成長してると感じた。
ここからはコースの話。
慎也の様な選手が力を出しきれないコースはダメなんだよね。
よく、どんなコースでも速い奴は必ず勝ち残るって言うんだけど、それは国内のドングリの背比べの話で、もはや慎也とかはそんな話のレベルにいない。
と言うか日本の一番レベルの高い人間達が競うコースとしてはこれでいいの?って思ってしまうね。
ビルダーにケチをつけたくて言ってるのではなくて、じゃ、このコースでワールドライダーを招いて滑らせられるか?って話。
おそらく笑われちゃう。
えっ?ホントに日本のトッププロが滑るコースなの?ってね。
日本のスノーボードクロスはそろそろ昔の草大会コースを卒業しないとダメだね。
無理やり大会開催の為にコースを造らず、ちゃんとしたコースを造れるなら大会を開催する位の事をしないと。
ビルダーはワールドカップのコースを勉強して、それに近付ける努力をしないと。
草大会コースを造って「どぉだ~」じゃ駄目だよ。
雪がない、場所がない……じゃ、PSAASIAの看板掲げての大会開催は考えるべき。
考えを根本から変えないと。
何度も言うけど、昔からの日本の草大会コースを根本にしないで、ベースをワールドカップコースにする事。
ビルダー達がまずコースを考案する段階で考える規模、それを壊して欲しい。
まず、ワールドカップのどこどこのコースだな!って思い浮かべて欲しいね。
車山なんて、10年以上コース規模に変化がない(笑)
ちょっと延長されてる年もあるけどね……
今回のかぐらのコースも車山も「楽しい」って言う選手もたくさんいる。
なので、あくまでコースの違和感は自分だけの考えなのかもしれない。
クロスはコースに対する思いほど意見が分かれるものもないと思う。
感じる思いは十人十色。
だけどね、慎也の様な本物の速さに近付きたいなら、絶対に今のコースではたどり着けない。
それに気がつかないで、あの草大会コースで速くなった気で満足するのもそれもいい。
だけど、例え慎也に勝てたとしてもそれは本当の速さではないからね。
逆に言えば、ワールドカッパーですら実力が出せない様なコースと言えば、良くないコースなのがわかるかな?
選手達はビルダーが造るコースに何の疑問も持たずに滑るスタイルはよくないね。
コースに対する意見はどんどん出すべき。
主役は滑る選手達なんだから。
昔からライダースミーティングでコース対する意見が出てもビルダーがムスッとして偉そうに、「雪が無いんだから仕方ない」「プロなんだからこれくらい滑れや」と、意見すら受け付けない様なスタイルだったね。
ビルダーはだいたい元プロ選手だったりとクロス界に長く関わってる大御所が多いのですげー威張ってる奴らが多い。
それに萎縮した選手は何も言えない。
何度みんなの前でボコボコにぶっ飛ばしてやろうかと思った事か(笑)
そうゆうのはボードより好きで得意だから(笑)
まとめて雪に埋めてあげる
出された物全てを受け入れて滑るのがかっこいいと思うのは何も考えてないだけ。
アマチュアがプロ戦に文句つけてもいいんだからさ。
もちろん、選手の為に必死にコースを造ってくれるビルダーは基本リスペクトしなくちゃいけない。
そこは選手とビルダーの最低限のマナーだよね。
滑るなら感謝して滑らなくちゃいけない。
とにかく思うことは、日本のスノーボードクロス界はやっと慎也の様なワールドレベルのライダーが誕生したんだから、それに合わせてコースなどの規模も見直す必要があるってこと。
ゲレンデの協力も必要だと思うし、雪量の問題とかもある。
それを何としでもクリアーしてやらなけらば駄目。
ワールドカップクラスは無理だろうけど、近付ける事は必ず出来る。
じゃなきゃ、10年後でもレベルは変わらないよ。
まっ、しばらくはクロスで遊ばせて頂く予定なので、当たりコースを楽しみに頑張ろうと思いますね。
もう自分もベテランさんなので、今の自分にとって足りない部分ややるべき事は分かってるので次戦までにそこを調整すればそこそこやれるはずなので。
今回はセッティングと滑り不足は隠せなかったからね。
ちゃんとそこを煮詰めるだけ(笑)
他の選手が普通にやってる事だけでいい。
それだけでいいんです(笑)
それではまた
久しぶりの長文疲れました(笑)