よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

交渉術

2009-10-23 09:09:39 | とりとめもなく

 厚生労働省コンピュ-タ-システム維持管理費が年間1400億円が使われている、我々からする維持管理費としては天文学的数字となる。 当然扱っているコンピュ-タ-は我々のとはシステム事態が異なり、ス-パ-コンピュ-タ-と言われる大規模システムなのだろう。

長妻厚労相は、その1400億の中から200億円を切りつめたと言う。
何でそう簡単に切りつめることができるのかが問題であり、ツルの一声で200億が圧縮出来ると言うことは、検討に検討を重ねた結果でたものではなく、必要のない物を削除しただけで、200億が出たのだろう。

長妻氏がこの莫大な予算についての意見の中で、言っていた事は、「厚生労働省の職員はコンピュ-タ-のプロではない、だからプロと金額の交渉をしても、相手の言いなりになってしまう、だから慎重にその予算を吟味しなければならないだろう」・・・。

多分、各省庁も同じ事が言え、コンピュ-タ-システム一つを取り上げてみても、各省庁のシステム費用を洗い直すだけでも、何千億の無駄が出るかも知れないのだ!
我々国民がこの無駄話しを聞いても、「あぁ・・またか!」
とは思うが、あまり怒りはこみ上げて来ない。

これは、私達が反省しなければならない事であって、人事のように考えてしっていたので、今このような無駄が残っていることは確かなこと。
もし、3000万円の家を買って、その資金の1000万円が経費に消えていたらどうだろう?
怒りがこみあげ、自己資金以上のお金が建物に生かされていない事を知れば後悔するに違いないが、しかし
現実は、個人の住まいづくりにおいても、実際分からないまま、建設費の30%程度が経費として消えている事をまだ知る人は少ない。