分子栄養学講師の気ままなブログ

メンタルを変えるために奮闘!
栄養のこと、健康のこと、分子栄養学や日常やつぶやきなど
気ままに綴っています

お釈迦様の”悟り”と認知行動療法

2018年07月02日 | 心・メンタル

(前回の360度思考のメタ認知♪LISA流認知行動療法②より続き)

気付いている人もいるかもしれませんが、認知行動療法の基本って、なんてことないことしているだけなんです

自分を自分自身でセルフコントロールする究極技法とも言えます

 

なんてことないことをしているだけに、多くの人がそんなのとっくの昔からやっているよ知っているよ思うでしょう

多くの人がなんてことなく出来ることでも、ごく一部の人はそれが出来ずに、うつや躁うつに悩まされたり、人生に苦悩します

 

とは言え、そんなの言われなくても昔からやっているよ~と自分では思っていても。。

中には実際のところは感情や思考に振り回されて、セルフコントロールが出来ていなかったりするかもしれません

 

本当に認知行動・メタ認知が鍛えられていれば、些細なことでカッとなって相手に怒りをぶつけたり、

小言をつついたり、不平不満を簡単には口にしないことでしょう

(”我慢している”とか、そういう”感情や思考を持たない”っていうんではありません


なぜなら、本当に認知行動・メタ認知が鍛えられている人ならば、

そういった不満・不安・愚痴・・怒りでさえもただの自分の言葉遊びに過ぎず、幻想に過ぎないということに気付いてしまっているからです

 

(あっ。俺今すごく怒ってんだな。目の前のこいつが失礼な奴だと腹が立っているんだな。)

(ぁ…わたし今すごく明日の仕事のことを不安に思っている。怖いんだな…。)

 

今こういった思考が湧いてきていて、それに乗っかって”怒り”とか”不安・心配”とかっていう感情が生じているんだな。。。

それ以上でも以下でもないのです。。

 そして、これでお終いです

(それだけのこと。。)で終わるのです

 

お釈迦様が言った悟りとはまさにこの状態のことです

 

なので、そんなのとっくの昔からやっているよ~と言った人のことをじっと観察して、本当に実践出来ているかどうか、是非確かめてみてください

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが

今日はLISA流認知行動療法にさらに踏み入るんでした

 

結局のところ認知行動療法・メタ認知は何をしているのか??

という神髄に迫っていきます

 

前回は360度思考の展開をしていきました

沢山の新しい思考と共に、感情も生まれました

 

前回のこの例題のようにして、360度思考を展開させるゲームを是非楽しんでいって欲しいのですが、、

このゲームは楽しむだけで終わりではありません

ゲームをクリアするには、もう一段階上に上がらねばならないのです

 

360度思考を展開されることは非常に大切なことなのですが、実はこの状態というのもただの*マインドワンダリングの状態に過ぎません

*マインドワンダリングとは、簡単に一言で言うと、《心ここにあらず、彷徨う思考のこと》

LISA流認知行動療法の神髄は、このゲームのクリア条件はマインドワンダリングではなくマインドフルネス、メタ認知に到達することなのです


ゲームクリアの為には、ゲームをしないことには始まりませんよね…

ゲームをすることは、イコール思考を網羅させてマインドワンダリングの状態になること

その役目が”360度思考の展開”ということになります


けれど、360度思考を展開させたはいいものの、”心ここにあらず”では困りますよね?

結局のところループの罠にハマってしまうかもしれません

なので、マインドワンダリングの渦をバネに、そこから抜け出す必要が出てくるわけです

ゲームはクリアしてこそ楽しいのです

(決して終わりのないゲームをしていて、楽しいですか?)


では、360度思考の展開をした後、マインドワンダリングから抜け出すためにはどうしたら良いのでしょうか?


