ユング自伝1の、幼少時代、学童時代の章と読み進める内に、ユングって、自閉症!と感じる箇所がちらほら
ユングの幼少時代に、自閉症といった概念などはまだないけど、きっと今なら自閉症と診断されるだろうな
きっとユングは生きずらかっただろうと思う
ユングといえば、"石"の話しが有名
(ユングは、自分と"石"とのエピソードを、自伝の中でも幾つか語っている)
何故ユングは"石"にそれほど興味を持ち、"石"に惹かれたんだろう
有名なエピソードの一つに、石の上にすわっていたユングが、こんな事を思う
「私はこの石の上にすわっている
そして石は私の下にある」
けれども石もまた「私だ」といい得、次のように考えることもできた
「私はここでこの坂に横たわり、彼は私の上にすわっている」と
そこで問いが生じてくる「私はいったい、石の上にすわっている人なのか、あるいは、私が石でその上に彼がすわっているのか」
ユング自伝より~
このように、"石"と自分との妄想に、ユングは何時間もふけることが出来たのだ
物を擬人化したり、妄想の世界に入り込むところもやっぱりHSP気質
自分の中の独特の世界観と、外界と狭間といった生きずらさを抱えていたであろう中で、後世に名を残した精神科医であり、その真髄を築いたユングは本当に凄いなぁと改めて感じる