郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

緑がなくなった!(4)

2018年06月18日 | 日記


自然環境の保護に人々の関心が向くような時代となって以降、各自治体では様々な条例を作るようになってきました。
私の住む船橋市も例外ではありません。

今から23年前(1995年)に「環境共生まちづくり条例」が制定されています。
さらに10年後には改正されています。
これは、「自然環境・地域環境及び近隣居住環境と宅地の開発及び都市の整備に関する事業等との調和を図るための措置」を目的として作られたものです。
既に1973(昭和48)年には「緑の保存と緑化の推進に関する条例」が制定され、その後も数回にわたって改正を重ねて今日に至っています。

この他にも1996年からは「緑の基本計画」なるものを策定する委員会も発足し、さらに昨年からは「緑化推進委員会」とやらも設置して市民代表を含む各界の参加で活動を開始したようです。

しかし、私の実感と知りうる情報の限りでは、これらの条例や委員会はほとんど有名無実の状態にあるように思います。
条例は土建業者と行政の間で適当に運用され、計画は机上プランのみ、委員会はアリバイ的で一部の専門家に委ねて一般市民の関知する余地がありません。

その結果、我が家周辺のような緑地破壊が進行しているのです。


-S.S-

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