次回につづく

 

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360度思考のメタ認知♪LISA流認知行動療法②

2018年07月01日 | 心・メンタル

LISA流認知行動療法

前回は重要なポイント2つを解説いたしましたので、今日は早速例題です

動画公開から学んだLISA流認知行動療法 

360度思考のメタ認知♪LISA流認知行動療法からの続きです)

 

わたしが認知行動療法を学んでいなければ、

実は嫌で仕方がなかった動画公開も(笑)到達するに至らなかったでしょう

自分の動画にDisLikeボタンが1つついた時点で、それを乗り超える自信すらもなかったですから

 

今はアンチライクDisLikeをされても、気にせず(相変わらずレベルは低いが)動画をアップし続けていくつもりです

 

さて、①の記事の中でも書きましたが、

わたしの頭の中を駆け巡る感情や思考はこんな感じでした

 

怖い(恐怖)

傷ついた(悲)

精一杯頑張ったのに(寂)

は?まじむかつく(怒)

やっぱりこんな動画は恥さらしだった(恥)

気に食わなかったのならシカトしてくれればいいのに(嫌)

今すぐに消し去ってなかったことにしてしまいたい(焦)

 

これに、重要なポイント2つを思い出しながら360度思考の展開を加えていきます

子どもを(思考を)産むが勝ちです

多ければ多いほどOKなんでしたね

なので、今浮かんでいる上に挙げた思考もそのまま残しておいてもちろんOKです

 

じゃあ世界中の人に良いねと思ってもらえるとでも思っていたのか?(←それこそ図々しいやつだ)

私の動画をクリックしてくれた(賛同は出来なかったみたいだけど)

あんたにDisLikeボタン押される筋合いはない!ほっとけよ

いいね!押してくれる人もいる♡嬉しいね

わたしの考えや意見に賛同できない人がいるからと言って、その人はわたしの全てを否定しているわけではない(たぶん)

もしわたしの全てを全否定だったとして…だからと言ってそれが何だと言うのだ…

全ての人に好かれる必要はあるだろうか?

世の中には沢山の考え方があっても良い

わたしはDisLikeボタンを押さないのに…押しやがって(相手を傷つけたらいけないと思っている)

いや待てよ、相手はそこまで傷つくだろうか?

わたしも(は?っ)て思ってしまうような賛同出来ない動画は世に五万にある…じゃあ今度はわたしもその動画に試しにDisLikeボタンを押してみよう

DisLikeボタンを押してみたけど、わたしはその人の事が嫌いなわけでないと実感できた(ただ意見が違うだけ)

わたしが誰かの動画にDisLikeボタンを押したことで、わたしも嫌なやつ?ほっとけよ?とその人に思われたのかもしれない

でもそんなのわたしには関係ない

わたしの動画にDisLikeボタンを押す人と、わたしは同じ”仲間”ということになったぞ?

そもそもあのボタン、LIKE!いいね!って必要か?

 

はい!ストップ!!!

まだまだわたしの思考ゲームは続きますが、長くなりますので割愛するとします

 

なかなか沢山の新しい思考が出てきたように思います

この360度思考の展開をしなければ、わたしは一番はじめに浮んだ感情と思考

☟☟これらたち

 

怖い(恐怖)

傷ついた(悲)

精一杯頑張ったのに(寂)

は?まじむかつく(怒)

やっぱりこんな動画は恥さらしだった(恥)

気に食わなかったのならシカトしてくれればいいのに(嫌)

今すぐに消し去ってなかったことにしてしまいたい(焦)

 

この、延々ループになっていたかもしれません

それに比べたら、随分と沢山の思考が生まれたもんです

 

ここで思い出して欲しいのですが、感情は扱わない!でした

今回新たに生み出した思考にも、もちろん感情は伴っています

だって感情はなくならないんでした(思考もだけど)

 

たとえば、

いいね!押してくれる人もいる♡嬉しいね という思考には、

”嬉しい”という感情が生じていますし、

 

わたしの動画にDisLikeボタンを押す人と、わたしは同じ”仲間”ということになったぞ? という思考では、

”躊躇い” や ”戸惑い” また同時に ”爽快” や ”驚き” という複数の感情を感じています

 

