よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

とりとめもなく

2010-08-10 08:09:51 | とりとめもなく

 

今年は、あまりにも暑い為、河川敷を歩くのが きつく、ジ-プに乗せて川に行く車で、5分も走れば紀ノ川一級河川・・・綺麗とは言えないにしても、一応透明度は高い。
2匹は、川が大好きで、ここに来れば興奮度はピ~クに達する。
中でも、チョコラブモカは、水が大好きで殆ど水の中で遊ぶ。
紀州犬さくらは、水が怖いらしく、泳ごうとはしないし、残念に思うのは、この広い河原で、放してあげられない事。

猟犬の本能が強く、放せば獣の匂いを追い始め、モカのように遊ぶことはせずその匂いを辿りだし、呼んでも戻ってこない。
放してやりたいとも思うが、車に撥ねられたり、他の犬を襲ったりと、危険なため思いとどまる。

 

           

                   

自然が身近にあり、この2匹にとっては恵まれた環境で、自由に走り回れ、自由に遊び、つけれ果てるまで遊び、夜はひたすら寝る。


職人

2010-08-09 07:53:10 | K邸リホ-ム

 

 建物の良し悪しは、最終的には職人の技量によって大きく変わり、職人気質を持っている人が少なくなった事も時代の変化から見えてくる。
殆どの建材が工場で作られ、現場で塗装の必要のない物が多く、現場でペンキ職人が内部仕上げをしなければならない現場は激減した。

昔は、新建材はあったが、合板類が殆どで今日ほど多くはなく、その分だけ無垢材を製材し、大工が現場でカンナ掛けをし、取り付けられペンキ職人が砥の粉(とのこ)を塗り、ペ-パ-を掛け、仕上げを施した。

               

新建材は施工には簡単であり、殆ど職人を必要とせず、ホ-ムセンタ-で売っている一本700円程ののこぎりが一本あれば用が足りる商品さえある。
ドアも殆どがノックダウン方式が採用され、プラモデルのように組み立てれば出来上がる商品が多くなってきている。

既製品が全て悪いとは言えないにしても、全てが既製品で作られるのが我慢ならず、手っ取り早く既製品で納めてしまうか、或いは自然素材にこだわりながら創っていくのかは、設計者の意識によって変わってくる。


とりとめもなく

2010-08-08 17:19:01 | とりとめもなく

 いやはや!・・・実に暑い夏
モカちゃんも、こんな暑さにめげず、日々フリスビ~を追いかけて走り回っています。
暑くなれば紀ノ川に飛び込み、泳ぎ フリスビ-を流してしまい 叱られながら、めげることなく、反省することもなく、日々自分と闘いながら、ボスの怒りをかわし、反省した振りをし、怒られれば3メ-トル後ろをとぼとぼと付いていくことにしています。

 

                        

 

見よ!・・・この芝生!
私に与えられたと言っても過言ではない、この滑らかな斜面と芝生を!
フリスビ-に疲れたらこの斜面をすりすりしながら滑るのが大好きなわたし。

                        

何でこんな赤い円盤を追わなければならないのか?・・・息も絶え絶えの時ふと思うのですが、わたいにもよく分かりません。
投げられれば勝手に身体が動くみたいよ!


K邸リホ-ム

2010-08-07 07:50:37 | とりとめもなく

戦後65年を向かえる、今年も原爆慰霊祭が広島で行われ、灯ろうに平和を込め、その願いは、世界に広がり戦争の悲惨さや、原爆の恐ろしさが語りつがれていく。

K邸は、その戦争の中、戦火に見舞われる事無く、B29の焼夷弾の犠牲にもならず、
現在に残り、多くの歴史を刻み、今後お孫さんに受け継がれ、守られていく。     
                

                 

お盆までには、内装工事も終わり、外廻りが整備され、外構工事も8月中には完成し、いよいよ新しい生活がここで始まる。


K邸リホ-ム

2010-08-06 07:55:43 | K邸リホ-ム

   85年前建てられた時の知恵、ク-ラ-など無かった時代に夏の暑さ対策に考えられ作られたのがヨシズで作られた建具、夏になると入れ替え夏用の建具として作られた。
今は、ク-ラ-が有るために、入れ替えるような面倒な事をする必要もないが、今回はおばあちゃんと ”出来るだけ使える物は 生かしていきたい”との思いも一致し、この ヨシズ建具も間仕切りの役目をしてもらおうと、残すことになった。た。            

                                 

                  

この家に嫁ぎ、ながい年月をこの家で過ごし、この家を守り、この家に守られ、子供が育ち、この家が新しく生まれ変わり、お孫さんと一緒に新しい生活がスタ-トする。
今度は、お孫さん夫婦に見守られ、新しい家族が生まれる。


K邸リホ-ム

2010-08-05 07:24:57 | K邸リホ-ム

    85年前貼られた天井板が美装され 汚れが落とされ杉色が鮮やかに蘇った。
今回リホ-ムに当たり、おばあちゃんと出来るだけ良い物は残す事を優先し、蘇生させる事を優先することに。                     

                          

