よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

住まいづくり(良い物を手に入れる)

2009-10-11 08:53:07 | とりとめもなく

不況の中でデフレ傾向にある日本、安い物が売れる時代となり、 今や、ジ-ンズが800円台で買える時代となった。5年前近鉄で6500円だったので買うのを諦めた事がある。 私のはくGパンはおしゃれのためじゃなく、日常の作業着であり、制服でもある。

どろんこになっても気にならないズボン、簡単に洗え、破れても気にならない長持ちする物。
それにはGパン以外考えられず、とうとう持っている本数が15本にもなった。
何処に行くのもGパンとTシャツだ。

このように、100%既製品で商品化される物は、品質さえ確保できていればどの国で造られようが、実用的で強さとデザイン性を持っていればそれで私には事は足りる。 しかしブランド志向の人には800円のGパンは受け入れられないかも知れない。

この安いGパンの品質や履き心地は、1週間も履いて動いてみれば分かり、気に入らなければ800円の損失で済み、良い物であれば安くて良い物を手に入れた事になる。

しかし、多くの造られる物の中には、簡単には見抜けないものも有り、”住まい”はその最たる物で、住んでみなければ分からない。
3000万円の家であっても、ブランド名だけが光り、品質は金額に釣り合わない最悪の建物も存在する。

それは建設費に投入出来る金額の低さにあり、より安く押さえる為の品質の限界があり、
30%以上の資金が、ブランド維持の経費として使われ、建物には生かされていないからだ。
原価で組まれる建物の予算書とは大な違いがあり、資金が何処にどれだけ使われているかが分かり、品質を比べれば、同じ3000万円の家なら、格段に品質の違いが出る、それは建物そのものに投入される資金量に決定的な違いが出るからだ


既製品でも、オ-ダ-品であっても大事なことは、その商品がどれだけ”良い物”に造りあげられるかが大事な見極めの基本となる。