先日、買い物をしようと、あるお店を訪れた時のことです。
店先に商品陳列用のワゴンがあり、その横に商品POPが貼ってありました。
「へぇー、この商品に力を入れているんだな。」と思ってみていると、その横にまたパネルが貼ってありました。
そこには、大きな文字で「防犯カメラ作動中」と表示されていました。
たしかにそのパネルの近くに防犯カメラが設置されていました。でも何だか、自分が疑われているような気持ちになって、
あまり気持ちの良い感じはしませんでした。
おそらく、盗難防止や犯罪抑止のために、やむを得ず、そのように表示したのだと思いますが、「もっと心地良い店づくりが
できないものかな。」と残念な気持ちを抱きつつ、その店で買い物をしました。
その後日、今度は、郊外のイオンモールへ行く機会があり、大型店舗では、どんな防犯をしているのか参考に探してみました。
すると、かなりの数のカメラが設置されてはいるのですが、勉強になったのは、その表示方法です。
「安心カメラ作動中」と表示してあります。「防犯」ではなく、「安心」と表示したところに工夫を感じます。
「安心」と書かれると、こちらも安心して買い物が出来ますし、嫌な気持ちにもなりません。何だか「優しく見守られている」
という印象を受けます。
目的は同じでも、表現や言葉の使い方によって、相手に与える印象は、かなり変わるんだと思い、良い勉強になりました。
【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト
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