■良識・良心・正義の共通特性は
「こうであってはいけない」と
否定系の働き方をする
否定系の働きが、観性と関わると、大きな意味と力を持つ
■観性には
客観化の力がある
自覚、反省、自己批判の力が働いている。いずれも直感に欠けている要素であり、それが直感と直観の大きな違い
■良識、良心、正義が
「こうであってはいけない」
という形で働くから、観性は主観を改めて自覚し直し、反省し、批判するようになる【客観化】
「こうあるべし」と命令形で働くなら、その命令に従って行動すればいい。観性はいらない、判断や考えることはいらない
■私たちに観性があり、それを働かす必要があるのは、考えるためだ
世の中で活動していくにあたって、どうゆう行動をとるのが1番かを考えるためだ
そのため、物事をとらえ直し、判断をし直す
■良識、良心、正義は、その考える力を促進するために否定形に働く
「そんなことではいけない。もっと真剣に、もっといいやり方はないかを考えろ」と
観性を怠けさせないために、「こうであってはいけない」という形で、心にムチを当てるのである。そして「どうしたらいいか」ということになると、各自が考えない限り、答えは出てこないものだ
■私たちの活動は千差万別。こうすべし、ああすべしといった規範を作るなど出来ない。もし出来たら人間はロボットになってしまう。人間がロボットと違うのは何をするかについては全て、私たち自身が考えなければならないということにある
頭はそのためにある
そのための観性である
そうであるからこそ、私たちは自由である
これを面倒くさい、厄介といっていたのでは、人間はロボットになる。命令されて動く不自由な人間ロボット
■良識、良心、正義が私たちの心に否定形で働いているからこそ、私たちは人間であり、自由なのである
そこに3つの否定形の働きの最大の意味がある