伝統する信仰は行政的措置では一長一短では変えられぬものである。集落民が奉仕する祈年祭である十七夜祭は、本家の座敷に太陽神である天照大神の軸を中央に掛け榊に幣を付けた依代を副える
甘酒の神酒を満たした銚子
橙を載せた紅白の鏡もち
野菜、魚、海藻、塩
などを三方に並べ供え
清酒を供え
ともし火を左右に灯明した床の間は、祭壇としてひとしおに厳かであり、祭りの雰囲気を醸し出す
神職も出仕して型の如く神祭が進む。祝詞は今日の松祝いのわざをご覧になり「手肱(たなひじ)に水沫(みずなわ)かきたり、向股(むかもも)に泥(ひじ)かきよせてとりつくる奥津(おきつ)御年を八束穂(やつかほ)の巖穂(いかしほ)にめぐみさまはいたまえ」と新年の心をのべ、勤耕の誓いを堅くする
直会(なおらい)は「お膳出し」と呼ばれ、伝統的な特殊献立によるものであり、長老と本家の問答によって進行する
挨拶
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おしき
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燗酒の挨拶
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燗酒出し
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燗見
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御神酒廻し
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甘酒
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田楽豆腐二本
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ハンペイタ
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烏賊の手の引物
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尾頭付き千鰮二尾
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燗酒
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から手水
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松祝い
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燗酒
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田楽豆腐三本
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中入れ
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汁
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尾頭付き千鰮三尾
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汁
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いり鉢
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挨拶