みなみの梅やん介護日誌/とくしまの山と介護福祉

アルツハイマー認知症になった母親・みなみの梅やんが12年目を迎えての物語。とくしまの山の暮らしと地域包括ケアを書く。

みなみの梅やん介護日誌 柚子の季節

2019-11-08 06:08:00 | 日記


実家には実生の柚子の木が17本あります。昔からのゆずは玉のてっぺんにこぶがあります。同じものが三好市井内の山の農家にもありました。実がなり始めるまでには17年かかります。
さて、昨日の朝は梅やんの調子が良くて、私が先に家を出て吉野川市へ所用の会議に行き、帰ってみると、チャンと洗濯物を干してからデイサービスに行っていました。
しかし、デイサービスの職員さんの話では、梅やんは終日、「せこい」と言って機嫌が悪かったそうです。


夕食時の梅やん、ああせこい。
とはいえ、パンは食べたし、焼いてあげたキビも食べたし、食欲はあります。
ただ、聞いてくることが、「梶屋の姉はいきとるのか、タカ姉は生きとるのか、平井のツネヤンは生きとるのか」と言うことばかりです。死んだと言うてあげると、「死んだと言う便がなかった。死んで6年にはならん」と言う。「お前はワシが死んだらくつろぐと思うとんだろう」と言う。
梅やんには平成15年ごろ、父リキさんの在宅介護をしていて介護疲れで「ああせこい」と言い出し、リキさんを入院させた事があります。梅やんは頭がボーっとしていて、その後梅やんは上那賀病院へ入院となりましたが大したことなく快復しました。私は三好市の精神科病院に梅やんを連れて行って見てもらいましたが、精神科の病名はつきませんでした。
また、平成22年の暮れにも「ああせこい」と言うて、年明けて、診療所で認知症の検査を受けさせたら30点満点で28点取れたのでした。
今朝の5時、梅やんは「ふろをわかしてくれ、いつ入ったか覚えとらん。早う死んだらくつろぐんだろう」と言いました。ついでに私も朝風呂に入りました。
柚子の事ですが、昨日午後半日柚子をとりました。今日は午前中柚子をとってから、私は移動日で三好市へ帰ります。明後日にはセツ姉たちが柚子を搾りに来てくれます。今年は全部取ってもコンテナに5杯分あるかないかぐらいで少ないです。
今夜、梅やんはデイサービスから帰ると、一人置いておきます。長電話をしているので番号を書いた貼り紙は取っておきます。
それでは今日はこの辺で。