自分も他人の動画にDisLikeボタンを押すという行動を試してみたことで、、

なんだー!嫌な奴だと思ったけど、別に嫌な奴なんかじゃないじゃ~ん!ふつうのことじゃ~ん!!(好・安心)って思ってみたり、

むしろ動画を見る時間、無駄な時間になっちゃってごめんね!(哀)とか思ったりもして

 

かと言って、もとの思考や感情もそのまま残っているので、あんたに嫌われたってわたしはへこたれないわよ(昂ぶる)とか、

こんちくしょー(悔しい)といった感情・思考もそのままあります

(無くなってくれたら良いのにね~


これまでは、狭い偏った考え(思考)のループばかりにハマっていましたが、

他の沢山の考えを思いつくだけ思い浮かべて網羅するという360度思考の展開がクセづくことで、

ループからは抜け出せるようになってきたのです

けれど、この360度思考展開ゲーム…

実はこれではまだ不十分なんです

何故かって、新しく出た思考たち含め、結局のところまたループが始まったら意味がないからです


わたしのやっている360度思考の展開とは、一体なんなのか?

どういうことなのか?

なんとなく分かってくれた方もいるもかもしれませんが、

もう少し理解を深めて欲しいので、次回はLISA流認知行動療法にもう少し踏み入りたいと思います

 

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360度思考のメタ認知♪LISA流認知行動療法①

2018年06月30日 | 心・メンタル

動画公開から学んだLISA流認知行動療法!

前回に引き続き②です

 

認知行動療法に興味があるけれど、どんなことをするのかよく分からない

そんな人は必見です

 

(LISA流ですので少しアレンジされてます)

 

さて、わたしのアップするしがない動画についてと、

DisLikeボタンによって生じる様々な感情や思考を前回は書いたと思います

 

ここで生じた、やっかいなわたしの感情や思考を、LISA流認知行動療法ではどう対処していくのか…

 

それは、、

360度思考の展開をすることです

360度思考の展開とは、言い換えると、どれだけ沢山の考え方・ものの見方を思いつけるかゲームだと思ってください

どれだけ沢山の思考を並べられるか!!!(網羅・もうらできるか!!)が、勝負です

 

例題を解説する前に、ここでこのゲームの重要なポイントを2つお伝えしておきます

このゲームを行う上での大きなルールは2つです

 

■感情は扱わない■

■プラス思考もマイナス思考も区別しない■

 

”感情は扱わない”について

感情はそもそも神経伝達物質が生み出しています

”感情を無くせ”とは、アラジンが偉大なる魔人・ジーニーを自由に開放してあげた後で、《ジーニー!ナイル川を消してくれ》と言っているのと同じです

出来っこありません

(”感情”と”思考”の違いに気付ていない人は、まずはこの違いから学んでください)INDIGO塾の”新しいわたしを育てるワーク”では感情と思考の整理整頓という形でワークしました

 

お釈迦様は、悟った瞬間

”無駄である”と言いました

それはこのやっかいな感情・思考とやらを、お釈迦様はどうにかなくしたくて一生懸命に修行したんですね

(お釈迦様もイチニンゲンであることが分かります)

けれど、”無駄である”ことを…、お釈迦様もようやく気付いたわけです

 

もう一度言います

感情と思考を”なくそう”と思う事は無駄なのです

 

感情は神経伝達物質が生み出す化学物質なのでなくなりません

思考ってやつも、お釈迦様が言うようになくなりません

 

けれど、思考だけはその内容を自由に変えていくことが可能です

(実際には”内容を変える必要などなかった”←これに気付けたら最高にgoodです

 

”プラス思考もマイナス思考も区別しない”について

このゲームの遊び方はそもそもどれだけ沢山の思考を網羅して並べることが出来るか??を競うゲームです

(競うと言っても一人ゲームだけど

 

そこにはプラス思考もマイナス思考も関係ありません

良い・悪いという概念すら存在していません

 

