黒船出航

スノーボード、登山、バイク、ウェイトトレーニング、格闘技などの活動日記

boxing🥊

2018-10-29 18:35:09 | Weblog
Boxingの話🥊
最近ボクシングが面白いですね。
これも井上のおかげです。

最近では長谷川、内山、山中と好きだったボクサーが軒並み引退してしまいボクシング界が寂しくなってきた所でモンスターの登場!!

井上は今まで見てきた日本人ボクサーの中で間違いなくNo.1の強さ。

そこはボクシングファンで異を唱える者はいないと思う。

ここ数試合でのあの強さは異常な程。

今現役選手の中で自分の一番好きなボクサーですね。

ただ、ボクシングは不思議な事にただ強いからいいボクサーって訳じゃない。

いいボクサーってのは気持ちで闘うボクサーの事。

かっこいい言い方をすれば、拳に気持ちが乗っかってるボクサーの事。

そういうボクサーは魅せる闘いをしますね。

そう言った意味ではまだまだ井上は往年の名選手に及ばない。

自分の世代でいいボクサーと言えばやっぱり辰吉、畑山、坂本になりますかね・・・

辰吉のグレグリチャードソン戦、ラバナレス戦、シリモンコン戦、薬師寺戦は今でも覚えてる。

ベストバウトは畑山VS坂本戦

これは涙無しには語れない・・・すげー闘いでしたね。

もう18年近く経つけどいまだにボクシングではあの闘い以上のものは見た事ないね。

坂本の「今日の俺の拳は重いよ!」ってセリフが忘れられません。

その後は西岡とか名選手は現れるも、いまいち心からファンになれるような選手は現れなかった所に長谷川穂積が出てきて。

あのウィラポンを衝撃のKO!

攻撃力、センス、スピードなら同じバンタム級で長谷川は井上に引けを取らないと思う。

ただ、井上の凄いのはパンチ力に目が行きがちだけど卓越したディフェンス力にある。

確かにパンチ力も過去最強クラスなんだけど、それだけの選手なら過去にもたくさんいた。

井上の本当に凄いのはタイミングの合わせ方とディフェンスにある。

まぁ、あのパンチ力に恐れて全力で踏み込めないで打ってくる相手選手のパンチなら井上のディフェンス力なら軽く避けれるよね。

攻撃は最大の防御にも繋がってる良い例でしょう。

バンタム級のベルトを奪ったマクドネルにしても、WBSSの初戦のパヤノにしても最強クラスの相手に間違いなかったのに瞬殺でした。
自分の予想でも少し手こずりながらの6,7ラウンドあたりでのKO勝ちかと思ってたらまさかの1RKO勝利!
あれには驚かされたわ(°д°)

Monster・・・

この言葉以外出て来ないです。

次戦のロドリゲスとの無敗対決もあっさりKOで勝ちそうですね(´∀`*)


そして次は村田の話。

先日ベルトを失ったブラント戦。

最初は結果だけ知って試合は見てなかったんだけど、ブラントが圧倒的な強さだったって意見が多かったり、再戦しても勝ち目がないほどに実力の差があったってコメントを目にしてたので、どれどれ・・・と試合を見たんだけど確かにボコボコにやられていたんだけど、自分の見た感じでは試合内容ほど実力の差は無いように思った。
むしろ、しっかり準備をして再戦すれば勝てるのではないかと思う。

村田はブラント戦の前に生意気にもGGGの名前を口にしてたけどあれが間違い。
ベルトを巻いて自分が大物にでもなったと勘違いしたら大間違い。
ベルトを巻いても世界で10番目に入ってるかどうか??そう言う階級にいる事を謙虚で頭の良い村田が理解していない訳がない。

おそらく、本人以外のプロモーターやスポンサーなどの外野達がうるさくて、精密機械に少し狂いが生じた様に感じる。
ミドル級の上位世界ランカーであればチャンピオンの自身より強い選手である可能性なんて大いにありうる。
防衛ってよりも逆に自分より強い相手に何が何でも勝ちに行く姿勢でないと勝てる訳がない。
村田はGGGやカネロとは違うのだから。
GGGと言う言葉を自分の口から出せる位置に立ってしまった事で勘違いしてしまったのかもしれない。

