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私の好きなもの

3日みぬまの彼岸花

2016-09-28 19:20:43 | Weblog
3日みぬまの彼岸花


大学生の孫と初めて東京にいってきました。
新幹線に切符を買って乗るのも初めてなら、一人でホテルに泊まるのも初めて。
今年の彼岸花は去年より少し遅くて、それでもいつもの場所に目を出しました。
東京ビッグサイトで「国際ブックフェア」が開催されていて、ユリカモメに乗って東京で落ち合ったもう一人の孫と展示場に。
広くて広くて、海外からの出版社やなじみの出版社がいっぱい。
大型の本屋さんが撤退するご時世、読書離れが著しい中、ずいぶん昔の絵本もたくさんあって懐かしかった。
子供連れの家族もにぎやかで、この子たちが大人になってどんな本が残っているのだろうか?
「花さきやま」という絵本も健在で、女の子の優しい涙が彼岸花を山に咲かせる切り絵の50年ぐらい前の絵本。
良いものはいつまでたっても良いのですね。
ユリカモメに乗って、今話題の豊洲市場を上から見て、今地震が揺ったらどうなるのだろうとばかり思ってしまった。

次の日、新宿の都庁の45階の展望台に上り曇りで富士山は見えず、外国語の飛び交う中、
知事さんはどのあたりにおられるのかなと、又地震の心配をした。
原宿の古い駅舎を見て明治神宮に参拝、メトロで乃木坂の新国際美術館に。
繊細で優雅な黒川紀章さんの美術館で全部はは到底見つくせない。
孫は大阪に帰るので東京駅で送ろうかと言ったら一人で大丈夫、もう連れて行くというより連れて行ってもらうといったほうが良い。
時間が有ったので山手線をぐるっと一回り時間をつぶして、喫茶店にも一人で入った。
東京に住む孫と待ち合わせ食事をして又地下鉄で彼女の住居に。
都心ではお家賃が高くて自活できないと30分くらい地下鉄に乗って初めて彼女の住居に。
大変だけど頑張っている孫にあんまり頑張りすぎないでねと心からエールを。

3日目は上野で中学時代の友人と10年ぶりで逢うことができた。
ご主人と一緒に来てくださって、3人で上野精養軒でハヤシライスのランチを楽しく美味しくいただいた。
国立博物館で平安時代の観音様や地蔵菩薩をゆっくりと拝観して、なんともいえぬ微笑みを感じて至福の時を過ごせた。
いろいろなことがあっても友人とは時が一瞬に縮まって元気でさえあればまた会いましょうと、東京駅まで送ってくださった。

今まで一人で行動することがほとんどなかったので今回の旅行は私にとってはとてもハードルの高いものであったが孫たちのお陰、みんなのお陰で無時帰り着くことが出来た。
今ブログをUPしながら、今更ながらありがたいこととつくづく思った。