よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

薪集め

2010-08-27 10:26:16 | とりとめもなく

9月に入れば、秋風が吹きだし、すぐ冬となる、この短い秋の間に、ストーブの薪集めが毎年の行事。
2トン車二台分ぐらいの薪を用意しなければ、二月を乗り切ることが出来なくなる。

薪の心配をせず、思いっきりストーブを燃やせれば快感であり、しまつしながら焚くのは豪快さがなく、せっかくの薪ストーブの良さが出ない。
今年も、例年通り 紀ノ川が上流から多くの薪を運んでくれており、涼しくなればチエンソーを積み、早朝から河に出向き、チェンソーのエンジン音を響かせる事になる。

この夏の暑さで、流木は程よく乾き、燃料とするにはちょうどいい。
時には、ウインチを使い、水の中に沈んでいる木を引き上げ、何日か後にそれを切断し、事務所に運ぶ。

今は、電気やガスが主流ではあるが、昔はみんなこうして燃料を確保した。
一年分の薪を小屋に積み上げ、風呂を焚き、ご飯を焚く為、家族総出で薪集めをし、斧で薪を割り、小屋に積み上げ一年分の燃料とした。

このような行事の中から、家族の役割が決まり、みんながまとまり、汗を流し、ねぎらいの言葉が生まれ、家族の絆が作られていったのだろうが、今の時代、家族が一緒になって汗流す事もなく、便利になったのはいいが、便利さゆえ何かが失われていってるように思える。