非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC

ベランダアンテナから世界に電波を。目指せDXCC HONOR ROLL! 
理論良く分かりませーん!

海岸移動実験(運用編)

2014-11-05 20:13:00 | 移動運用

セッティングは首尾よくいきましてひと安心。

さっそく各バンドを測定してみました。

SWRとリアクタンスのみですが、以下のとおりの結果となりました。

【オリジナルエレメント】

(BAND) (SWR) (X)

40M  1.17  -6.6

30M  1.03   0.4

20M  1.13  -5.2

17M  欠測

15M  1.14  -4.5

【延長エレメント(2m)】

40M  1.16  -5.7

30M  1.18  -6.1

20M  1.12   1.2

17M  1.05   0.1

15M  1.27  11.0

このような結果で、数値的には良好です。 オリジナルエレメントの17Mの欠測はただ単に計測忘れです。

数字だけ見ると短いエレメントでも長くてもそれほど大差はありませんね。

 

 

計測をひととおり終えて実際にワッチしてみました。

これは

聴こえますねー。

ちょっと大げさな言い方をすると、自宅で聴く7MHzの国内QSO並みに14MHzでFT4TAに群がるEUが聴こえます。

その他、14MHz、18MHzで南米、21MHzで南太平洋方面が、掛け値なしで強力。

調子に乗ってFT-817を1ワット出力にして、21MHzでパイルになっていたT88ZDを短い方のエレメントでコール。

2回目のコールでピックアップされました。

向こうは文句なしの59++、こちらの信号は55を日本人オペレーターから頂きました。

FT4のような怒涛のパイルではありませんが、それなりのパイルで国内から呼ぶ局が多数聴こえる状況でしたので嬉しかったです。

その後、5W0AFも59++で入感していましたのでコールしてみましたが、こちらは10回ほどコールしてダメでした。

もう少し腰を据えればピックアップされた気がします。

これで5m以上の釣竿エレメント+もっと長い(または適切な長さの)ラジアルまたはカウンターポイズにつないだら・・・・・・

とにもかくにも、自宅で聴く信号とは強度の違いもさることながら、信号の腰の強さ、太さというのが際立っていました。

【番外編検証】

7MHzに同調させたままたまたま3.5MHzを聴いてみました。1エリアの局のラグチューがS7~8で良好に入感。

昼の明るい時間に3.5MHzで他エリアの局が強力に入感するというのは、違和感があります(笑)

そこで、余っていた線材をつなぎ合わせて20mに。

これをグランド側ではなくSD-330のエレメントに接続。

中波BCLしてみました。

若者が言うところの「これヤバい!」

20mのエレメントは当然のことながら、砂浜に這わせることに。先端を海側にしてみました。

真昼間からなんとなんと琉球放送が聴こえるではありませんか (ちなみにこちらは2エリアです)

SD-330のコイルを操作して1000KHzでどこまで同調できるか試してみましたが、地べたに直置きのエレメントと5mのグランド線の割にSWR4.0を実現できています。

そのままダイヤルを動かしていきます。

北海道から九州までローカル並みに聴こえるんです。

北海道も九州もリグのSメーターで9オーバー。

【まとめ】

SD-330の潜在能力を引き出すロケーションなのかも知れません。

アンテナ<ロケーションなのでしょう。

今後の検証予定は・・・・・・・

① エレメント延長したら?

② 最適ラジアル長は?(1/4λベスト? 波長短縮率を考慮すべき? ランダム長が良い?などなど)

③ もっと海面近くにアンテナを設置したら? (今回は波打ち際から50m以上離れています)

近いうちに検証してみようと思います。

いずれにしてもSD-330は前回の清里移動でもそうでしたが、地表付近の設置でも良好に動作してくれるということが分かりました。