外部の足場も外され、屋根、壁、窓の改修も終わり、いよいよ内装も大詰めを向かえ、昨日は、おばあちゃん、お子さん、お孫さんと、三世代が集っての打ち合わせが行われた。
現場は、暑さにもめげず、K様を含め7人が、真面目に打ち合わせているかと思えば、脱線しながら、おばあちゃんの明るさと、それを受け継ぐ娘さんと、その息子さんの共通した明るさで・・笑いの絶えない現場打ち合わせとなった。
現場には 真っ白なサルスベリ の花が満開で、一見桜の花に見えるほど花は多くサルスベリの木は庭を設計する時、よく使うが、これほど見事に花を付けた木は初めてで、野生にあるサルスベリの木は、花がまばらで、葉もこんなに茂っていない。
現場の南の道路脇に、この暑さをものともせず、元気に咲いている花があった誰かが植え、朝夕水をまいているのだろう。
黄色とピンクの可憐な花は、道行く人の目に止まり、一瞬この夏の暑さをわすれ、穏やかな気分にさせてくれそうな 可憐な花。
85年の時を過ごしてきたK邸、新しい命を吹き込まれ生まれ変わり、おばあちゃんとお孫さん家族を守って行かなければならない。
ここからまた、新しい時を刻み、寂しかった家に家族が増え、笑い声が聞こえるそんな家であって欲しいと願う。