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本日は、
低たんぱくな人ほど
脂肪肝になる理由
脂肪肝と聞くと、
油・脂の摂りすぎが良くないんだ!
と、イメージしてしまいますが、
脂肪肝の原因は
過剰な油だけに限りません
わたしたちは、
食事からエネルギーを得ていますが、
過剰なカロリーは
脂肪に変えて溜めこむことになります
炭水化物(糖質)の場合、
過剰に糖質(ブドウ糖)を摂ると、
肝臓や筋肉にグリコーゲンとして
一部蓄えますが、
肝臓には
それほど多くはストックが出来ない
というところがポイントです
ストックしてもなお余剰だと
余った糖は、
脂肪組織に中性脂肪として蓄える流れです
(内臓まわりにつけば内臓脂肪)
これがまさに肝臓につくと脂肪肝です
(お腹まわりにつけば皮下脂肪)
ブドウ糖と果糖の代謝経路は異なり、
果糖は(アルコールも)中性脂肪合成まで一気に進む
というマイナスな面があるそうな
つまり、果糖を沢山とると
中性脂肪として脂肪が沢山たまりやすい
と言えますね
たとえば、余りった糖が
肝臓に溜まれば
”脂肪肝”なわけですが
これらを運ぶのは、
タンパク質のトラックです
低たんぱくの人は、
せっかく溜めた(ため過ぎたとも言える)脂肪を
使いたくても、
タンパク質不足で
運びだせないということが起きてきます
食べていない人も
脂肪肝になるのはこのためです
果糖やアルコールは
とくに脂肪肝になりやすいということでしたが
果糖というと、
なんだか果物のイメージですが
お砂糖を摂ると半分は果糖です
お砂糖(ショ糖・スクロース)は、
ブドウ糖+果糖(グルコース+フルクトース)です
甘いものを食べ過ぎている
さらに低たんぱくがあると、
ためた脂肪を使うことも出来ずに、
どんどん脂肪肝になってしまいます
甘いものやお酒が大好きだけど、
たんぱく質はほとんど食べない
という方、
要注意です