◇国内女子メジャー第2戦◇日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯◇登別カントリー倶楽部(北海道)◇6750yd(パー72)
日本勢の国内メジャー連敗記録を「7」で止めた鈴木愛。嬉しいときは満面の笑みを浮かべ、ミスをすると舌を出したり、天を仰いだりする感情表現豊かなプレーヤーだが、鈴木を知る人が口を揃えるのは“負けず嫌い”というその性格だ。
同じピン社のクラブを使い、優勝した鈴木を祝福するために表彰式へと駆けつけた大山志保はいう。「プライベートはすごく面白いけど、練習熱心で負けず嫌い。それに、『私が(海外勢の)連勝記録を止めたい』とか、ストレートに口に出すからすごいと思う。同世代だったらすごいライバル。強敵です」。
かつては、不動裕理の背中を見ながら、“どちらが最後まで残って練習するか”競い合って成長してきた大山だが、今では鈴木に「もう帰るんですか?」と言われるという。「『私は年齢が…。帰って休まないと(笑)』って。彼女は練習量がすべてですね。必ず最後までやって、体のケアもしっかりやる」と、かつての賞金女王も一目置く存在だ。
現在、篠原まりあを指導している南秀樹コーチは、鈴木を小学5年生から昨年まで育ててきた。南コーチが印象に残っているのは、鈴木が中学生のときに「エリエールレディス」の予選会に挑むために出向いたラウンドレッスンでの出来事だという。そのとき、南コーチが「65」という好スコアで回ってくると、「愛は、『先生の練習ラウンドじゃないのに!』って、泣くくらい悔しがっていた」という。
昨年、南コーチも帯同した海外メジャーの「全米女子オープン」で、鈴木は海外勢と比べて体力不足、技術不足を痛感した。それ以降、定期的なトレーニングも取り入れた。「それがあっての結果だと思う」と南コーチ。「文句は言うけど、徹底している(笑)」。貪欲な姿勢と強い精神力で、次々に課題を克服してきている。
最も近くで鈴木を見守る母・美江さんは「(5歳下の)弟とテレビゲームをやっても、負けるのがイヤ」という娘の性格に、なかばあきれ顔だ。「ゲームのゴルフでも、一生懸命ラインを読んで、18アンダーとかで回ってくる。あのー、ゲームですから…って(笑)」。“弟なんだから、少しは手を抜いてあげなさい”という母の忠告も、「無理!」というひと言で返されるのだとか。(北海道登別市/今岡涼太)
以上、GDOニュース
TV観戦していて、パットを外した時に動作を見ていて悔しがる姿を見て、負けず嫌いだろうなと思っていましたが、それだけでなく、練習も熱心なんですね。「私が外国勢の連勝記録を止めたい」と宣言していたこともすごい。
そして、海外勢と比べて、体力不足、技術不足を痛感しトレーニングを行っているらしいから、優勝すべくして優勝したと思います。
現代っ子にしては、根性がある女性? 現代っ子だから肉食女子?なのかも知れない。