女性に多い、末端の冷え性
実は、胃腸の状態の関わっていたりします
わたし自身
栄養療法をして数年も経ちますが、
いまだに末端冷え性に悩まされることがあります
運動すると若干マシになるのですが、
運動をサボリがちな最近は
また冷え性に悩まされています
根本的なところが解決していないので
冷え性がなかなか治らないのでしょう
根本については、後半に…
今日は、末端冷え性と胃腸の関係
胃や腸が悪い人は冷え性になる!!!
ということについて
なぜ”冷え”が胃や腸と関係あるの?
大球性貧血
とくに末端の冷え性は、
大球性貧血という、赤血球が大きすぎて
細い毛細血管を通れないという
現象が起きているとか
おデブ赤血球で
細道を通過出来ないみたいな
感じです(笑)
赤血球が出来る過程で、
通常は適切なサイズになるはずが…
ビタミンB12や葉酸が不足していると、
適切なサイズになれずに
大きいままでストップ
おデブですから、
細い毛細血管を通過できません
赤血球のエネルギー源はブドウ糖命で、
自らを折りたたみ末端へ入るそうですが、
おデブ過ぎると末端に侵入できず
結果、酸素、温かい血液を運べず、
冷えが出やすいです
B12の吸収に関わる胃
つまり、
末端の冷え性がある方は、
おデブな赤血球になっている
可能性があります
おデブ赤血球の要因は
B12や葉酸不足でしたが、
B12は赤身のお肉に多く含まれ、
ベジタリアン・菜食主義者は
サプリメントなどで補っていない限り、
ほぼ欠乏するとか
よく言われていますね
完全菜食!!
こだわってベジタリアンなど
とくに偏ってもいない限り
欠乏することはないはずです
ところが、
B12が不足する要因がいくつかあります
そのひとつが、胃です。
B12は胃酸の力を借りて吸収されます
というのも、
まず胃酸や消化酵素が
タンパク質を分解し、
食品からB12が切り離されますが、
切り離されたB12を吸収していくには、
胃液の内因子と言われる糖タンパクが必要です
この内因子がB12と結合することで
無事に体内に吸収する流れ
内因子は胃の壁細胞で作られるので、
胃の状態も大事です
交感神経優位になり過ぎていたり、
胃で炎症があると
もしかしたら合成が低下しているかも?
萎縮胃を要チェックです
B12を再吸収する小腸末端
さらに、B12は体内で再吸収され
リサイクル(?)されます
この再吸収をしている場所が
小腸の末端
小腸で炎症が起きているなど
B12の再吸収が上手くいっていないかもしれません
とくに頻繁に下痢をしているという方
回腸末端部で炎症が起きているかも…🔥
B12の再吸収と甲状腺ホルモン
B12は小腸で再吸収される…
ということですが、
この再吸収には甲状腺ホルモンが関わっている
といわれ…
甲状腺機能が低下して、
甲状腺ホルモンの働きが悪い人は、
B12の再吸収が上手くいきません
甲状腺機能が低下しやすい人は
・欠食している人
・厳格な糖質制限している人
・ファスティングしている人
(その他の疾患も関係しているようです)
当てはまって、
冷え性がある人はちょっと注意です
さて、末端冷え性のあるわたしでしが、
色々と当てはまるところがあります
B12が不足している…
と言っても、
その背景に色々なことが絡んでいると、
単純にB12の食品を意識しただけ
では、B12不足が解消されない
ということになります
もちろんB12以外にも
葉酸が不足している
(アルコール常飲者は葉酸不足します)
葉酸代謝遺伝子がもともと良くない
などなど、
葉酸に問題がある可能性もあります
末端冷え性のある方は、
B12不足や葉酸不足に加えて、
それ以外の、
今日まとめた要因も
是非チェックしてみてくださいね
完全ベジタリアンの方は
赤身のお肉に抵抗があるでしょうが、
B12は植物性にはほとんど含まないそうです
しじみ、海苔などにもB12が含まれる
そうですので、
サラダに海苔を沢山トッピングして
食べるのはどうでしょうか?