るるの日記

なんでも書きます

急に強くなってきた日本を抑えるためのワシントン会議

2021-06-17 13:23:55 | 日記
1921年(大正10)第一次世界大戦後、世界の指導的地位についたアメリカは、アジアで急に強くなってきた日本を抑えることを狙って、アジアに関係が深い9ヵ国に呼びかけワシントンで会議を開いた

会議決定事項

■軍縮について
アメリカ、イギリス、日本の主力艦の割合を5:5:3とした。
フランス、イタリアは1.67

このため、各国は多くの戦艦、空母を廃止。日本も17せき、43万トンを廃止した

■条約
太平洋周辺の平和を保つため、日本、イギリス、アメリカ、フランスの4か国条約を結び、日英同盟は廃止した

■中国
各国は、中国の立場からでなく、中国で日本だけ都合のよいことをさせまいとし

★日本、イギリス、アメリカ、フランス、中国、ポルトガル、オランダ、ベルギー、イタリアの国々で9ヵ国条約が結ばれた

★日本はシャントン半島を中国に返すことになった

★しかし、中国が各国に期待したのは、
※自国で関税を決める権利
※外国人を自国で裁判する権利で
「今まで帝国主義国は競争して中国を侵略したが、今度は共同で侵略する」という中国の声があがった



火種くすぶる第一次世界大戦の後始末。

2021-06-17 12:53:47 | 日記
■戦争の後始末
戦争の後始末をつけるため、戦勝国の代表が集まって会議をした。リードしたのは、アメリカ、イギリス、フランスだ

会議は【平和に関する14ヶ条】を拠り所にするはずだったが
※フランスは「ドイツに仕返しをするのだ」と強い姿勢
※イタリア、日本などは、戦争中に連合国内で決めた、秘密の約束による利益を第一に考えていた

■1919年6月29日、ベルサイユ宮殿で、講和条約(ベルサイユ条約)は調印された。これは連合国の条件を強引にドイツに認めさせたもので、ドイツにとっては、まったく厳しいものだった

日本は
南洋群島を治めること
中国のシャントン半島でドイツが持っていた権利を引き継ぐことを認められた



第一次世界大戦の終わり方を見ると、太平洋戦争を日本が早く終わらせられなかったのは【忠実すぎたから】だと解る

2021-06-17 12:33:16 | 日記
■戦争の終わり方
1
1918年8月には、ドイツは力尽き戦争に勝つ見込みがなくなった。ドイツの指導者たちは休戦を考えるようになる

2
ドイツの同盟国
9月ブルガリア
10月トルコ
11月オーストラリア
が降伏

3
ドイツ海軍は、なおも最後の一戦を交えようとするが、水兵たちは出撃命令を聞かず反乱を起こす

4
各地にぞくぞくと、レーテ(労働者、農民、兵士の協議会)ができ、戦争の終結と、皇帝の退位を迫った

5
11月10日、ドイツ皇帝・ウィリアム2世はオランダに亡命。
11日その後にできた共和政府は、連合国と休戦協定を結んだ





ロシアが第一次世界大戦に参戦した目的は、国民のほこ先を国外へ向かわせるため

2021-06-17 12:07:56 | 日記
■ロシアは、17世紀から約300年にわたり、ロマノフ家皇帝による政治が続いていた。皇帝や大地主などが強い力を持ち、国民の大部分である農民は貧しい生活をしていた

19世紀末、工業が起こってくると、農業以外の労働者が増え、これらの人々を中心に、ロシアを改革しようとする考えが広まった

1905年1月、日露戦争最中に、国会の開設と、生活の苦しさを直接皇帝に訴えようと、宮殿へ向かった十数万人の行進に兵が発砲して、千人以上の人が殺されてしまった

■皇帝政府は、第一次世界大戦に加わったことで、そのほこ先が国外へ向かうことを期待したのだが、成人男性の47%の動員はむちゃだった。前線で「軍服を着た農民」と陰口された軍隊は敗戦を続け、国内では人手不足と物不足で国中ガタガタになってきた

■1917年3月
首都・ペトログラードでパンを求め、戦争に反対する暴動が起きた。軍隊もそれに参加し、労働者と兵士によってソビエトが作られた。皇帝は退いて300年余り続いたロマノフ王朝は倒れ、政府も変わった

■変わった臨時政府は戦争を続けようとした。しかし亡命していたレーニンが4月に帰国し、戦争を終わらせることと、ソビエトが政権を握ることを目指して、社会民主党(共産党)を指導した

■11月
ペトログラードで労働者や市民が武器を持って立ちあがり、臨時政府を倒した。ここに世界初の社会主義国家ができ、1918年3月にドイツと講和を結んだ

中立宣言していたアメリカが、第一次世界大戦に参戦した目的は、貸倒れを防ぐため

2021-06-17 11:34:00 | 日記
アメリカは中立を宣言し、大戦中はヨーロッパに物資を売って、莫大な利益を上げた

イギリスがドイツへの海上封鎖をしたため、次第に連合国側からの物資の注文を受けることが多くなり、たくさんのお金も貸した

なので、もし連合国側が破れたら、貸した金も、これまでの繁栄も吹き飛んでしまう。アメリカは、ドイツが無差別潜水艦作戦を宣言したのを口実に、1917年4月連合国側に立って参戦した