海と緑とこどもたち HONDA ECOACT

地域にこどもたちと自然とのふれあいの場をつくろう!

久々のブログ カワラバッタ調査とトンボセンサス

2013-08-03 15:21:08 | トンボ

 プロバイダーがトラブルにあったあおりでブログの更新が10日ほどできていませんでした。
 久々のブログです。
 この間、浜寺公園のボランティア連絡会議、淀川環境委員会、カワラバッタ調査、ユニトピアささやまの里山再生活動、浜寺公園夏休み特別行事、浜寺公園実験区草刈り、トンボセンサスといろいろしましたが、浜寺関係は浜寺公園自然の会のサイトの「こんなことしました」に、淀川環境委員会はほかでメモを書きましたのでここでは書きません。残りについて簡単な紹介を。
 カワラバッタ調査は今年は生息場所の地形を調べることにし、手持ちのレーザ距離計でチャレンジしました。Iさんに来てもらっていろいろ指導してもらいましたが、昔測量の勉強をしたのにいろいろ忘れてたことに気づかされました。しかし、測量すると地形をよく観察していままで気づかなかった流れの跡に気づくこともできました。
 トンボセンサスも試行錯誤しながらですが、少しづつ要領がわかってきました。先日入手したセンサス用の双眼鏡は動く対象を追うにはいいです。しかし、4倍ですので、細かい模様を判別するのは難しいです。図鑑にあるような捕まえた状態での判別法ではなく野鳥観察のように動く対象をパターンなどで見分ける方法が必要です。
 特に難しいのが赤いトンボです。赤いといっても真っ赤ならば簡単ですが、この時期の肉色のトンボがアカネ類なのか、未成熟のショウジョウトンボなのか、ウスバキトンボなのか遠くを飛び回っているのを判別するのはなかなか頭を悩ませます。
キイトトンボ
130802

カワラナデシコ
130802_3

ヒメギス
130802_5

ショウジョウトンボ
130802_4

ちなみに今回の写真は新しく入手したカメラで撮りました。以前使っていたニコンのスナップ用カメラが壊れてしまい、新しいのが必要になったのですが、どうせならコンパクトデジカメで一番性能の良いものにしようと思い、いろいろ検討した結果LUMIX TZ35にしました。特にピントが数年前と比べてかなり進化しているように思います。また望遠は20倍ですが、超解像iAズームというのにすると40倍です。ネオ一眼とあまり変わらなくなってきています。


奥の谷棚田のトンボ

2012-07-22 00:17:46 | トンボ

 先日からはじめた水田のトンボセンサスを富田林市奥の谷で行ってみました。ここは、休耕田が多く、稼働中の水田は3割ぐらいですが、それでも最多はオオシオカラトンボでした。湿地環境ではハラビロトンボが、池ではコシアキトンボとチョウトンボが特徴的に見られました。

 オオシオカラトンボはほとんどがオスで、これも何か理由がありそうです。データを蓄積していけば水田タイプ別に特徴的なトンボが浮かび上がりそうです。

池で見られたクロイトトンボの産卵

120721

池で見られたモノサシトンボ

120721_2

湿地付近に多いハラビロトンボ(これは♀)

Harabirotonbo


平地部の水田のトンボ

2012-07-02 19:33:45 | トンボ

 棚田ではオオシオカラトンボとの出会いが多かったのですが、平地部ではどうかということで、平城京の北にある水田を見てきました。結果、コシアキトンボが多かったです。それからショウジョウトンボ、チョウトンボ、シオカラトンボ、そしてギンヤンマ?(クロスジか確認できず)が飛び交う。

 で写真はトンボのものがなくて、アオコの写真。コシアキトンボのたくさん見られた水田付近のため池ではアオコもしくはアカシオ?の発生が見られました。

Photo_4

 おしまいにネジバナの写真。夏ですね。

Photo_5


トンボセンサス

2012-06-25 23:59:10 | トンボ

 野鳥の量的な把握を行うためのセンサスという調査手法があるが、同じような方法でトンボに応用する考え方がある。この手法を学んでみようということで、奈良北部の高山から山田川流域でトンボセンサスを試してみた。

 その結果、放棄田の多い谷ではシオカラトンボとハラビロトンボが上位、山田川沿いの段丘部の棚田ではハグロトンボが優占でついでシオカラトンボ。センサスはしなかったが、谷上部の棚田(放棄されていない)ではオオシオカラトンボとハラビロトンボが多かったように思います。また、農業用水路ではオオシオカラトンボのオスが多数いるにもかかわらずメスは全く見かけないというのも観察できました。条件の悪い環境に未熟なオスが追いやられているのでしょうか?

 山田川沿いのハグロトンボは雑木林の中でたむろしており、今後成熟とともに山田川に降りると思われます。棚田のトンボはオオシオカラとハラビロかな?もっとセンサスしてみよう。

オオシオカラトンボ♀

120624_2

オオシオカラトンボ♂が群れていた用水路

Photo_3

ハグロトンボ

120624


サラサヤンマ

2012-06-13 09:33:13 | トンボ

 少し前の写真なんですが、里山でみつけたサラサヤンマ、絶滅危惧種に指定されていますが、現地では棚田沿いに何個体も見ました。棚田の半分以上は休耕田または放棄田です。

 サラサヤンマやシオヤトンボ、ヒメアカネなどをいわゆる「里山地域」で確認するんですが、放棄された水田や里山で確認した場合はたして里山の昆虫と言い切っていいものかどうか?悩みます。

120527