サクラ
猟犬として飼われ狩猟犬として生まれてきたさくら、
何処で間違ったのか、持って生まれた本能のを発揮できず
この事務所に住めるようになった
紀州犬は天然記念物に指定され
国が認めた認定書もあり
血統も素晴しいものを持っている
でも、これでよかったのよ・・さくら
本能を置き忘れて着た事で
私とこの事務所のスタッフに出会えたのだから。
猪は苦手なんだろうけど、散歩の途中でバッタを見れば
モカに比べたらちっちゃなあし
その、ちっちゃな足で、バッタを伏せにいこうと必死で押さえるが
ばったは両足の間から逃げる
何回も何回も伏せにいくが
そのたび逃げられ
きょろきょろと捜すしぐさがとても可愛く
愛らしい。
水の中に入ろうとしなかったさくら
いつの間にか入るようになり
自らが泳ぐまでに。
この水門には鯉が集まってくる
以前にこの浅瀬に鯉が20匹上って来て背びれをだしていた。
いきなり、狩猟本能が出たのか
鯉の背中に噛み付こうとしたのだが
鯉が大きすぎて、牙をたてても
硬いうろこと、ぬめりで逃げられてしまい
20回挑戦したが結局全て逃げられてしまった。
さくらが対象とする獲物で一番大きいのが
鳥
猪の100分の一ほどの可愛い鳥を見ると
追いかけ、ばったと同じように逃げられてしまう。
ここにくれば、鴨がおおく
鴨を見れば追いかけようとし
水の中に入ろうとする
さくらは、鴨は飛べるのだということを
まだ、知らないらしい。