よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

K邸リホ-ム

2010-08-25 08:12:31 | K邸リホ-ム

                     

縁側のサッシも断熱サッシに入れ替え、木彫の縁とし、以前のシルバ-色より
縁側の趣もでて、床の松のフロ-リングと調和して和室の雰囲気が内障子と
マッチする。
後、数日で・・ここにも以前使われていた畳がリホ-ムされ敷き込まれる。
85年前の原型を留め、そのまま残す事で一致した。
天井も、建具も、畳みもそして一部破損した欄間も、美装をすることにより昔の綺麗さが蘇った。

和室の天井は、当初再利用するのは難しいと考え、張り替える事も考えの中にあっったが、工事着手時、蘇らせる事が出来るか試し洗いをしたのだった。
やはり、無垢の板は集成材と違い、磨けば光る事を、再認識することが出来、85年前貼られた杉板が、汚れを落とすことによって、本来の綺麗さが蘇った。

 

 

                         

耐震強度も・・約4倍にまで強度をあげ、今後神戸クラスの地震が来ても、倒壊することはない。
以前は耐震指数は0.28で、国が定めてる安全基準1.0からすると、四分の一の耐力しか保有していなかった為、この指数だと神戸地震を喰らうと、全壊となることは予測出来る。
今後安全を確保された中、新しく蘇ったこの家で、おばあちゃんとお孫さん夫婦の暮らしが新たに始まる。