   縁側のサッシは複相ガラスに変え、今後結露することもなく、寒かった和室も暖かく過ごせる部屋となる。
壁は、下地処理が行われ、長年吸ってきた汚れを表にしみ出させないよう、灰汁止めも。             

                         

この敷台は、以前紀ノ川で薪集めをしている時、流木の中から見つかった檜の丸太を製材したもの。
長さ6メ-トルはあっただろうか、根っこの付いたまま上流より流れてきた宝物、表皮は腐り、見ただけでは檜とは確認できなかったが、チェンソ-で切った瞬間檜の匂いが広がった。

 

                                      
ここは、お孫さんの仕事場、ついたての向こうは 土間となり、ここにテ-ブルと椅子を置き、接客の出来るスペ-スとなり、そのついたてに、変木を使って、杉板で仕切りを作った。


K邸リホ-ム

2010-08-04 07:05:06 | K邸リホ-ム

    外部の足場も外され、屋根、壁、窓の改修も終わり、いよいよ内装も大詰めを向かえ、昨日は、おばあちゃん、お子さん、お孫さんと、三世代が集っての打ち合わせが行われた。
現場は、暑さにもめげず、K様を含め7人が、真面目に打ち合わせているかと思えば、脱線しながら、おばあちゃんの明るさと、それを受け継ぐ娘さんと、その息子さんの共通した明るさで・・笑いの絶えない現場打ち合わせとなった。  

                            

現場には 真っ白なサルスベリ の花が満開で、一見桜の花に見えるほど花は多くサルスベリの木は庭を設計する時、よく使うが、これほど見事に花を付けた木は初めてで、野生にあるサルスベリの木は、花がまばらで、葉もこんなに茂っていない。

                            

 

現場の南の道路脇に、この暑さをものともせず、元気に咲いている花があった誰かが植え、朝夕水をまいているのだろう。
黄色とピンクの可憐な花は、道行く人の目に止まり、一瞬この夏の暑さをわすれ、穏やかな気分にさせてくれそうな 可憐な花。

 

                           

                           

85年の時を過ごしてきたK邸、新しい命を吹き込まれ生まれ変わり、おばあちゃんとお孫さん家族を守って行かなければならない。
ここからまた、新しい時を刻み、寂しかった家に家族が増え、笑い声が聞こえるそんな家であって欲しいと願う。

 

 


N邸新築工事

2010-08-03 08:11:54 | N邸新築工事

奈良からN様が久々にご来店され、出来上がった設計図の確認をして頂いた。
工務店に提出する図面としては、もう少し修正を加え、構造図も書き上げなければならないが、あと2~3日で見積もり依頼が出来る図面となる。

N様との出逢いから今日まで、打ち合わせを重ね、ここまで辿りついた。
クライアントの情熱の深さにより、力をもらい物づくりの意欲が沸き、両者の感動を作り出す事が出来る。
一方的に押しつける物は 感動を生み出すことは無く、無意識の中から生まれる物の中に喜びを感じ、仕掛ける場合もあるが、それは相手の情熱により促されるもので何もない所から、仕掛ける心は生まれない。

家づくりも、人生の縮図のようなもの、一人では生きられず、一人では家は生まれない。
情熱を持って生きている人は、情熱のある家づくりとなり、それが物づくり職人に伝わり理屈では計れない力が生まれる。
ともすれば、情熱のあまり脱線しそうな時もあるが、それはこちらが修正しなければ暴走の恐れもある・・・(笑)。

殆どの人が 情熱を持って家づくりに望むが、中にはまれに、情熱もなく
ただ専門家作るものを受けるだけの人もいるが、そんな人に出会うとこちらも情熱は削がれ、なかなか前に進まず感動も生まれない。
仕掛ける力も沸かず、まとまったプランも何故か満足出来ないものとなってしまう。

人はみなお互いに刺激し合い 何かを産み出し、感動し、喜び、生きている。淡々とした人生の中に、喜びを感じられ、情熱を注げる瞬間が訪れる。
その時を逃さず確実に捕まえられる人は、自分を前に出し 相手の心を読み前に進もうとする意欲がある人で、私達はそんな人に力をもらい、感動を届けたいとの思いが湧く。


 

 


N邸新築工事

2010-08-02 08:05:33 | N邸新築工事

今日、N様が奈良から事務所に来られ、積算する前の内容確認と、本日までPCウエッブカメラを使い打ち合わせを行ってきた内容に間違いがないかのチェックも含めての打ち合わせとなる。

打ち合わせてきた内容、をキャド図面にまとめ、お盆を目処に全体の予算をつかみ予算計画を確かなものにしなければならない。
毎回工務店からの工事予算が出た後、こちらで予算調整を行わなければ、希望予算には納まらず、依頼者の要望が多すぎ予算オ-バ-になったり、或いは工務店の施工方法や見込み違いによって 高くなったり、当社が設計者の立場で、出来ればこうしてあげたい、との思いが案外予算が高く付いたり、 そんな諸々の要素を検討し、予算の調整をおこない、その後クライアント様と
、調整箇所、我慢する物、残す物、方法を変え残す物を決め無ければならない。