【工芸品ショップ 泉亀(いずかめ)】の店主のブログ

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ろくろ細工の極意。

2015-08-10 10:00:00 | 銘木の豆知識と匠の技

稀少な銘木たちを巧みに加工して作られた「木製ボールペン」シリーズ。


当店が、何故、このシリーズを前面に出してプロデュースしようとするのか、

その理由のひとつをこちらでご紹介できればと思います。


以前にも、同じような記事を記載したと思いますが、工房などで匠にろくろ細工で加工した木製品を作ってもらうように依頼しても、

ほとんどの匠の方からは、「出来ない。」とやんわり断られます。


それぐらい、ろくろ細工を極めた匠を探すのは、なかなか難しく至難の業なのです。またろくろ細工の技術を習得しておられる匠は

数少ないと謂えます。


もちろん、地域性もあるかと思いますが、少なくとも、大阪近郊では、あまり聴きません。



そんなろくろ細工ですが、GWで、家内の実家に帰省した際、その歴史を少し勉強することができました。


各地に点在するろくろ細工の里のひとつと謂われる富山県の庄川町です。


此処は、庄川が流れているお陰で、物流の面で銘木などが集まりやすく、ろくろ細工が発展していったという歴史があります。


また庄川の川の流れを利用して水車小屋が作られ、その中でろくろを廻し、木製のお盆や茶碗、湯呑、サラダボールなどが加工されて

いました。








今は、電動ローターを回して、加工されていますが、ノミのあて方や強さなどで製品の良し悪しが決まってしまう難しい技のようです。





もちろん、同じように加工しても、銘木の材質のよっても製品の良さは左右されます。



当店の商品は、庄川での製品ではありませんが、同じように卓越した技を持つ匠によるものです。


同じデザインで、同じもののように見える木製ボールペンですが、ろくろ細工の技を極めた匠が、それぞれの銘木の材質を見極めて


銘木の良さを最大限に生かすような加工を施しています。





「同じものばっかり、こんなに仕入れて・・・。」 色々な人からよく言われる言葉です。特に家族から・・・。


でも微妙に、それぞれ違うんです。銘木の材質はもちろん、杢目も色合い、雰囲気も。 それぞれがオンリーワンなんです。 


是非、皆様がご自分にあった「木製ボールペン」に出逢って頂ければと思います。


【木製ボールペン 商品カテゴリーページ】

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