よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

新しいプロジェクト

2010-08-16 07:05:02 | 物づくり

昨年より進めてきた新しいプロジェクトが始まる。
15年前建てられた改修工事で、外断熱とサッシを全て改修と設備関係の改修工事となる。
エコ中心の改修工事となり、エコ助成金5、000万円も対象となる。
外断熱は70㎜の発砲断熱材を使い、屋上には50㎜の発砲断熱材と、屋上緑化も計画に入れ、理論上は年間25%以上のコストダウンに繋がる。

一年間の室温とそれに伴う節電システムを組み込み、コンピュ-タ-システムを導入し、電気基本料金を下げる対策を導入、電気基本料金は、ピ-ク時の使用量により基本料金は決まる為、これをシステム管理し、急激な電気使用時を出来るだけ引き下げ、均等になるよう配分すれば、電気代は下がることになる。

サッシ取り替えの不可能な部分には、真空ガラスを採用、全てのガラスを複相ガラスと真空ガラスに取り替えるガラス代金だけでも1、000万円以上の予算が必要ともなる、真空ガラスにおいては、外部気温が-25度にならないと結露は発生しない程の断熱効果を発揮し、伝導媒体が何もない真空だからこそ効果がでるが、まだまだ費用は高く、複相ガラスの3~4倍の単価となる。

このような製品にこそ、国は補助金を出し、せめて2倍までに押さえれば、住宅のガラスにも採用が広がり、消費量を増やす事により断熱効果の高い真空ガラスは広まり単価もやすくなり、エコ効果はもっと上昇する筈。

照明器具LEDも同じ事が言え、日本の住宅や事務所にLED照明や真空ガラスが使われるようになれば、原子力発電を増やす事もなく、自然破壊となるダムを造る必要もなくなるだろう。