先日、テレビで、家庭料理の料理人である土井義晴さんが使っていた言葉が、「和魂洋才」です。
「日本人の魂を持ちながら、洋風の素材や文化も受け入れ、お互いを調和させ、成長させていく」という意味があるそうです。
かなり深い意味の言葉だなと感じました。
そして、近い意味の言葉に、「和洋折衷という考え方もあるけれど・・・。」と説明していましたが、日本人の魂を忘れないという
意味においては、「和魂洋才」の言葉のほうが、しっくりとくるそうです。
その話を聴いていて、「なるほど」と思いました。
「和洋折衷」という言葉は、結構、巷にあふれている気がしますが、何か私自身は、「お互いの良いところを引き出せていない。」という
印象が否めませんでした。
よく、結婚披露宴のお食事で「和洋折衷メニュー」などという記載を目にしたりしますが、あまり良いイメージが沸きませんでした。
「和風なのか、洋風なのか?」という答えのないものに納得できなかったからかもしれません。
しかし、「和魂洋才」と書かれていたとしたら、納得ができたかもしれません。「和風でありながら、洋風の食材も入っているんだな。」
という解釈もできるからです。
この「和魂洋才」という言葉。
当店の商品には、むしろこちらの言葉が相応しい気がします。
「完全な和風ではないが、日本人の和の魂を忘れない商品」
「洋風の文化や考え方も取り入れながら、和の心も忘れず、お互いがさらなる高みを目指す」
ちょっと堅苦しいですが、そんな考え方が、当店には相応しいのかもしれません。
料理という違った世界からでも、参考になる言葉は、色々とあるような気がします。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
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