とあるA国という王国では、子孫繁栄こそが我が王国の繁栄を守る最大の秘訣だと考えています

その年に一番多くの子どもが生まれた街に金貨1000枚と表彰状が王様より送られます

 

そのため、どこの街の住人も子どもが生まれると大熱狂して祝います

女の子であろうと男の子であろうと、ゲイであろうとレズビアンであろうと、指が1本なかろうと足が不自由であろうと…

区別はせず、どの子も街の”宝”です

問題になるのはあくまで出生人数であり、人間の子でさえあればOKなのです

 

この街では子を産むことに意味がある

このゲームでは沢山の思考を生み出す・考え出すことに意味があるのです

 

さて、ルールが2つ出揃いましたので

次回は例題を使ってゲームをしていきます

 

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動画公開から学んだLISA流認知行動療法

2018年06月29日 | 心・メンタル

今年の目標のひとつ

動画作成を増やすこと

 

でしたが

相変わらず重い思い腰がなかなか上がらない

 

泣く泣く始めたブログは今でこそ毎日欠かさず書くことが習慣になりましたが

どうしたって動画がこれから先好きになることはあり得ないようにも思います

 

そんな、とても好きとは言えない…

わたしのレベルの低すぎる動画ではありますが、(笑)

たとえそんな動画だったとしても、アップして良かったな、やってよかったな、と

そう思えることがひとつあります

 

それは、自分の成長を感じること

その成長とは、わたしがこれまで長い長い時間をかけて取り組んできた認知行動療法のなかに秘密が隠れています

 

認知行動療法を取り入れてきたことによる、わたし自身の変化・成長をとても感じることが出来ているのです

 

動画アップということを通じてわたしが感じたことを…

LISA流認知行動療法という形で今日は書いていきたいと思います

 

何かをする時とても不安になってしまう人

なかなか行動に移せない人

人の目ばかりが気になってしまう人

失敗が怖い、傷つくのが怖い…

そんな人は、LISA流認知行動療法の考え方を少しでも参考にしてみてください

 

まず、、動画なんてそんな恥ずかしいものを公開するなんてありえない

白黒思考で、完璧主義(あくまで自分主観・笑)なところがあるわたしは、ハリウッド制作映画並みのかっこいい動画を作れないのなら、それは恥さらしでしかない

そんなのは無意味

 とか、こんなことを思う訳ですね…

 

(今思えば、ハリウッドレベルを自分に課すわたしのその思考がどうかしちゃっていることに笑えます)

 

こんなダサい動画!とか、なにこいつ!とか。

そんな風に人に思われることが怖いし、不安だし、恥ずかしいし傷つくし…

人に笑われたり、馬鹿にされたりしたくないし…


ハイレベルな動画を作って公開するその他大勢の人と、今の自分に精一杯の動画を比べて、そのレベルの違いに落ち込むという…

終始そんな状態です

 

けれど、それを飛び越えないことには、なにも始まらないのですね…

 

動画を公開すれば、たとえ日本中に一人でも、わたしの動画に目が留まり、CLICKしてくれる人がいるでしょう

すると、当然ですが、見るだけ時間の無駄だったとか、それはおかしい間違っているとか、よくこんな動画アップ出来るなとか、

そんなことをそれぞれに思う人が出てきても、おかしくないのです

 

今までのわたしであったらば、たとえ一人にでさえDisLikeボタンが押されたならば

今すぐにでもその自分の動画を消し去ってしまいたくなることでしょう

 

その時のわたしなかに生じる感情や思考はこんな感じです

 

怖い(恐怖)

傷ついた(悲)

精一杯頑張ったのに(寂)

は?まじむかつく(怒)

やっぱりこんな動画は恥さらしだった(恥)

気に食わなかったのならシカトしてくれればいいのに(嫌)

今すぐに消し去ってなかったことにしてしまいたい(焦)

 

こんな思考感情をもとにしたさらに多くの思考感情が、一瞬にして脳内に膨れ上がります

 

