毎月末に新聞代の集金に女性が来る。
少しおしゃべりをして帰る。
コロナで集金数がだいぶ減った。
何度か行かないと払ってくれない人も多い。
私はこのほかに老人介護ヘルパーをしていて月に2~3万円くらいにはなる。
老人のなかには、生活保護受給者もいる。
病院代はタダだし、みんなお任せで気楽でいい。
生活保護受給者の中には、パチンコばかりしている人やヤクザもいる。
(生活保護費は一人暮らしで10万円くらいだから、食事を抜いても毎日パチンコはできないでしょう)
それはそうですね。
(ヤクザが受給で問題になったから今はほとんどいないのでは。毎月抜き打ちで贅沢をしていないか見にくる。かなり厳しいことも言われる。屈辱的な思いもする)
などと話してみたが、「一応」しか納得しない。
「生活保護者はズルをしている」という思い込み。
このコロナ状況で、円が紙くずになったら、お互い明日は我が身かもと言うと、私は夫が元船員で年金もちゃんとあるから大丈夫だけれどという。
内部にあるコンプレックスと不安。
人を見下さないと安心できないナサケナいヤツだと思うが。
養老孟司の「バカの壁」を思い出す。
人は受け入れる余地がないと、いくら正しい理屈をのべても受け入れない。
これをどうしたものか。
関係を作っていくことと繰り返して語る、くらいしか今は思いつかないが。
-K.M-