前川喜平さんがツイートした内容が炎上したという事だが、それは「前川さんともあろう方が…」という前提があるのではないかと思う。
まず、最初に反応した「有名人」が盟友とも思われている山口二郎さんだ。
日頃から右寄りな人たちから揶揄され続ける山口さんだが、このツイートに次のようなリツートが続いた。
あらあら、山口先生が共感を持って歓迎されている。
おそらく、山口氏自身も困惑しているだろう。
ところで、前川さんがツイートした何が問題にされているかというと、要は「国民」を愚弄しているととらえられるからであろう。
その事例がこれだ。
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「有権者を卑下し」たという点である。
このネタにすぐ飛びついたのがあの元大阪市長の橋下徹だ。
11/3付「東スポwe’d 」によると次のような論調で述べている。
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元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が3日、ツイッターで元文部科学省事務次官・前川喜平氏を批判した。
前川氏は3日、立憲民主党の惨敗を念頭に置いてツイッターに「政治家には言えないから僕が言うが、日本の有権者はかなり愚かだ」と投稿した。
橋下氏はこの投稿を引用した上で「元官僚にはこの手の勘違い野郎が多い。自分の考えこそが絶対に正しいと信じて疑わない。古賀茂明も」と同じく元官僚で政治評論家の古賀氏の名前を挙げてバッサリ斬って捨てた。
続けて「だから選挙が必要で、政治家が官僚を統制しなければならない。選挙の結果を否定したら民主主義など成り立たない」と選挙の重要性を訴えた。
こうした流れで前川Twitterは炎上したのであろうが、1.8万件もの「いいね」がついているのも事実だ。
おそらく、ただの一市民が同じことをツイートしても、これだけの注目は浴びないであろう。
何を隠そう、この私だって常日頃から「国民は愚かだ」と思っている一人である。
「あっ、同じことを感じているんだ!」といたく共感したものだ。
では何故、ここまでこの国の有権者は愚かになってしまったのだろうか?
(つづく)
-S.S-