郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

孫っ子との日常ー80(休み続きの学校)

2021年11月30日 | 日記

フランス在住の孫っ子は週2回バレーボールのサークルに通ってる

23歳の頃からボールが大好きで蹴ったり投げたりしていた

将来はなでしこジャパンかフランス代表かなどと冗談を言っていた

 

学校では体育着に着替えての体育授業はなく時々外でスポーツを

だから子どもたちにとってはスポーツは楽しむためにあるのだ

「前へならい!」も「前へ進め!」もなく必要に応じて集まり並ぶ

 

こんな彼女のバレーボールサークルの仲間が一人コロナに感染

サークルの責任者から家庭に電話が入りすぐ学校へ引き取りに行くことに

濃厚接触者に当たるからと1週間の自宅隔離が指示されたようだ

 

実は彼女のクラスは1週間の宿泊学習が終わったばかり

 

 

さあ今日から学校で授業だと張り切っていた矢先のことだった

さらに宿泊学習の前は1週間のバカンスでほぼ学校へは行ってない

 

彼女にとっては学校での授業がますます疎遠になっていったのだ

いつも冗談半分本気半分で言う彼女の言葉を考えてしまう

「わたし お勉強するのは好きでないから

 

おいおい このままお勉強しなくなっちゃったら大変だぞ!

「先生は宿題を出してくれたんでしょう?」と聞いても反応薄し

実のところはメールでそれなりの指示は出ているようだが

 

1週間後に感染してるかのPCR検査を受け数時間後の判定を待った

予想どおり結果は陰性だったが万が一のことも考えていたので一安心

さすがの孫っ子ももう自宅隔離は飽き飽きしていたようだ

 

喜び勇んでしばらくぶりの学校へ行き始めた

ところがところがトラブルは続いたのだ

今度は担任の先生が突然午後から退勤してしまったとのこと

 

担任の友人が突然亡くなり駆けつけることになったようだ

担任の他に彼女のクラスを担当する職員がいないとのこと

家庭に連絡が入り子どもたちの保護者に迎えに来るよう言われたようだ

 

えっ! 担任がいないと授業ができないから帰されるの⁉︎

日本だったら大変なことになり苦情殺到メディアも駆けつけるかも

これが許されるのがフランスに公立学校

 

何しろ校長までがクラスの担任を兼ねざるを得ない人手不足

先日の宿泊学習でも校長は1クラスの面倒も見ていたくらいだ

もちろん全ての学校がこういう体制とは考えられないが

 

こんな中でも孫娘の様子を見ているとのびのび逞しく成長しているようだ

ともすると大人の目や感覚で評価しがちな学校教育ではあるが

そこで学び育つ子どもたちは大人たちとは異なる受け取り方をしてるのかも

 

 

-s.s-


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