ここに来てXクラスフレアが連発して、コンディションは不安定な様相ですね。
昨晩からの仕事から先ほど帰宅したところで、CQWWの様子はどんな感じなのかと興味があります。
だんだんと日が短くなって来て、アパマンハムの私としては嬉しい時期の到来です。
というのも、暗い時間が長くなって、大きなアンテナを長時間セッティングできるからです(笑)
そんな事で、今日は午後から冬用エレメントの整備に精を出したいと思います。
さて、本題の移動運用記。
今回は本命のスクリュードライバーアンテナ、SD-330のレポートです。
結論から言いますとやはりこのアンテナ、秀逸かと。
少しだけ数式を入れて接地技術の話も交えようかと思いましたが、今回も経験上の話としてまとめたいと思います。
上の写真は6mのポールの先端にSD-330をセットした時のものです。
この状態で、長さ適当のカウンターポイズと1/4波長のラジアルを比較してみましたが、
① 長さ適当のカウンターポイズ(本数は100本弱)・・・・・同調する周波数と出来ない周波数があって、ローバンド優位の印象。
② 1/4波長ラジアル・・・・・同調し難かったハイバンドでも同調可能に(リアクタンスも結構少なめで数Ω)
給電点を持ち上げるのならば、1/4波長に合わせた「ラジアル」が良いことが分かりました。
もちろん、運用周波数によって最適な地上高が存在しますが、いずれにしても適当な長さのカウンターポイズがたとえ100本あっても、「エレベーテッドカウンターポイズ」はあまり有効ではないという事を体験できました。
エレベーテッドにするならば「ラジアル」
次に、給電点を思いっきり下げて、約100本のカウンターポイズを放射状に展開してみました。(給電点:0.6m)
エレメントも超軽量極細アルミパイプを抱かせて、エレメント長2.5m、コイル部分を含めて約3mとしました。
さながらDXペディ風に。
これが正解でした!!
周囲に車両や建物があって、制約された条件ではありましたが飛ぶし、聞こえる!
決して、SD-330の会社の関係者ではありません(笑)
(VK9DLXペディ、599+で入感中)
この形態は全ての周波数でSWR、リアクタンス等の成分がすべて満足いく値でした。
「酒」メインのため、ふたりともDXペディのBGMで大満足でしたが、それでもちょっとだけ運用してみました。
実績は・・・・・
5W1SA 18MHz
EW8O 21MHz
LU1YT 18MHz
W1AW/KH0 21MHz
4W/G3ZEM 18MHz
VK9DLX 18MHz, 10MHz
数こそ少ないものの、地上高60cmの短いアンテナからでも世界中に飛んでいきました。
何よりも上記のQSOは全て短時間でパイルアップを抜けてのQSO。
海岸の水際、水田の真ん中、草原・・・・こんな場所での同一形態での運用を実現してみたいと意気込んでいます。
おそらく ”飛ぶ! 聞こえる!!” でしょう。
” 放射状の多数のカウンターポイズを展開する場合は、給電点を低くしてやる方が調整も楽だし、打ち上げ角も低くなってDXに有利 ”
これが正しいのかどうか分かりませんが、少なくとも今回の移動運用では得難い経験をすることができました。
ふたりでにんまりとしながら、「DXペディが給電点低くして放射状にしているってこういうことか!」と納得
ブロ友さん、次回の実験計画を練りましょうね