だまし絵でこんなのがある。モノクロの絵で白い部分が何かの図柄になっている・・・とよく見ると反対の黒色の部分も別の図柄になっている。両者を同時に認識することは難しい。
野生生物の現地調査を行うとき、ナチュラリストは生物が住む豊かな自然を調べる。生物がほとんど見られない場所をわざわざ調べることはない。
しかし、ある日思った。「豊かな自然」のまわりにあまり生物が見られない広大な土地が広がっているのではないか。そしてその面積は日に日に増大し、負の影響力も拡大している。そして、思いついたのです。無生物地図(実際にはそんな場所はないから生物の種類相や個体数のレベルの低い土地の分布図)を作ってみたら、今までと違うものが見えてくるのでは?と。
昆虫の先生にこの話をしてみたら「だれがやるかですね。」とのこと。ナチュラリストは半分趣味でもあるからそんな退屈なことはできないのだろう。実は私はセキレイでそれをやった。このアイデアでもう少し展開を考えてみよう。