今回証明された様に、GGG、カネロ、チャーロ以外に無名の選手でも村田より強い選手はゴロゴロいるのがミドル級。

村田は謙虚で、頭も良いので今回の敗戦を反省して再起すれば必ずレベルアップ出来る。

ブラントくらいなら勝てるはず。

村田は弱くはない。

村田もまたこの階級では過去最強の日本人だと思う。

今のレベルでGGGとやれば恐らく1RでKOされてしまうと思うけど、もっと手数を増やして、12R動きながらジャブから1,2,3,4を出し続ける事が出来る様になれば勝てなくてもそれなりの試合になると思う。
相性的にカネロには絶対に勝てなそうだけど、スタイルの似てるGGGの方がまだやれそうな気がする。
カネロのスピードとテクニックについていくのは不可能でしょうから。

村田はとにかく手数が足りない。
なんでトレーナーがそれを改善させないのかが不思議。
しかもラスベガスのジャッジは手数重視なのは有名な話でしょ。
あんなワンツーだけでは世界で闘うのは到底無理!!
1,2,3,4(ワンツースリーフォー)まで最低でも出さないと。
対戦相手のブラントは必死に手数を出してたじゃない。
あれを村田が1,2Rでやってたら今回も違った結果だったはず。

タラレバではない。

やってれば負けてなかった。

スタミナも何も考えずにガムシャラに打ちにいかないと!!

あの1Rで相手の強烈なジャブを貰って村田の顔が「何かこれ、予定と違うぞ!」って鳩が豆鉄砲くらった様な表情が全てを物語ってた気がする・・・

村田もまた好きなボクサーなだけにあのファイトスタイルと戦前にGGG戦を口にしてた事だけは本当に腹が立つ!

引退はまだ早い。

必ず再起してまた世界のトップと闘って欲しいですね。

やれるはずなので。

日本人ボクサーは1,2敗するとすぐに引退って美学みたいなのが昔からあるけど、あんなのいらない。美学でもなんでもない。

負けてから強くなる事が多いのに。

だから世界的なレジェンドボクサーになれないんだと思う。

パッキャオとか世界的なレジェンドファイターって意外と黒星もあったりする。

1,2回負けてからまたチャンピオンに返り咲いて10連勝したり、別階級制覇して敗戦をものともせずに上に這い上がってきた人達が多い。

カネロだってメイに負けてから連勝を重ねて、内容はどうあれついに無敗のGGGに土をつけたしね。
日本人ボクサーは10戦~20戦で1敗してすぐに引退してしまう。
外国では30戦~60戦は普通に闘ってキャリアを積んでる選手が多い。
そんな中での1,2敗は気にしてないんだろうね。

実際、パッキャオなんて何回か負けてるけど評価は全く下がらないからね。
むしろ本物同士で闘って付いた黒星は勲章。

レコードにばかり拘ってる日本人ボクサーはまずその概念を取り払って欲しい。

黒星1つで気持ちが折れて引退コース。

内容よりもレコード重視のつまらない試合をするチャンピオンが多すぎる。

激闘王の八重樫を見習って欲しいわ!

井上もなんかの拍子に負けてしまって、1,2個黒星が付いてしまっても60戦、70戦と闘い続けてれば恐らく70戦67勝(60KO)3敗の5階級制覇とかになって世界的なレジェンドボクサーとして殿堂入りすると思います。

そしたら凄い戦績ですよ。3敗なんてしてても一切関係ないでしょ。

こういうボクサーを日本人から出てきて欲しいいですね。

まさに井上はPFPにランクインした日本人として期待出来る逸材です。

とりあえず今一番の楽しみは井上のWBSS優勝でしょうか。

決勝では井上VSテテと言いたい所ですがやはりドネアを倒す所が見たいですね。

井上VSドネア!

まさにドリームカードですね。

興奮して長くなりましたが・・・それではまた