恐怖とか、怒りとか悲しみとか恥とか、沢山の感情と一緒に様々な思考が沸き上がってきているのが分かると思います…

 

わたしは高度な感情を持つ、ニンゲンという動物ですから

こういった感情や思考が湧いて出て当然です

 

それはニンゲンの大脳が、その他多くの動物と比べてはるかに成長していて大きいことに関係しています

”ニンゲンだけが言葉をしゃべる”のも、ニンゲンの大脳がとても大きいからこそ出来ることです

 

わたしたちニンゲンというのは”言葉を使う”ということで、連想ゲームが得意な動物でもあります

 

連想ゲームが得意というのは、たとえばわたしが頑張って作った動画が、(笑)

ある人をイラッとさせ、

「あんななんなん」と牙を向けらたとしましょう←たとえばの話です

 

すると、わたしは過去の自分の失敗談を思い出しては、その時の出来事と結びつけ、

「やっぱりわたしには価値のない、ダメ人間」というレッテルを、

さらに一枚上乗せして自分に貼ることになります

 

わたしの姉が昔飼っていたナナというウサギは、とても無愛想なくせに自己中な性格の究極の”かまってちゃん”でした🐇

陰でわたしたちは、

 

””ナナってほんと〇〇なやつ”

””ナナには困ったもんだ”


と、ナナの噂話(陰口?)をしましたが、

言葉に意味を持たない、言葉を理解しないナナには、それらの音は意味を持たないわけすから、当然彼女の脳内は連想ゲームも起こりません

 

けれど、もしこれがニンゲンであればそうはなりませんね

 

ニンゲンは大脳がとても大きく発達しているからこそ、やっかいな(?)高度な感情というものが生じてしまうのです

(高度ではないにしても、動物にも脳があり、単純な”情動”は生じるために、飼い主に構ってもらえないことで腹を立てたり、他の動物に縄張り意識を持ったり、エサの時間を喜んだりという程度です)

 

さて、話を戻しましょう

 

DisLikeボタンによって生じるわたしの様々な感情

これをLISA流認知行動療法によって、わたしはどう処理したのでしょう?

 

ふつうの人はそこまで落ち込まない些細な出来事や些細な言葉にも、ひどく動揺したり落ち込んでしまうわたしです

 

通常であれば、この処理は一筋縄ではいかないところでしょうが…

それは長年の認知行動療法の賜物であります

 

その方法については

次回に続く

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ポジティブシンキングなんて必要なし!!

2018年05月21日 | 心・メンタル

昨日はスカーレットオハラから学ぶ認知行動療法という記事を書きました

(👉こちら

 

今日はその続きで…とっても面白い(?)

大切なことを書きたいと思います

 

ある一部の人たちというのは、脳の構造、脳の働きが遺伝的にちょっとおかしい

そのため、やたらと不安や恐怖や怒りを生じやすいです

(人はこれを”トラウマ”や”過去”や”成育歴”なんかと結び付けたがる生き物だけれど…)

 

これが慢性的に続くことでどうなるか

そして、その自分の脳機能を考慮しないで、乱れた生活習慣(生活環境・食習慣)を送っていると、どうなるか

 

黙っていればうつ病 精神疾患 パニック障害 対人恐怖 自律神経失調症… etc

脳と身体は繋がっていますから、(というか脳は全てをとり仕切る最高責任者!)心身共に不具合が生じるのはある意味当然です

みんなと同じで言い訳がありません

 

起きてもいないことを妄想空想して不安になったり、訳もなく恐怖を感じたり

(本人は訳がないとは思っていない…訳があると思っている…しかし、実際は実体はない

例 明日のプレゼンが怖い ←プレゼンはお化けでもなんでもない

 

そんな不安、神経症的な人は、スカーレットオハラの、”明日考えよう”

を訓練した方が良いと、昨日の記事ではおススメしました

 

これがわたしのスカーレットオハラから学ぶ認知行動療法的な考えなのですが

昨日の記事でも書きましたが、不安が強い人は、その不安から逃げよう、不安に思うのはやめようと思わないことが大事です

(やってしまいがちです…)

 

なぜかって??

