SAMMYのみちくさ日記

「気まま」に「みちくさ」しながら、ありのまんま思ったことを無精者が書いてるブログです(^_^)v

幻想郵便局

2016年12月15日 | Michi-kusa
いつも行くBOOK・OFF。
そして、いつもの一角でいつものように本を眺める。


そして、突然やって来たΣ(⊙ω⊙)


本棚の一番上段。
そう!本の挿絵。
この挿絵がズコーんと目に入ってきたのです。



手に取ってみる・・・。
その本は、
堀川アサコ氏の《幻想郵便局》だった。


裏面には、このように書かれていた。


就職浪人中のアズサは「なりたいものになればいい」と親から言われてきたけれど、「なりたいもの」がわからない。特技欄に“探し物”と書いて提出していた履歴書のおかげでアルバイトが決定。職場は山の上の不思議な郵便局。そこで次々と不思議な人々に出会う。生きることの意味をユーモラスに教えてくれる癒し小説。


そして、108円。


買う!
買う!
買う!


読み始めから引き込まれていく感じ!
この本、面白い(^_^)

久々に僕の中でヒットした本です。


自分の頭の中で《勝手に映画化》し、《勝手に配役を考え》てストーリーが進んでいく(笑)


これが、自分でもおかしいくらいに楽しい。それが、僕にとっての《幻想郵便局》という本だ。
この本に登場する郵便局の名は、《登天(トウテン)郵便局》といいます。

生者も死者も訪れる登天郵便局。


この本の中で、僕が印象に残っている文章があります。それは、

登天郵便局は、本当にここを必要としている人だけを選ぶ。反対に、登天郵便局など用のない人にとって、ここは決して意識が向かない死角なのだ。物理的に存在しているのに、生者・死者ともに、登天郵便局が必要でない人には、見えていても見えない。ここに来る気も、決して起きない。


日常の生活の中で、在るのに見えないもの、存在を感知しないものは、たくさんある。

例えば、いつも歩いている通りの建物が取り壊されても、そこになにが建っていたのか思い出せない。

このようなこと。
あるような気がします(^_^;)



僕が読み終わると、いつの間にか!
かみさんが、コイツにはまってるやないか!

栞の代わりに・・・。
なんと!

登場人物を拾い上げて、人物像や服装等をメモ書きしとるやないかΣ( ̄□ ̄!)
達人や!

お互いの思う配役で議論。
主役のアズサ役が、なかなか決められません(^_^;)


そして、《幻想郵便局》では、こんなものも登場します。

《功徳通帳》

日常の善行と悪行が重箱のすみを突っつくように、こと細かに判定され数値化されて印字されたもの。

銀行の通帳のように機械に通して印字するんですが、現世にあったら面白いと思いました。


読み返したい本に久しぶりに出会ったというお話でした\(^o^)/