[ニューヨーク 23日 ロイター] - 米国株式市場は反落して取引を終えた。原油価格の下落でエネルギー株が値下がりしたほか、アップル(AAPL.O)やインターネット交流サイト(SNS)大手のフェイスブック(FB.O)が売られたことも重しとなった。S&Pエネルギー株指数.SPNYは約1.3%低下し、S&Pの主要部門で最も軟調だった。
原油の増産凍結に向けて石油輸出国機構(OPEC)が来週開く協議を前に、対立するサウジアラビアとイランの間で合意に向けた進展がほとんどみられないとの見方から、原油価格が約4%値下がりしたのが背景。
フェイスブックは1.6%下落した。動画広告の視聴時間を60─80%過大に推計して広告各社に知らせていたとする米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道が売り材料となった。
アップルは1.7%値下がり。新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)7」の販売に対する懸念から売られた。
S&Pの主要11部門のうち9部門が値を下げた。S&Pハイテク株指数.SPLRCTは約1%低下した。
こうした中、短文投稿サイトのツイッター(TWTR.N)は21.4%急騰。身売りを検討しているとする報道が材料視された。この日の相場は下落したものの、S&P500種は週間ベースでは2カ月超ぶりの大幅な伸びとなった。米連邦準備理事会(FRB)が21日に金利の据え置きを決定。強気の相場を後押ししてきた低金利環境が維持されたことが好材料だった。
市場では、大きな株価上昇が続いたため週末を控えて利益確定の売りが出たとの声が聞かれたほか、「株価は引き続きゆっくりと上昇して行きそうだ」との見方もあった。
騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では下げ銘柄が上げ銘柄を上回り、比率は2.13対1だった。ナスダックも1.67対1で下げが上げを上回った。
米取引所の合算出来高は約63億株で、直近20営業日の平均である69億株を下回った。
終値前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 18261.45 -131.01 -0.71 18377.36 18383.76 18254.84 .DJI
前営業日終値 18392.46
ナスダック総合 5305.75 -33.78 -0.63 5327.43 5329.71 5301.63 .IXIC
前営業日終値 5339.52
S&P総合500種 2164.69 -12.49 -0.57 2173.29 2173.75 2163.97 .SPX
前営業日終値 2177.18
ダウ輸送株20種 7936.99 -26.13 -0.33 .DJT
ダウ公共株15種 694.24 -2.05 -0.29 .DJU
フィラデルフィア半導体 804.59 -8.92 -1.10 .SOX
VIX指数 12.29 +0.27 +2.25 .VIX
S&P一般消費財 633.09 -1.44 -0.23 .SPLRCD
S&P素材 297.33 -1.50 -0.50 .SPLRCM
S&P工業 499.77 -3.26 -0.65 .SPLRCI
S&P主要消費財 547.94 -2.78 -0.50 .SPLRCS
S&P金融 321.82 -2.25 -0.69 .SPSY
S&P不動産 204.56 +0.58 +0.28 <.SPLRCRE C>
S&Pエネルギー 497.27 -6.35 -1.26 .SPNY
S&Pヘルスケア 845.97 -2.93 -0.35 .SPXHC
S&P電気通信サービス 173.00 +0.64 +0.37 .SPLRCL
S&P情報技術 795.35 -7.72 -0.96 .SPLRCT
S&P公益事業 258.75 -0.33 -0.13 .SPLRCU
NYSE出来高 8.26億株 .AD.N
シカゴ日経先物12月限ドル建て 16630 + 60 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限円建て 16580 + 10 大阪比 <0#NIY:>
以上、ロイター記事
>原油の増産凍結に向けて石油輸出国機構(OPEC)が来週開く協議を前に、対立するサウジアラビアとイランの間で合意に向けた進展がほとんどみられないとの見方から、原油価格が約4%値下がりしたのが背景。
OPECという談合グループにより増産凍結をやっているが、サウジとイランの争いが原因で足並みが揃わない。
ただ、アメリカのシェールガス、オイルもあるため、石油の供給過剰であり、原油価格が下がることは自然の現象であり、日本のガソリン価格についても100円程度になっていいのだが、現在115円程度にある。まだまだ石油価格は下がると私は考える。