それは無理だからです

 

不安、恐怖、怒り…

動物の中で雄一、ヒトにだけ備わる感情ってやつ…、人間の脳が生み出す情緒(高度な感情)というものは五万とあり、脳内の神経伝達物質が担っています

これに対抗抵抗しようというのは、ナイル川を消せと言っているのと同じようなものです

 

あらゆる苦悩煩悩に打ち勝とうとしたお釈迦様でさえ!!

無駄である

 

と、言ったのをご存知ないですか?

 

あの崇高なお釈迦様でさえ、苦行を乗り越え乗り越え、悟った後で発したたったの一言が

無駄

 

ですよ

 

お釈迦様の”お”の字にすら到底及ばないわたしが、お釈迦様が《無駄だと言い放ったことを、出来るわけがないってもんでしょう??

 

あなた出来ますか??

出来たとしたら、あなたはお釈迦様を超えた雄一の人物

 

つまり、不安や恐怖を感じるのをやめよう

というのは、無理であり、お釈迦様の言葉を借りるとするならば、無駄なのです

 

そもそも、感じるのを”やめよう”と考えた時点で、不安や恐怖を感じているわけですから

お化け屋敷に入って、『怖くなんかないさ~怖くなんかないさ~お化けなんていないさ~と歌を歌ってみたり、考えたりした時点で、

その感情の裏には表裏一体のようにして、”怖いという体験を”間違いなくしているはずです

 

〇〇のこと絶対に絶対に考えたりイメージしたらダメだよ?』って言われたところで、

言われたら言われるだけ頭の中はそのことでいっぱいになりません?

 

 スカーレットオハラから学ぶ認知行動療法でわたしが言いたいことは、

「Tommorow is another day」とは、ネガティブをやめてポジティブになろう

ということでは決してありません

 

ポジティブはネガティブより確かに多少マシかもしれないけれど

 ぶっちゃけると、究極はどっちも同じなんです

 

”怖い”の反対は”怖くない”

これは表裏一体で、どちらも共存しています

 

コインをイメージしてみると分かりやすいでしょう

100円玉の表だけが100円なのではなく、100円玉の裏だって100円に変わりありませんよね…?

 

ポジティブシンキングは100円玉の表だけを…

ネガティブシンキングは100玉の裏だけを…

頑張って見ようとしているようなものです

 

このことが分かると、

「Tommorow is another day」というのは、ポジティブシンキングになるということでは決してないということが分かってきます

 

そして、どちらかと言うと、コインの裏と表の両方を眺めながら、そのコインを上にポーンと投げる感じ

この感覚が掴めてくれば、認知行動療法はバッチリ身に付いてきていると言えるでしょう

 

この感覚、この到達地点を、認知行動療法ではメタ認知(MCT)や、脱フュージョンと言ったりします

そして、実はこの境地こそが、お釈迦様が到達した、”悟り”に近い状態であり、”無駄である”ことが分かった瞬間なのです

 

さらに言えば、この超重大な秘密が、日本の古神道、古事記や日本神話に隠されており、また、聖書にもばっちり隠されているのです

 

イザナミとイザナミが…どうだのああだの…

アダムとイヴが…ああだのこうだの…

 

だなぁんて、訳わかんない感じでうま~く擬人化されて書かれてますが、(というか敢えてそうしたのか?笑)

あれを人だと思って読んでいると、あれら極秘文書に(笑)隠された秘密は、全く見えてこないでしょう…

 

ちなみに、この手の話(古神道)のスペシャリストは七沢賢治先生です

七沢先生は、かの有名な、今は亡き船井幸雄さんが《三本の指に入る天才だ》と言わしめたお方だとか

 興味のある方は七沢賢治先生の書籍をあたってみてくださ~い

 

古事記や日本の古神道や聖書の話は、またいずれするとして…

ポジティブシンキングもネガティブシンキングもやめて、「Tommorow is another day」が究極です

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