三浦俊彦@goo@anthropicworld

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オトイアワセ:
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バイオハザード系7

2006-08-31 05:38:49 | モンスター映画
■DOOM/ドゥーム■ こういうシチュエーションって私待ってたですよ、ほんと。理想的なモンスターホラーと言っていいだろうな。兵隊たちの殺され方もそれぞれ違ってて結構派手だしね。惜しむらくは、モンスターの造形。ヌラヌラしてはいるものの、ほとんど人間形ですか。もとがゾンビだから仕方ないっちゃ仕方ないにせよ、そりゃあフィクションだもの、もっと自由な造形に成長させてやりたかったですよ。思えば『エイリアン』とほとんど同型モンスターと言えるわけで、爪やシッポの長さと舌の出し具合と顔がちょこっと違うだけでまあまあ同類、ただむこうは、ほぼ人間型だったことがラストのラストで初めて判明するのに対し、こっちは初っ端からからモロ見えだものな、人間丸出しぽいことが。あの一人称視点とやらのゲームアングルで出てきたブタみたいな牙ずら~りの変形型(あれって下半身の器具からして、あの瞬間移動失敗して上半身だけになっちゃった兄さんの成れの果てってことかね? だとしたら変身早すぎ)、あれだけは喜べましたけど。ってうーん、つくづく惜しいや、舌がぴゅっと飛んできたり壁にめり込んでしまったりの、生物感とハイテク感の融合が何とも言えずナイスだっただけにねえ……。それと半人間どうしのバトルもアクション度がやたらイケてましたし。あとそうそう、あの女性科学者、清楚な外見が私えれー気に入ってしまいましたんですが、なんつんですかね、ボケーッとした感じで、色々まくし立ててるわりには緊張感ゼロで人格感じられないのね。白人にしては眼窩上突起が浅くてなにげに東洋人ぽく見える瞬間もあったり、あとで名前確かめると「ロザムンド・パイク」か。ナムジュンとスペル違うけどコリアンの血混じったりしてる? いや、別にファンになったわけじゃないからいいですけど。
■JUNK/死霊狩り■ 悪が二組+結果的悪が一組+ゾンビが一群+なぜか知性有るゾンビ一人=……とにかく鉢合わせっすか。こりゃあいい。豪華版。関係筋のリーグ戦的多彩さったら面白いことは認めるよ。だから全部一遍に鉢合わせさせてくんないと詰めが甘いでしょ、時間差でヤクザと軍は出会わなかったじゃないか。とまあ基本の設定は上々だしムードも渋く始まったんだからさ、それともうちょいツッコミどころを抑えといてくれてたらなあ。なんせ多すぎ。冒頭からそもそも強盗の足に鋏ブッ刺す女子店員なんているわきゃねえでしょうとか(3人いるのに一人だけやってどーすんのと)、大怪我したっぽい人物3人までがその後すぐ勢いよく走ってるし、おねーちゃんなぜか爆破装置の場所知ってるし、ヘリの操縦士は予定どおりとはいえ何も確かめもせず黙って帰っちゃうし(そもそも意味ない予定設定だし)、むこうに足音が聞こえてる以上携帯の呼び出し音キャッチできてる距離で行っちまうし。細かいとこもっと丁寧に作らにゃダメでしょ。例によって自動小銃の乱射にしても全然当たりゃしないし。だいたい宝石さばくのにあんなマンガ的なヤバイ相手とヤバイ場所でって必要性が皆無でしょうが、後でゆっくりどこででも売りゃあいいっしょ。だいたいクルマほしいなら宝石なんぞ盗まずに直接クルマ狙えよ、オチわかりすぎだろ、等々ディテールの杜撰さが祟って準駄作に落ち着いちまった惜しめの作品でした。ゾンビどもの動きはまあ平凡でしたよね。