コンビニおにぎり自家製おにぎり
血糖上昇対決の結果を前回まとめました
血糖上昇対決!コンビニVS自家製おにぎり
前回まとめた結果をグラフにすると、
わたしがせっせとこしらえた自家製おにぎりの方は血糖値の変動が緩やかであることが分かります
(採血)
コンビニ 青●
自家製 赤●
おなじおにぎりなのに?
なぜコンビニおにぎりは一時間で60も血糖値が上昇したのか…
その理由はおそらく添加物と思われます
しかし、裏を見ようとも、それらしき犯人は原材料表記には載っていない
血糖値が急上昇する理由のひとつはグルコース(ブドウ糖)
通常、複合炭水化物というのはブドウ糖がいくつも鎖のように重なっており(植物であれば”でんぷん”など)
それが体内で分解されて分子レベルを小さくしていく
だから血糖値の上昇も比較的緩やかです
が、甘い清涼飲料水に含まれるブドウ糖果糖液糖なんかは、字のごとくブドウ糖
口に入れたそばから分解の手間なくすでにブドウ糖(有難いやら迷惑やら?)
飲めばすぐにガクンと血糖値が急上昇するシロモノということになります
これと同じようなことがコンビニおにぎりでも起こるのには、
一見すれと分からない…お米の状態です
コンビニのおにぎりは時間が経っても硬くならないよう、安いお米でもふっくら美味しくたけるよう、
魔法がかけられているのです
この魔法はミオラなどと呼ばれますが、
某外食チェーン系、大量生産の必要がある食品業界では恐らく欠かせない存在だと思います
安いお米を見事に美味しく、ふっくら、安定して炊くことが出来るのですから
わたし自身、これと同じようなことをお肉でよくやります
それはたとえば安いお肉に玉ねぎのすりおろしや、自家製醤油麹などを加えてお肉を柔らかくする
これはお肉のタンパク質を酵素の力で分解して、柔らかく美味しいステーキになるようにしているのです
わたしがよく作る自家製醤油麹たちも、麹菌のついたお米を酵素の力で分解させてお米のブドウ糖やアミノ酸を引き出している
(とっても美味しい自家製麹が完成します)
ミオラの役割はこれと同じです
お米のタンパク質やでんぷんを分解する酵素なので、添加物としての表記義務はないみたい(?)
通常わたしたち人間が口でよく噛むことで消化酵素(プロテアーゼやアミラーゼなど)の力を借りて分解…、
噛めば噛むほど口のなかでどんどん甘味が出てくる(ブドウ糖になっていく)ものを、
その工程を化学の力でやってしまおうというわけです
さらに、お米の炊きあがりのムラ、べちべちゃ感までなくなるというのですから、
まさに願ったり叶ったりの素晴らしい製品と言えるのです
ミオラは酵素であることもからも、その他の添加物に言われる身体への害は一見するとないように思います
(肉用ミオラというのもあります)
トンカツ屋さんであれば、いちいちバルサミコ酢や玉ねぎ・リンゴのすりおろし液に漬けておく必要もなく、
魔法のお粉一振りで済む…
これはとっても楽でしょう
安いお肉やお米が美味しくなるってんで、
家庭でもこのミオラを買いたい使用したいと思う人がいるほどです
炊飯 ミオラ1kg【業務用】 | |
大塚薬品工業株式会社 | |
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肉用ミオラ500g | |
大塚薬品工業 | |
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業務用として発売されているそうですが、一般消費者もインターネットなどで誰でも買えます
ミオラに限りませんが、食品添加物には良い面もあり、開発者たちが悪者であるか?
というと、そんなことは決してないのは明らかです
大抵の加工食品に入っている乳化剤はまとまりにくいものを形成してくれたり、見た目を綺麗に見せてくれたりします
ただ、、このミオラ。
いくら時間が経てども美味しいとは言え…
安いお米が美味しく失敗なく炊けるとは言え…
この血糖値の急上昇の問題はどうしたものかと…。。。
これは消費者ひとりひとり、
個人の選択にゆだねられるところでしょう
市販のコンビニおにぎりと手作りおにぎりの
リブレを使った実験に関しては
こちらでも詳しく紹介しています
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