るるの日記

なんでも書きます

理性をぶっ壊す

2021-06-25 15:48:34 | 日記
人間の脳の巨大発達は、理性が巨大発達したからだ。脳活動の過剰とは理性活動の過剰を意味する

理性とは労働の合理化のため、感性を補佐するスタッフだったが、スタッフが巨大発達し、スタッフの域を越え独走した

理性主義によって科学や技術が発達し、人類が文明の恩恵を受けてきた。その反面文明そのものが理性主義によって危機にさらされてきた

原爆
原発
核兵器
都市工学
バイオ
などなど

まかり間違えれば偉いことになるというリスクと破滅含みの危険が一杯の代物ばかりだ

理性の働きは走り出したら容易には止まらない。理性は理性のために理性をエスカレートさせる
その独走を阻止できるのは、頭の司令官である感性、観性でしかない

理性主義が巨大発達している今日
最も必要とされるのは大型の強い感性、観性である。感性、観性が闘うべき相手は、わがもの顔に振る舞う理性主義という怪物だ。そのための感性、観性論であり、闘うためには観性感性が何であるかを知ることが先決だから

だが己を知るだけでは勝てない。敵を知らなければならない。理性とは何かがよくわかっていなければならない

🤔己の中の理性との闘いか?それとも理性主義者と闘うのか?その両方か?

サソリのジレンマ

2021-06-25 15:20:55 | 日記
口からエサをとる動物の脳は食道の上にある。ところがサソリは欲張りで多くのエサをとりたいと思ったため、脳が必要以上大きくなった。そのため、脳の重みで食道がふさがれ、固形物が喉を通らなくなってしまった。そこで吸血虫になり下がってしまった

これを【サソリのジレンマ】という
脳を必要以上大きくしたらロクなことにはならないということであるが、この話は他人事ではない。過剰な脳の働きによって、人間の存在が危機に追い込まれかけている

🤔るるの感想
サソリは「エサをたくさんとる」ことを願い、その願望は叶ったが、脳が大きくなって食道がふさがれた
「エサをたくさんとってみなと食べる」という願望を抱いたら結果はどうなっただろう?
とにかく欲張りは苦労するってこと

パスカルの2つの言葉「人間は考える葦である」「それにしても人間はいったい何を考えているのだろうか」

2021-06-25 14:54:37 | 日記
私たちは必要以上に過剰な脳を持て余し使いあぐねている

【思考は、本性からいえば偉大である。だが、欠陥からいえば低劣である、、、それにしても人間はいったい何を考えているのだろうか】
と、パスカルは言っている

パスカルといえば
「人間は考える葦である」と、人間が考えることを高く評価した人である。そのパスカルがこんなことを言っているのであるが。。
これは皮肉ではなく事実だ

本性において偉大であるとは
思考が本性において、生きることと直結しているから偉大。その偉大さは、人間だけでなく動物にもいえること。いや、動物の脳こそ本性に忠実に、真剣に働いている
脳と生命は直結しているから偉大なのである

♦️脳は欠陥がある。脳活動の過剰だ。過剰能力のため、必死に働かす必要がなく、気まぐれな方向に向かって働かせることになりやすい。また脳の感性も放漫になりやすく、理性によってカバーしきれなくなる

脳が空想や幻想に向かって働きだした場合には、少々の理性の力をもってしても、これをコントロールすることは難しい

人間の脳の下には、人間が進化する過程のヘビ脳や馬脳が生きたままその痕跡を残す。そのうごめきが、脳の中をいろんな衝動や情緒となって撹乱する。それを抑えるのは脳の一番上にある人間脳の役目の一つである。だが、その役目がうまく果たせず、衝動によって頭がめちゃめちゃに混乱したり、発狂したりということになる

■人間脳は欠陥だらけ
欠陥だらけの脳を使っていくら考えたとしても、考えたことがあてにならない。ロクなことは考えない。低劣なことばかりだ、、だからパスカルは「それにしても人間はいったい何を考えているのだろうか」とつぶやいたのだ




脳は元々記憶保存器官でなく選別の器官

2021-06-25 14:16:53 | 日記
■動物はすべて脳を持つ。その脳は小さい。人間だけが巨大な脳を持つ。それはなぜか?そこに人間の脳の長所と欠陥が隠されている

■脳が巨大であるということは、脳の活動余地が大きいということで、歓迎すべきこと。だが、一面では「その過剰能力を持て余す」
ということであり
「イージーにこき使いやすい」
ということである

おかしなことや危険なことを考え、そのため自分自身が苦しんだりしなければならないといった愚かな事が起こる
人間の脳は使い方次第で利器にも凶器にもなる二面性を持っている

■動物の脳は、動物が生きていくために必要最小限の能力に絞られているからである。その中でもエサの見分けが大切。

口からエサをとる動物の脳は、頭の下、口や食道に近い所にあり、脳で口や食道が押し潰されないように脳は小さい

必要機能が最小限にしぼられていることと、位置的な制約で脳の拡大が阻止されている
【こうゆう制約条件がないと、脳に限らず身体の器官や筋肉ついても自然に増殖し肥大化する】

■人間の脳は、原則から外れ巨大発達した。それは人間が立って歩くようになったからである。それまで位置的な制約によってその肥大化が阻まれていた脳が、重みで食道を押し潰す心配なしに、自由に肥大するようになった

■人間が立って歩くようになると、労働という特殊な運動を始めたため、労働のための脳の働きが生れた。理性の誕生。理性の刺激で脳の拡大は加速された

♦️人間も、もともと最小限のエサの選別のものでしかなかった脳が、それ以上のものになってしまった。そのために人間は【万物の霊長】ということになった
しかしその脳を、本来の目的である生命と身体の安全確保ということとかけ離れた、あるいは、背反したことのために使い、そのため人間がノイローゼになったり、危険にさらされたりするという愚かな事が日常山積みすることになった

一円玉の民主主義・問題の根本でなく目先のことで反発する人

2021-06-25 13:26:28 | 日記
日本人の感性や観性がどことなく暗くてニヒルっぽいのは、日本人の気分が暗くて怨念がかっているからだそうです

本来なら明るく堂々とした形で切り込むべき政治の問題や政治批判が「一円玉の民主主義(消費税の根本を突かないで、目先主義で反発すること)」になったり、「女性問題」での政治家いびりになったりするのは全て、日本人の気分が前向きにでなく後ろ向きだからである
これでは民主主義といっても、また世論といっても大したことはない