ドイツのフォルクスワーゲン傘下の高級車メーカーと、最近なにかとフォルクスワーゲン傘下と形容詞がくっつくポルシェ。
2020年までに電気自動車(EV)の新型スポーツカーを発売するそうだ。
ディーゼル車の排ガス不正問題は、なんで今さら?という感じだったが、要するにEVやFCVへの転換を加速させるための爆弾記事の様相だったので、これはその通りだろう。
発表されたコンセプトと感想。
1回の充電で500km以上走行でき・・・これくらい走れるとありがたい。
スタートから3・5秒で時速100kmまで加速できる・・・スポーツカーだからという理由はわかるが、公道で必要か?
高速充電できる仕組みを開発し、15分間で80%の充電が可能・・・電流はどれくらいだろう?小さな変電所なみの設備が必要になる。
充電時間が短ければ、200km走れれば十分だけれども、高速道路を走行しているときに160kmごとに30分の充電では、80km/hで走ったとしても実質時速が160km/2.5hになってしまう。確かに2時間走ったら休憩といわれてしまえばそれまでだが、休憩の間隔の感覚は個人の裁量だから。
電気自動車の加速については、たいへんよいことはすでに述べたが、自動車を安全に運転して社会全体の利益が増える方向にもっていこうとしたとき、3・5秒で時速100kmまで加速できる性能が公道で果たして必要なのか?「買わなければいいじゃないか」といわれればそれまでだが、なんの落ち度もない人が交通事故の被害にあってバカをみるのも社会。
今の高速充電装置でも、80Aとか120Aの電流で充電している。15分間で80%の充電というと、ざっくり600Aくらい流さなければならず、これに耐えられる電線(充電器からクルマまで)はいまより太く、重くなる。装置そのものも現在の50kWタイプが250kWタイプくらいにならないとダメ。
いま、あなたのおうちの電気の契約電流が50Aだとすれば、5kWの充電装置と等価と思ってよい。50kWは10軒分、250kWは50軒分。15分間で80%の充電が可能で、500km走行というと、あの充電器に50軒分の電気を集中させるということに。
なお、技術的にいえば、製品の最高性能を常に目指すのも流れなので、それを否定する気はさらさらありません。
2020年までに電気自動車(EV)の新型スポーツカーを発売するそうだ。
ディーゼル車の排ガス不正問題は、なんで今さら?という感じだったが、要するにEVやFCVへの転換を加速させるための爆弾記事の様相だったので、これはその通りだろう。
発表されたコンセプトと感想。
1回の充電で500km以上走行でき・・・これくらい走れるとありがたい。
スタートから3・5秒で時速100kmまで加速できる・・・スポーツカーだからという理由はわかるが、公道で必要か?
高速充電できる仕組みを開発し、15分間で80%の充電が可能・・・電流はどれくらいだろう?小さな変電所なみの設備が必要になる。
充電時間が短ければ、200km走れれば十分だけれども、高速道路を走行しているときに160kmごとに30分の充電では、80km/hで走ったとしても実質時速が160km/2.5hになってしまう。確かに2時間走ったら休憩といわれてしまえばそれまでだが、休憩の間隔の感覚は個人の裁量だから。
電気自動車の加速については、たいへんよいことはすでに述べたが、自動車を安全に運転して社会全体の利益が増える方向にもっていこうとしたとき、3・5秒で時速100kmまで加速できる性能が公道で果たして必要なのか?「買わなければいいじゃないか」といわれればそれまでだが、なんの落ち度もない人が交通事故の被害にあってバカをみるのも社会。
今の高速充電装置でも、80Aとか120Aの電流で充電している。15分間で80%の充電というと、ざっくり600Aくらい流さなければならず、これに耐えられる電線(充電器からクルマまで)はいまより太く、重くなる。装置そのものも現在の50kWタイプが250kWタイプくらいにならないとダメ。
いま、あなたのおうちの電気の契約電流が50Aだとすれば、5kWの充電装置と等価と思ってよい。50kWは10軒分、250kWは50軒分。15分間で80%の充電が可能で、500km走行というと、あの充電器に50軒分の電気を集中させるということに。
なお、技術的にいえば、製品の最高性能を常に目指すのも流れなので、それを否定する気はさらさらありません。